君たちの世界でいうところのファンタジーな世界で彼女と二人で冒険者をしている。
前回(http://sui-hei.net/mondai/show/15824)は君たちの世界にもいるかもしれない、盗賊ってのを紹介したんだが・・
今回は絶対にいないと断言できる。なにせ・・今回はドワーフ、亜人ってやつだ。
まあ、亜人っていっても色いろあるんだが、彼らドワーフってのはだいたい身長が俺たち人間の6~7割の種族だ。
あ、でも小人ってのとはまたちょっと違ってな。分厚いんだ、色々と。腕なんかオレの太ももみたいな太さのやつまでいる。
体重で言えばオレよりもはるかに重い。そんなずんぐりむっくりした連中だ。
彼らの一族は大地の精霊力とやらが強いらしく、山や地下に坑道を築いて石炭や鉄、それに宝石なんかをほって生活している。
で、掘り出した鉱石で鍛冶をやっている奴も多い。
まあ、そんな彼らも鉱山を掘り尽くしてしまったりして新たな鉱山を探す、などの理由で冒険者として旅をすることがある。
そんときはやっぱり、その分厚い体躯と筋力、それに自分で鍛えた自慢の武具を活かして重戦士として活躍することが多いな。
さて、それを踏まえて・・今回の話を聞いてもらおうか。
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あれは、前回盗賊の話で紹介した盗賊王のねぐらだった遺跡都市の地下水道ダンジョンに潜って一儲けした後の話だ。
さんざん飲み明かして路銀も心もとなくなってきたんで、さて次の冒険に行こうと潜る場所の算段をしていたんだが・・
計画してみるとどうしても人出が足りていない。
まあ、魔法使いに僧侶、盗賊にオレ、剣士と一通りの役割は揃ってはいたんだが
どうも今回は俺のような肉体派がもう一人くらい必要そうだったんだ。
そんな時、一人のドワーフが自分も仲間に入れてほしいと話しかけてきた。
見てみると筋骨隆々で、自分で鍛え上げたという自慢の戦斧や鎧も見るからにゴツイ。
歴戦の重戦士でいかにも頼りになりそうといったいでたちだったんだが・・
オレは彼の申し出を断った。
なぜだかわかるかい?
※カメーオは、先に上げた過去問(+その他オマージュなど において登場した人物です。
今回はカメーオの口調で回答いたしますが・・カメーオは理由を知っているため・・
内容は普通のウミガメです
関係するドワーフの特徴で、「それを踏まえて」より上の文以外の特徴は考えてなくて大丈夫ですか?
Yes なくても解けるとは思うが、ヒントにはなるかもしれんなぁ [良い質問]
ダンジョンの出入り口の大きさから考えて、ドワーフの体の厚さだと通るのが難しいですか?
Noだぜ。
磁場の強い洞窟なので、金属の武器防具はデメリットですか?
Noだぜ。
登場人物は石橋君と木梨君ですか?
No。 あーはるか東方で見かけた忍者と侍がそんな名前だったかなぁ・・ってねーよw
ドワーフの装備込みの重さは関係しますか?
Yes だぜ。 [良い質問]
申し出てきたのがドワーフと同じ体型の人でも断りますか?
YesNo ある程度は条件によるぜ。
ドワーフのサイズは重要ですか?
No サイズそのものは重要ではないんだ。 [良い質問]
申し出を断ったのは、いでたちが理由ですか?
ある程度Yesだな 5のとおりだ。
ドワーフの風貌は重要ですか?
同上 でいいかな?
ドワーフを雇うと高くつきますか?
Noだ、雇用費の問題では無いぜ。まあ、「高くつく」言い回しにはよるが。
重いメンバーがいると危険ですか?
No 危険ではないんだ。 [良い質問]
次の冒険先へは船に乗って行きますか?
Yesだ! [良い質問]
船が沈んでしまいますか?
No さすがにそこまでではないんだが・・ [良い質問]
筏で移動する予定ですか?
YesNo 一応、船の予定だ [良い質問]
ドワーフは泳げませんか?
YesNoそこは重要じゃないんだ。
ドワーフを乗せると船の積載量が重量オーバーになりますか?
No オーバーしたら沈んでしまうしな。だから・・ [良い質問]
燃料費が高くつくからですか?
No 燃料はないな。人力で漕ぐつもりだったしなぁ
12、13より 次の冒険への渡航の際に重量で船の値段が変わりますか?
Noだぜ
船が重量オーバーにならないように装備を外したドワーフでは、雇う価値があまりないですか?
No かれは「装備をおいて行ってくれるか?」という条件を、自分で作った体の一部の武器だからダメだと突っぱねたんだ。 [良い質問]
帰りに持ち帰れるお宝の量が減る?
Yes 正解だ! [正解]
重装備のドワーフを連れて行くと、持って帰れるお宝の量が減りますか?船への重量的に。 [編集済]
Yes 正解だ! [正解]
最初に言ったとおり、俺達はお宝を求めて【潜る】つもりだったんだ。
ん・・なんのことかって?いや、今回のお宝は沈没した海賊船が積んでいたという金塊なんだよ。
で、計画はこう。今手元にある路銀で小舟を買って沈没船が沈んだという海域まで行き
魔法使いがかける【水中呼吸】の魔法で海底まで潜り金塊をゲット。
僧侶は万が一戦闘が発生した際の癒やし役で、盗賊は沈没船内から引き上げた宝箱の解錠役。
な?実に簡単なプランだろ?
ところが問題が発生したんだ、その海域まで行くには海流に逆らって丸一日は漕ぎ続けなければならないらしい。
魔法使い連中に力仕事は任せられないとしても・・オレと盗賊の二人で交代で漕げばいいと考えていたんだが・・
「てめ~~れでぃに力仕事させるつもりかよ」
とか盗賊ちゃんが言う訳さ・・
仕方なくもう一人肉体派を探そうということになったんだが・・
そのとき声をかけてきたのが冒頭のドワーフってわけさ。
が、オレは彼の申し出を断った。
なぜかって?
「おー、その腕ならオールを漕ぐとか訳なさそうだなぁ・・で・・あんた体重どれくらい?」
「ん?わしか?お主よりはかなり重いと思うが」
「せ・・せめて冒険の時はその重そうな鎧と戦斧おいてってくれるかな・・?」
「何を言うか!ワシ自ら鍛え上げたこの戦斧と鎧はワシの一部といっても過言ではない!それを置いていくなぞ絶対に嫌じゃ」
「あ・・じゃあこの話はなかったってことで・・」
「んー、そうか?残念じゃのう」
だってさーー、あの巨大な戦斧と鎧とあの図体、どう考えても彼一人乗せると、普通の大人一人載せるよりも100kg近く余計な重量がかかる。
俺達が買う予定なのは小舟だ。沈んでしまうとまでは言わないが・・
【積んで持って帰る金塊の上限重量がそのぶん減ってしまったら赤字もいいところだ!!!】
というわけでオレは彼の申し出を断ったってわけさ。
え?結局どうしたのかって・・ええ、不眠不休で漕がさせていただきましたよ、一人で!!
帰ってきてからの祝勝会の酒の場でオレが船を漕ぎ続けたことは言うまでもないよな?
■■短縮版■■
超重量+超重量武具のドワーフを乗せると、船に載せられるお宝の重量が減ってしまうから。
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