ある朝、主人であるカメオを起こすため部屋に入ったエツ子。
その目に映ったのは、ベッドの上で冷たくなったカメオの姿だった。
しかし、それを見たエツ子はクスっと笑うと、何を思ったかカメオの服を脱がし始めた。
一体どうしてだろう?
【ウミガメ】
主人は死んでますか?
YES!死んでます [良い質問]
冷たくなったのは態度ですか?
NO!
カメオは風邪を引いていますか?
NO!
カメオはヌイグルミになっていますか?
NOw
カメオの年齢は重要ですか?
NO!
カメオは元から死んでいますか?
NO! 今朝死にました(T人T) ナム
カメオは同一人物ですか?
YES? 同姓同名は出てきません。
エツコがカメオを殺しましたか?
NO!
カツラは衣服に含まれますか?
うーん、じゃあNOでw 重要ではありません。
死亡推定時間を誤魔化す為に死体をドライアイス等で冷やしていますか?
NO!
犯罪要素はありますか?
NO! [良い質問]
死後硬直した後でないと脱がせにくいですか?
NO!
カメオは人間ですか?
YES!
工口ますか?
NOw こうぐちません!
強盗が入ったことにしたほうがエツ子に得になりますか?
NO!
エツ子はカメオを食べますか?
NOw マコません!
財布や金庫の鍵を漁っていますか?
NO!
脱がせた服を着ますか?
NO!
主人は自然死ですか?
YES! 解説では心臓発作です。 [良い質問]
エツコカメオ以外の登場人物はいますか?
NO! 解説では回想に出てきますが。
カメオが死んだことは世間に知られますか?
YESNO! まあ多分知られますが。
靴下で首を吊っているので履いている方を脱がさなければ自殺に見えませんか?
NO!
カメオの死んでいるときの姿勢が面白くて笑いましたか?
NOw
エツ子は主人が死んでいると解っていますか?
NO! [良い質問]
カメオは女装していましたか?
NOw 変態だー!
14 エロますか?
脳
このお寝坊さんっと着替えの準備をしますか?
NO!
いつも起こしてもなかなか起きないので、いつもと同じようにお着替えさせてますか?
NO!
寒そうなので他の服を着せてあげるつもりでしたか?
NO!
昨晩カメオが死ぬという悪夢を見たエツコは、カメオがいつも通りの寝相でいたことが気に食わなかったので、服を脱がせて風邪をひかせるつもりでしたか?
NO!
カメオが着ていた服の特定は必要ですか?
NO! パジャマです。
帽子をかぶったまま寝ていましたか?
NO!
エツ子にとってはいつもと同じ光景ですか?
NO! 「いつもと同じ」ではありませんでした。 [良い質問]
非現実要素はありますか?
YES [良い質問]
服を脱がすのはいつものことですか?
NO!いつものことというわけではありません。 [良い質問]
カメオの寝相がひどかったので笑いましたか?
NO!
カメオは植物状態ですか?
NO!
カメオが不死の存在なのに死んでいるので笑いましたか?
NO!カメオは人間です。フツーの。
エツ子の目的は「カメオの裸」ですか。 [編集済]
NO!
エツ子は人間ですか?
NO!! [良い質問]
38最近「普通の人でした。」と言われる人に限って犯罪を犯していることは重要ですか?
NOw 俺は昔はやんちゃしてたぜ・・・
カメオは漏らしていましたか?
NOw この質問何回受けたことか!
エツコ、吸血鬼ですか?
NO!
43より いつも早起きなカメオが起きてこないので今こそチャンスとばかりに血ィ吸いに行きますか?
NO!かいーの。
エツコは何かを得ようとカメオの服を脱がしましたか?
NO! 得ようとしたわけではありません。 [良い質問]
40 エツコは何かに作られた存在ですか?
YES! [良い質問]
幽霊は登場しますか?
NO!
エツ子は人型ですか?
YES! [良い質問]
エツ子が服を脱がしたのは善意からの行動ですか?
