小さな小さな少女を包み込んでしまうほどの大きさで、彼女にとっても大切なものだった。
しかし、少女はその大切なものをいらないといった。
それだけではなく、彼女の所有物全てが要らないといった。
一体何故?
*スポンサー:天童魔子さん(ネタ提供ありがとうございます!)

少女と彼女は同じ人物ですか?

イエス

「彼女の所有物全てが要らない」の「彼女」とは、問題文の少女のことですか?

イエス

(最後の1文を読んで)言葉遊びますか?

ノーです

大きなぬいぐるみは着ぐるみですか?

ノーです

「その大切なもの」とは大きなヌイグルミですか?

イエス

少女以外に重要キャラはいますか?

イエス! [良い質問]

ヌイグルミが原因で彼女は他の所有物がいらないといいましたか?

ノーです

少女は「自分の所有物は何もいらない。だから代わりに……」と、代わりに何かを望んでいますか?

イエス! [良い質問]

8より、少女は身の安全を望みましたか?

ノーです

6,8より。少女「私の所有物は何にもいらないから、代わりに6の重要キャラを助けて!!」ですか?

わずかにかすりましたが、ノーです。

小さな小さな少女 と 彼女 は同一人物ですか?

イエス

そのぬいぐるみが大事な物だったのは、6の重要キャラに貰ったものだったからですか?

イエスです。

6の重要キャラは、少女の家族ですか?

イエスノー、家族とヌイグルミの送り主が重要です。その他も大勢居ます。 [良い質問]

彼女の所有物全て合わせると大金になりますか?

イエス! [良い質問]

少女は6の重要キャラを恋愛的な意味で好きですか?

イエス!少なくとも大切な人物でしょう。 [良い質問]

少女は死にますか?

ノーです

8,14より。少女の望みは自分の所有物を売ってできた大金を、大切な人たちのために使うことですか?

ノーです

少女以外の重要キャラは治療可能な病気ですか?

ノーです、病気ではありません

少女は誰かを助けたいですか?

ノー、すでに遅いことを知っています。 [良い質問]

14より。少女は所有物を売ってできたお金で、何かを買いたいですか?

ノーです。あっても意味がない、と思っています。 [良い質問]

6の重要キャラは夢がありますか? [編集済]

ノーです。

舞台は現代日本で成立しますか?

ノーです。ただし、今後ありえる可能性は… [編集済] [良い質問]

すでに亡くなった人物はいますか?

イエス!と言うか殆どが… [良い質問]

22より。SFますか?

ノーです

14より ぬいぐるみはお金に換えますか?

ノーです。ヌイグルミにはさほど価値はありません。

時代背景は重要ですか?

イエスノー、数十年以上前なら実際にありえるでしょう。また、現代日本は成立しないはず「でした」。 [良い質問]

23より。全世界の人類はほぼ絶滅しており、一人生き残った少女が、所有物なんて何もいらないから誰かにこの寂しさを何とかしてほしい……と思っていますか?

めっちゃ拡大解釈されてますが、いいでしょう正解! [正解]

何もいらない=少女は死にますか?

ノーです
解説めちゃくちゃ長いです。

26より 戦争で空襲にあいましたか?

イエス! [良い質問]
彼女の周囲では戦争で次々人が亡くなっていく。
それに反して彼女は相続を繰り返し、孤独な富豪になってしまった。
彼女の命の恩人がくれた大きなヌイグルミを特に大切にしていたが、その彼も戦争に行ってしまった。
彼女が欲しいのはヌイグルミでも家でも金でもない。
人の愛情だった。
彼女の全ての財産を捨てても、愛する人さえ居てくれればそれでよかったのに…。
そう、思った。
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自らを死神だと名乗る少女。
父親が、戦争に取られた。
戦死の報告を受けた後直ぐに、母や祖父母、親戚は勤務先の工場への空襲により命を奪われた。
家族だけじゃない。
友人が、知人が、彼女の大切な人が全て、ただの肉塊になったのを、幾度となく見てきた。
だのに、まだ彼女は生きていた。
身体は無傷で生き続けていた。
その分、心はいびつにゆがんでしまっていた。
「私の周りに居た人はみんな死んだ。私は死神だ。私なんて死んだほうがましだ。」
そんな事はない、といって彼女のそばにずっといてくれた少年。
彼は少女に大きなヌイグルミをプレゼントした。
いびつではあるが、寂しさがまぎれるから、といって少年が古着などを使って作ってくれたものだった。
幾度となく彼女の豪邸を訪れる少年に、いつしか少女は恋をしていた。
しかし、少年にも招集がかかった。
彼女のそばから居なくなってしまった。
また独りぼっちになった少女。
思ってもいない悪態が付いて出た。
「だからヌイグルミなんていらないって言ったのに。だからヌイグルミなんていらないって言ったのに!!」
大きな家の片隅で、小さな彼女の身体を包み込むような大きさの熊のぬいぐるみに、彼女は体ごと顔を埋めて泣いた。
「やっぱり私は死神だ。みんな、みんな私が殺したんだ。」
泣いて泣いて泣いて、泣きつかれて、眠ってしまった。
少女は起きて思う。
大きな家も、沢山の遺産も、何も、何もいらない。
大切な人と平和に幸せに、暮らしたいだけなのに、何故私はそれを許されないの?と、切に願った。
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