あるときからね、呪いがかかったんだ。
朝になって外に出れば、沈黙の呪い。
夜になって家に帰れば、憎しみの呪い。
憎しみの呪いっていうのはね、人を憎んでけなす言葉が後から後から出てくるってことさ。
みんな呪いに苦しんでたんだけど、ある日祝福が与えられた。
憎しみの呪いが解けたんだ。
それからは、本当にひさしぶりに――
折に触れて、人を愛して褒める言葉が人々の口に上るようになったのさ。
まさに神の恵みに感謝、だね。
え、今はどうしてるかって?ある日呪いが全部解けて、昔のように、みんな楽しく暮してるよ。
あ、でも、
『ひどい日々だった。……中でも“人を愛して褒め”ていたことはな。二度とあんなことはしたくない』
――そんなことを言ってるようだけどね。
え?人々はいったいどうしちゃったんだって?
わからないなら、当てておくれよ……この人たちになにが起こったか。うふふ。うふふふふ……。
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SPはノックスRさんにお願いいたしました。
ご丁寧な指導、本当にありがとうございました!
前問のシクジリを踏まえ、保護司付きの4問目です。
「善男善女」は、人間ですか?
Yes
「呪い」は現代でも起こりうることですか?
Yes 日本では起きないでしょうが…… [良い質問]
「中でも人を愛して褒めていた」の中でもは、家の中でもの意味ですか?
YesNo 「ひどいことが多かった中でも」の意味です。 なお、家の中の話です
『今は呪いが全部解けて』とのことから。最初に憎しみの呪いの方だけ解けて、その後、沈黙の呪いが解けたということですか?
Yes ちょっと答えるのが難しいですが。 (ミスリード注意……ですね、やっぱり)
沈黙の呪いについて文句を言っていた人々はいるのですか?
YesNo 沈黙の呪いはみんなイヤであったことは間違いありません
2より。非現実要素はありますか?
No! まったくありません! [良い質問]
祝福は、何かを具体的だ形を持った物として、人々に与えられましたか?
これは難しい質問です! でもYes! ミスリードものすごく注意!
「人を愛して褒める言葉」が出るという現象は、あくまで人を褒めるものであって、ほかの動植物は褒めないですか?
Yes。 あくまで「人」です。 [良い質問]
登場人物は「善男」1人、「善女」1人ですか?
No! 善男善女はいっぱいいます!そして…… [良い質問]
人を愛して褒める、というのは、そういう演技をしなければならなかったということですか?
Yes! GJ! [良い質問]
10より。問題文の国は、独裁国家ですか?
Yes。 まとめてください! [良い質問]
9より 「善男善女」は婚姻関係にありますか?
YesNo そういう人たちもいます。
戦争は終わったけど、敗戦国が戦勝国を褒め称えねばならなくなった、ということですか?
No そうではないのです
内戦を終わらせた指導者が独裁者になってしまったが、長い時間を経て独立を取り戻したと言うことですか?
YesNo? 「ある日呪いが全部解けて」というのは、独裁者が打倒された日のことです。 [良い質問]
11より。独裁国家ゆえに、外では余計なことが喋れず、その国の権力者を愛して褒める振りをしていたけれど、あるとき独裁国家を仕切っていた指導者が失脚したので、そういったことをする必要がなくなりましたか?
Yes、ほとんどOK! あとはもうひとつの要素だけです! [正解][良い質問]
ある国が「指導者を神と称える独裁国家」に占領され、指導者をひたすら褒めなければならない状況に追い込まれたが、それからなんやかやで解放されたので、「独裁者をほめなきゃならない期間はつらかった」ですか?
Yes、これもほとんどOKです! あとひとつ! 「祝福」の正体は?! [正解][良い質問]
16に追加 祝福の正体は、いままで国の政権をとっていた人物の悪政から解放された、ですか? [編集済]
No 10も参照。
祝福とは、レジスタンスのリーダーのような、独裁国家の権力者に逆らう人間ですか?
Noです! 祝福は、人々にとってちっともいいことではないのです!
祝福とは、独裁国家が配った盗聴器のような存在ですか?
Yes! 15、16とあわせ、正解です! [正解]
祝福は、独裁国家に家の中の会話を盗み聞きされていないかどうかを確認するための、盗聴器を探す機械ですか?
Yes……と思ったら、ちょっと違うでしょうか?盗聴器そのものなのです。 [良い質問]
祝福とは、戦時中の四人組のような、相互に監視し密告するシステムですか?
それでも成立しそうですね。 [良い質問]
外に出ると、下手なことを言って連行されるのを防ぐために、必要最低限のこと以外には口をつぐんだ。
しかし、家に帰ると、独裁者の悪口・批判は途絶えることがなかった。
そんなある日、逮捕者が出る。自分の家で独裁者を批判したために。
このことから、国民の家々に盗聴器が隠されていることがわかった。
やむなく、家にいるとき、独裁者への賛辞を時折つぶやくことが習慣になった。
政権が倒れた後、自分の家でも言いたいことが言えなかった時期のことを皆は腹立たしく思い出したのだ。
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