凄惨な殺人事件が偶然通りがかったカメオによって見つかった。
部屋は密室。死体以外には何も置かれていない。
そう、凶器と思しきものは部屋の中になく、指紋も残されていない、つまり犯人へとつながる手がかりが一切残されていないのだ。
それをじっくりと見渡したカメオは激怒した。
なぜだろう?
【ウミガメ】
誰が事件を発見しても、激怒するでしょうか?
Yes.誰が見ても激怒するでしょう! [良い質問]
カメオは元々その建物の部屋に用があって来ましたか?
Yes?べつにそれを見に来たわけではありません。
カメオは空き巣ですか?
No.ごく普通の人です。
死体に目立った外傷はありましたか?
YesNo.重要ではありません。 [良い質問]
カメオが殺人事件を発見した際、死体以外の何かは、居ましたか?
Yes.たくさんの人がいたでしょう。ミスリード注意! [良い質問]
カメオは、密室を破って(窓の外から見たなどではなく、ドアをピッキングで開けるなどして)殺人事件を発見しましたか?
Yes.そもそも・・・ [良い質問]
カメオが犯人扱いされますか?
No.あり得ないでしょう。なぜなら・・・ [良い質問]
死体以外何もなかった事は重要ですか?
No.重要ではありません [良い質問]
カメオが激怒した理由は、部屋の中に死体以外何もなかったからですか?
No!
手がかりは第一発見者が片付けちゃいましたか?
YesNo.重要ではありません
本来誰かがカメオより前に気づいていたはずでしたか?
NO.
死体は一つでしたか?
YES.ですが重要ではありません。
沢山の目撃者がいたにも拘らず、誰一人として警察や救急車を呼ばなかったからですか?
No.そもそも・・・ [良い質問]
激怒したのは、発見した人がバカにされたようなイメージがあったからですか?
No.
カメオはサプライズを仕掛けられましたか?
No.
犯人はその場に居ましたか?
Yes?その場にいたの定義にもよりますが…
それは実世界で起こっている殺人ですか?
No!ということは・・・? [良い質問]
カメオは異常者ですか?
No.普通の人です
室内に死体以外には犯人がたくさん(部屋をうめつくすほど)居て、イラッとしましたか?
No.
盗作は関係ありますか?
No!ですが殺人事件とは…!
密室にいた人間の中に、カメオの見知った顔は存在しましたか?
No.
非現実要素はありますか?
Yes?殺人事件とは…
5より、たくさんの「生きている」人がいましたか?
Yes!「カメオがいる部屋」にはたくさんの生きている人がいます。 [良い質問]
無理ゲーですか?
No!むしろ楽勝です。
カメオが腹を立てた相手は犯人ですか?
YesNo!犯人にもですが、それよりも・・・
この事件は、小説の中の出来事ですか?
Yes!推理小説の中での出来事です!カメオは本を読んでいました! [良い質問]
カメオは脱出ゲーム中ですか?
No.
殺人現場に犯人が居ましたか?
No.
カメオはドッキリに引っかかりましたか?死体見つけてチビっちゃったとこバッチリ撮られて。
No.
「カメオがいる部屋」と「死体のある部屋」は別ですか?
Yes!片方は小説の中の部屋です! [良い質問]
手がかりのない推理小説なんて推理小説じゃねえ!ですか?
No.手がかりというか…
カメオは推理小説の『探偵』ですか?
No.普通の人間です。
推理小説の、現場の情報が書かれている(であろう)ページが、破り取られていましたか?
No.保存状態はいいのですが…
友人にプレイの邪魔をされましたか?
No.
では、「都内某所の建物」とは図書館を、「それ」とは推理小説のことですか?
Yes!そう考えていただいて構いません! [良い質問]
本来、読者に手がかりを明記するべき推理小説で、手がかりが一切無かったためカメオは激怒しましたか?
No.手がかりは後から出てくるのですが…それより先にあるものが目に入ってしまいました。 [良い質問]
友人がカメオの本を借りパクしてましたか?
No.
容疑者が50人ほどして、こんな中から犯人探せってかよ!と推理小説を読みながら激怒しましたか?
Nowそれでも面白いけどねw
カメオが激怒した理由は小説の内容についてですか?
No.小説の内容以前に… [良い質問]
本格ミステリ!と銘打っている割には結果としてスプラッタなホラーでしたか?
No.素晴らしいミステリーなのですが…
ネタバレ書き込みされていましたか?
No.書き込みされていたのではなく… [良い質問]
本の帯なり表紙なり目次なりにネタバレ(犯人の名前やトリック)が書かれてましたか?
Yes!正解です!解説行きます [正解]
「犯人は○○」書き込みですか?
No!
その小説は新品同様の状態(書き込みや乱丁などが無い状態)でしたか?
Yes! [良い質問]
カバー裏の登場人物の犯人に丸がついていましたか?
No!そんなものならまだかわいいものです…
カメオは殺人事件を見たが、その殺された人間があまりにも嫌いだったため、怒りに駆られ事件を見てみないふりをした。その数カ月後、カメオが目を覚ますと体に謎の器具が付けられていた。その時横にあるテレビがついた「やあ、カメオ。ゲームをしよう」ますか?
No.SAWません、そんなスプラッターではないのです
PLLLLLL…ガチャ
「はいこちらラテシン出版です。何の御用で?」
「今書店にいるんですがね、御宅の新刊小説について少し話があって電話させてもらいました。」
「あー・・・あの本ですか。実は結構クレーム入ってるんですよね」
「でしょうね…内容自体は素晴らしいものなのですが…」
「「タイトルに犯人の名前が載ってたら台無しだよ!」」
【水平ラテオの行った難事件~密室殺人編~】
好評発売中!
要約
本屋でカメオは一冊の推理小説を見つけた。
内容自体は素晴らしいものだったのだが、タイトルに犯人の名前が載っていたので激怒した。
「Goodスープ認定」はスープ全体の質の評価として良いものだった場合に押してください。(進行は評価に含まれません)
ブックマークシステムと基本構造は同じですが、ブックマークは「基準が自由」なのに対しGoodは「基準が決められている」と認識してください。