らく田中社長付き運転手を勤めたカメオ。
かれこれ40年、社長付きでやってきた。
その中で、彼は社長にぞんざいな扱いをされてきた。
罵声に近い言葉、時間の絆のかけらも感じられない態度。
それを見てきたカメオの息子カメスケは社長を恨んだ。
いや、憎んでいた。
そのカメオも、ついに定年を迎えた。
社内の簡単な挨拶を済ませ、社長を最後に自宅まで送った。
車両を会社の車庫に収めた。
ふと携帯を見ると、さっき送り届けたばかりの社長からメールが届いていた。
<カメスケ君といつものすし屋にいる。ぜひ来て欲しい>と。
急ぎ足で店まで行くと、たしかに2人はそこにいた。
「今まで、本当に申し訳なかった。」
深々と、頭を垂れて詫びたのは田中社長ではなく、カメオだった。
一体どういうことだろう?
社長は変わりましたか?
イエスノー、いつから? [良い質問]
重要キャラは、社長、カメスケ、カメオの三人だけですか?
イエス!
いつものすしや は重要ですか? [編集済]
ノーです
カメオと社長は夫婦ですか?
ノーです
カメオが謝った相手は、カメスケですか?
イエスノー、二人にかな?でもおもに田中にです。
カメオは、田中社長の“影武者”だったのですか?
ノーです
社長の性別は重要ですか?
ノー、三人とも男性です
社長とカメオは入れ替わりますか?
ノーです
二行目(かれこれ40年~)と七行目(そのカメオも~)の時点での社長は同一人物ですか? [編集済]
イエス!
カメスケはカメオのことを憎んでいましたか?
イエスノー、父カメオにはいらだちを、田中には怒りを覚えていました。 [良い質問]
カメオは田中社長に詫びましたか?
イエス! [良い質問]
犯罪は関係しますか?
ノーです
【 いや、憎んでいた。】←1より。社長が変わったのは本文の、ここのタイミングですか?
ノーです
カメオは田中に借金をしていましたか?
イエス!!GJ!それも35年分割払いです! [良い質問]
カメスケは、実は田中社長の実子なのですか?
ノーです
1より カメオは40年運転手をしていますか? [編集済]
イエス! [良い質問]
カメオは田中に指示を出していましたか?
イエス!どんな?! [良い質問]
カメスケはカメオと同じ会社の社員ですか?
重要ではありませんが、父と田中社長の関係性をよく知っています。ミスリード注意 [良い質問]
カメオは借金を返すために田中の下で働いていましたか?
イエス!&ノー。それだけではありません [良い質問]
田中の傲慢な態度は本心によるものですか?
ノー!GJ! [良い質問]
カメスケが成長するまで、無能な自分を使い続けてくれたからですか?
ノーです。
運転していた車は普通の乗用車と考えて成り立ちますか?
イエス。車は重要ではありません
カメオはカメスケをきちんと育てることができましたか?
イエス! [良い質問]
17、20より、カメオは田中に傲慢な態度をとるように言いましたか?
イエス!!なぜでしょう?まとまりますか? [良い質問]
カメオは、運転中の事故で
‹‹\(´ω` )/››‹‹\( ´)/››‹‹\( ´ω`)/››
カメオは、運転中の事故で、田中社長に怪我を負わせてしまいましたか?
ノー、運転の腕は確かです。
カメオは会社の経営について田中に助言していましたか?
ノー、そんな権限はありません
10より カメオは社長の事を憎いと思っていますか?
ノー、寧ろ感謝しています。 [良い質問]
カメオは元社長ですか?
ノーです。
カメオは多額の借金を背負い、その借金を田中社長に肩代わりしてもらっていた?
イエス! [良い質問]
あとついでにカメオはマゾヒストだった?
ノーwww
田中社長がカメオを罵倒するのは何かをカモフラージュするためだった?
ノー
田中はカメオの友人で、カメオは借金返済のために田中のもとで働かさせてもらった。その際お互い気を遣って仕事に支障が出ないようにあえて厳しくあたるように言っていた。定年後、借金返済を助けてくれたお礼と友人に傲慢な態度をとらせた事への謝罪をしましたか?
ほぼパーフェクト! [正解]
ショート解説
旧知の仲であったカメオと田中。
一生をかけても返せないくらいの恩を田中から受けたカメオは、禊として田中に自分をぞんざいに(道具として)扱うように頼んだ。
無理をさせたわびお詫びとして、深々と頭を下げたのでした。
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↓本解説はこちら↓
今から40年以上前、学生時代からのの親友だった田中とカメオ。
田中はカメオの実直さと口の堅さを信頼していた。
だから、田中はカメオを運転手として、自らの傍に置くことにした。
カメオは田中の大きな夢とそれを実現していく姿に憧れていた。
だから、カメオは田中の運転手となり、田中の傍にいることにした。
そして今から35年ほど前、カメオに息子が生まれた。
しかしその息子カメスケは心臓に先天性疾患を持っており、当然ながら一運転手であるカメオには治療費を払う当てなどなく途方にくれていた。
田中が肩代わりしてくれた。
そこで、カメオは自ら請うた。
給料からの返済だけではカメオの気持ちがおさまらず、定年するまで、返し終わるまでは親友ではなくて単なる運転手としてだけ、扱って欲しいと。
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カメオ「…だから、これでいいって言って来たんだよ。」
カメスケ「父…さん。そ、それじゃなにか、俺は命の恩人を恨み続けてきたのか?」
田中「それにしても、私はカメオにあまりに酷い言葉を」
カメオ「いや、私が頼んだんだ。私が。田中、今まで本当に申し訳なかった。無理やり、ぞんざいな態度をさせてしまった。」
カメスケ「田中社長、済みませんでした。俺、俺…」
田中「良いんだ、良いんだ。お前が、カメスケ君が元気でいてくれるならば、それで。」
カメオ「さあ、私の勇退の壮行会だろう?板長が腕を鳴らせて待っている。みんなで食べようじゃないか。」
田中「ああ。35年ぶりに親友に戻れたんだ。…ここは35年分おごらせてもらうぞ。」
2人はがっちり手を取り合い、男泣きしていた。
カメスケも、2人へのわだかまりが解けて溢れたかのように、涙を流していた。
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