【ラテクエ43リサイクル】一週間フレンドリー

カメコはあまりのことに頭が真っ白になってしまいました。





だってカメコはずっとカメオのことが好きだったのですから。



しかしすぐに返事をする勇気がありません。



本当は今すぐにでもカメオの元へ飛び出したいのに足が震えなんて声をかけたら良いか分からなくなってしまいます。



「ねぇ、今日がその返事をしなくちゃならないんだけどど～しよ～耳たぶワン子ちゃん。」



カメコは親友の耳たぶワン子に相談しました。



耳たぶワン子「えっ？ちょっと待って、告白された?しかも今日返事?付き合うってこと何それ??」



あれ・・・？耳たぶワン子ちゃん喜んでくれないのかな?



耳たぶワン子「ちょっと待って！アンタあたしがカメオの事好きだったの知ってるでしょ？なんで告白されたこともっと早く言わないの？」　



カメコ「でへへ・・・なんだか頭の中一杯になっちゃって・・・」



カメコの緩みきった笑顔に耳たぶワン子の殺意は爆発しました。





私たち・・・親友だと思っていたのに・・・・ううん。



カメコがカメオのことが好きなのも知ってた。



あたしは二人が知り合いだからそれを利用してカメオに近づいたんだ。



あたし・・カメコに嫉妬してたんだ。



あたしには出来ない事が・・・欲しいものが手に入るくせに欲張らないで迷ってそんでいて幸せそうでこっちの気も知らないで・・・







もしカメコがすぐに返事をしたらどうなったのかな?



それでもあたしはカメコを許せなかった。



だけど傍にはカメオもいてカメコの事を守ってくれるだろう・・それも都合が良過ぎるかな?









耳たぶワン子は後悔と罪悪感にせめぎ合い怯えました。





「カメコ……ごめん……ごめんね……」



「……カメオ君……ごめんなさい……」



カメオはショックで自殺してしまったようでした。



あはは、はじめっからあたしの入る余地なんてなかったじゃん。





大丈夫だよ？



目の前にはカメコがいました。



あたし、怒ってないよ?つい浮かれてて耳たぶワン子ちゃんの気持ち忘れてた・・・





だから











だから一緒に逝こう



あっちにはカメオ君もいるしみんなでまた仲良く出来るね♪