でもあと少しのところで、タイムオーバーになってしまった。
翌日、脱出に成功したが、まったく私の気は晴れない。
一体どうしてだろう。
【ウミガメ】
翌日の脱出は脱出ゲームの成功ということ？
yesです
あと少しのところまで来たことがあるので時短して難なく成功したのでやりがいがなかった？
no!
翌日の脱出ゲームはタイムオーバーになったものと同じですか？
yes!
翌日も同じ脱出ゲームに参加をしましたか
ニュアンスが難しいところですが、結果的にはyesかと
脱出ゲームはいわゆるリアル脱出ゲームですか？
no!
タイムオーバーでギリギリ脱出できなかったということは、ほとんど脱出するためのカギは知っている状態でした。次の日同じものに参加をすると、思ってる以上に残っているカギが少なくて気が晴れませんでしたか？
noなんです！
その脱出ゲームはリアル脱出ゲームでしたか？
no!
人死ますか？
noで！
最初に挑んだ日にクリアすることで何か特典がありましたか？
no
5、パソコン上の脱出ゲームですか？
no!もっと最適なものがあります！ [編集済] [良い質問]
クリアできたら何か特典の貰えるキャンペーンの脱出ゲームでしたか？
no
答えを知ってしまったからですか?
no
最初の文は一回目の挑戦でしたか？
yesで
翌日はまた初めから脱出ゲームに挑みましたか？
no!! [良い質問]
彼の他に重要人物はいますか
yes! [良い質問]
日が変わる時間がタイムオーバでしたか？
no!!ですがタイムオーバーが何なのかは重要です！ [良い質問]
携帯ゲーム版の脱出ゲームでしたか？
yes!! [良い質問]
なんかのキャンペーンの脱出ゲーム。○日までにクリアできたら特典あり。終了後もゲームは遊べるが期間が過ぎてしまいましたか？
no
課金必要ですか？
no
何らかの課金機能の期限が過ぎましたか？
no
ヒントより バッテリー切れですか?
yes!!その通りです！ [良い質問]
翌日脱出に成功したのは私ですか？
ふふふふ、noなんですね、恐らく。さて何故そう思ったのでしょう！ [良い質問]
充電してたらかわいい妹がいじってクリアしちゃいましたか？
no(￣ー￣)私だったら嬉しいのですがそれは
私は他人の携帯でゲームをしていましたか?
no!
次の日私は携帯をなくしましたか?
no!
猫関係あります？にゃー
noですにゃぁ
ヒントより 彼女とは私の事ですか?
yesです、ややこしくてすいません！
私は携帯を窓から落としましたか?
no
携帯が発火しましたか?
no
一度スリープなり電源を切るなりがクリアの条件だった？
no
ヒントより 自分のアホ面が見えましたか?
no!他にも何か見えたのです！ [良い質問]
ヒントより 冴えない顔が見えますが関係あります？
no(￣ー￣)代わりに冴え渡る頭が見えますねー
クリアした時間帯は関係ありますか？
一応yesで
何か答えが見えましたか？
no!
画面越しに太陽が見えた？
no!
画面越しに見えたものがクリアにつながりましたか？
no!ですが他のことにはなにか気づきましたね
見えたものは脱出ゲームに関わるものですか？
no!むしろ私自身がクリアしていないと、認識したものです。
22より ほかの誰かがクリアしましたか？
yes!!なぜそう思ったのか？ [良い質問]
窓の外関係あります？
yes!! [良い質問]
画面越しに後ろを見ると私を操るプレイヤーの姿が！私もゲーム内のキャラクターに過ぎなかったのだ！ますか？
no(￣ー￣)そちらのほうが面白かったかもですねｗ
一回目私は自力でゲームを進めていましたか？
yes
翌日が三日後になっても成立しますか？
noですかねー。気絶、というか寝て翌日という形なので。
窓の外からのぞき込む男が映っていましたか？
正解です！解説出します！ [正解]
寝る前のスマホいじりはいつもの日課。
友達とのメールのやりとりがない日は、動画鑑賞やゲームでなんとか気を紛らわす。
今日は新作の脱出ゲームをプレイ。
タッチポイントの狭さに少しイライラしながらも、暗号の巧妙さからやめられない。
明日も早いのに。あー、なんだか暑くなってきた。
窓を少し開け、ガラスに背中をもたれかけながらプレイ続行。
パジャマから伝うガラスの冷たさが心地良い。
ヤバイ、もうすぐ２時だ。
電池も切れそうだし、そろそろ。いやもう少しでクリアできそう。
ずっとひっかかっていた暗号も解け、出入口の鍵も入手。後は脱出するだけ。
気が付くと手汗がヤバイ。端末も熱い。でも心がすっとする。
程よいカタルシスを得られた、と思ったのもつかの間。
液晶から光が消えた。
代わりに青白いおじさんの顔が液晶に映った。
すごいワクワクしてた。液晶が消えたためか、しょんぼりとした。
動けない。手汗がヤバイ。顔が熱い。心臓の鼓動が早い。液晶を見てはいけないのに、目が離せない。
そしておじさんと目が合った。おじさんは目を離さない。じっと、じっと目を離さない。
「惜しかったね」
おじさんはにっこりと笑って、ふっと姿を消した。
気が付くと、朝になっていた。
湿った固いガラスが気持ち悪く、腰が痛い。
手元にはスマホ。フル充電のスマホ。液晶には「脱出成功！」の文字が。
きっと、夢だったのだろう。そう、思いたい。
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