「これ、絶対おかしいよね?」と言う息子に、父は静かに「間違ってないよ」と言いきかせた。
そのときは、息子は父の言葉を理解しきれなかったが、
それにも関わらず、数日後、息子は父の言葉をありがたく思った。
なぜだろう。
【ウミガメ】
誘導がんばります。
そのランキングには、全部の都道府県が、一位から四十七位まで書いてありましたか?
はいいいえ。 全部の都道府県は書いてありました・・・が。 [編集済] [良い質問]
甲子園に限らずなんらかの都道府県ランキングでも成立しますか?
はい? 可能性としては「はい」ですが、これが成立するランキングを、他に私は知りません。
ランキングには事実とは異なることが書かれていましたか?
いいえ。 [良い質問]
1より、北海道とかは東西に分かれたりしますが重要ですか?
いいえ。
1より。どの都道府県も、順位が同じでしたか?
同じません。
3より 息子が父の言葉をありがたく思った理由は、自分が間違っていたことに気付けたからですか?
いいえ。
資料は2015年7月現在のもので成立しますか?
はい。
6より 息子の言い分は間違っていましたか?
はい。 [良い質問]
息子は試合回数に対して勝利数がおかしいことに疑問を持ちましたか?
いいえ。
最終的に息子は父の言葉を理解しきりましたか?
はい。
1 都道府県ではないものがランキングに乗っていましたか?
はい。 [良い質問]
困った時にご参照ください。
息子は都道府県に関する知識を持っていますか?
はい。
息子が父の言葉をありがたく思った理由は、誰かを傷つけずに済んだからですか?
いいえ。
テストは重要ですか?
はい! [良い質問]
気をかけてあげてください。
11より。国名が載っていましたか?
はい! (※ミスリード注意) [良い質問]
父の職業は重要ですか?
いいえ。
勝敗数より勝率が優先されていることに、息子は疑問を持ちましたか?
いいえ。
父は今、生きていますか?
はい。
15より、日本の植民地支配した国名が(朝鮮とか)が載っていて、テストにそれに関係した問題がでてラッキーですか?
父のことが解明されていませんが、いいでしょう! 正解です! 解説にまいります。 [正解]
15より、中国は関係ありますか?
はい。
琉球王国が載っていましたか?
いいえ。
ヒントより 父は15の国の出身ですか?
いいえ。
父の言葉がきっかけで、テストの成績で(息子が勝手に思っていた)ライバルのラテ夫君に勝てたから。
【長文解説】
順を追って説明してまいります。
まずは、息子が「このランキングがおかしい」と思った理由から。
このランキングには、「現在、日本領ではない地域」の成績が含まれていたからです。
具体的には、満州、台湾、朝鮮の学校の成績が含まれていました。
(ちなみに、息子が見せた「ランキング」は、この大会に大きく関わっている新聞社が実際に発表しているものを、プリントアウトしたものでした)
そして、父が息子に言いきかせたこと。
それは、「ランキングが間違いではない」ことと、それ以上に重要な日本がたどってきた歴史についてでした。
日本がかつて、これらの地域を支配下においていたこと。これらの地域の学校には、一時的に「夏の甲子園」の参加資格が与えられていたこと。そして、日本は大戦に破れ、現在に至っている、ということ・・・などを、父は息子に言いきかせました。
最後に、なぜ息子が父の言葉を「ありがたく思った」のか。
息子は、数日後にテストをひかえていました。父の話を聞いた息子は、「そういえば、次のテストって、こういった話からも問題が出るんじゃなかったっけ? (高校野球の話はさすがにでないだろうけど)」と思い出したのです。「パパの話は、よくわかんないところもあったけど、まあまあ面白かったし、このへんを、ちょっとだけしっかり勉強してみようかな」と、勉強に意欲を持ちだした息子なのでした。
そしてテストの日。息子は、勉強の成果を遺憾なく発揮しました。すると、テストでいつもあとちょっとのところで勝てなかったラテ夫君に、僅差で勝つことができたのです。息子は大喜び。そして、この喜びのきっかけは、間違いなく父の話だったので、息子は父の言葉をありがたく思ったのでした。
息子は、仕事から帰ってきた父に「パパー! パパのおかげで、テストでいいことあったよ!」と元気に報告したのは、言うまでもありません。
・全部の都道府県が書いてあるはずなのに、「おかしいランキング」に見える、とは?
・都道府県以外に載っていた「国名」とは?
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・父は息子に言い聞かせました。
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・テストが重要です。
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