YES!! [良い質問]
エツコは鶴ですか?
NO! 恩返しません!
エツコはロボットですか?
YES! 「感情のある」アンドロイドです。 [良い質問]
ロボットであるエツ子には人間の死はまだ理解できませんか?
YES!!では何のために服を脱がしたのでしょう? [良い質問]
カメオはお漏らししましたか?
NOw なぜそうなったw
エツコは、カメオが動かないのは燃料が足りないからだと思い、服を脱がせて燃料を補給させてあげるつもりでしたか?
YEEES!! 大正解!! [正解]
主人は複数いますか?
NO! 来た瞬間正解でちゃった(´・ω・`)ごめんね
エツコは小桜ですか?
NO! へぇータママの人もエツコなのか!
54 補給口の場所は下半身ですか?(ゲス顔)
NO! 太ももの付け根でもいいですね!(純粋)
今や人間によく似たアンドロイドに家事を任せることは少なくない。
アンドロイドと言えど、その性能は人間と殆ど変わり無い。
愛情も感情もあるし、人間のようにミスをすることだってある。
違いと言えば、寿命が半永久であること、そして、アンドロイドは食事を必要とせず、
代わりに定期的なエネルギー補給・・・燃料の補充か、あるいは充電が必要なことぐらいである。
カメオの屋敷では、多くの家政婦アンドロイドが働いていた。
エツ子もその一人、いや、一台だった。
・・・
ところがある朝、何度呼んでもカメオが起きてこない。
不思議に思ったエツ子がカメオを起こしに行くと、目を見開いたままベッドの上で硬直したカメオがいた。
それを見たエツ子は、何かを察したように笑うと、こう言った。
「ふふっ、カメオさんったら。うっかりやさんね。」
エツ子は自身の記憶ハードから、とても良く似た光景を思い出していた。
それは自身の同僚。
うっかり十分なエネルギー補給を怠ったせいで、彼女もまた突然動かなくなった。
その時は、エツ子が燃料を彼女に分けてあげて、燃料の補給場所まで自力で歩かせたのだ。
彼女が同僚によく話してあげる笑い話。鉄板ネタだった。
・・・
作られてから1年のエツ子には、『死』という概念が理解できなかった。
エツ子はカメオの服を脱がして、体を調べる。
彼女は探していたのだ。
背中にあるはずの燃料投入口を。
うなじから伸ばせるはずの充電コードを。
腹部を開いたところにあるはずの再起動スイッチを。
それらが全て存在しないと分かって、初めて彼女は『死』を知る。
もう、カメオが再起動することは決してない。
燃料を補給しようとも。体のパーツを交換しても。記憶ハードたる脳を別の体に移植しても。
・・・
エツ子は、カメオのことを慕っていた。
自分を起動させて、家政婦として雇ってくれたこと。
『生きること』の素晴らしさを教えてくれたことに感謝していた。
だからこそ、エツ子はひどく落ち込み、悲しんだ。
笑うことができるということは、当然ながら悲しみの感情が存在するのだ。
しかし、涙は出なかった。
自分は所詮アンドロイド。涙を流す機構は搭載されていない。大声をあげて泣くこともできない。
こんな思いをするなら、感情なんて欲しくなかった。
こんな思いをするなら、ただの鉄の塊でいたかった。
そんな考えが、彼女の思考回路をぐるぐると回っていた。
・・・
それから彼女は、自分の燃料を補給するのをやめてしまった。
程なくして活動停止に陥った彼女を見て、アンドロイドの製作者達は口を揃えてこう言った。
「うーむ。おそらく故障ですな。」
※短い解説
感情のあるアンドロイド・エツ子は、カメオが動かないのはうっかり燃料切れを起こしたからだと勘違いして、
背中にある燃料補給口を探していたんだ! へぇー!
作られて間もないアンドロイドであるエツ子には、死という概念が理解できなかったんだって! どっしぇー!!
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