【いただきます】

司会者『さぁ、皆様ご注目ください！！！

いよいよ“奇跡の超能力少女”、

エスパーさしゃさんによる

【透視パフォーマンス】

の瞬間です！！！！！』







ざわわ　ざわざわ…







司会者『今、エスパーさしゃさんは完全に目隠しをした状態です！！！

それでは、観客席に座っていらっしゃるお客様の中から、

無作為に２名様ほどこちらのステージに上がっていただきたいと思います！！！

我こそは“奇跡の超能力”に直に触れたい！！！と思われる方、

挙手をお願いします！！！！！』







ざわ　ざわざわ

ハイッ　ハイハイハイッ







司会者『おっと、やはり沢山の手が挙がっておりますね！！！

…それでは、まずはそちらの男性の方と、

そちらの、片方だけ靴下を履いている以外は全裸の男性の方、

ステージ上へどうぞ！！！』







司会者が男性２名に名前を訊く。







田中『田中ぴろしです。』



水上『エスプッレソ水上ブラットピットです。』







司会者『それでは、田中ぴろしさんとエスプッレソ水上ブラットピットさんには、

こちらに用意しました沢山の物の中から好きな物を１つずつ取ってもらい、

目隠しをした状態のエスパーさしゃさんの両脇に立っていただきます！！！！！』







ステージ上に用意された数々の物の中から、

田中ぴろしはお箸を取ってエスパーさしゃの右側に立ち、

エスプッレソ水上ブラットピットはお茶碗を取ってエスパーさしゃの左側に立った。







司会者『さぁ、それではエスパーさしゃさん、

完全に目隠しをした状態から、

何を持たれた方が両脇に立っているのか、

透視パフォーマンスをお願いします！！！！！』







ざわっ　ざわざわ〜っ







エスパーさしゃ『お箸を持つ方（かた）が右手、

お茶碗を持つ方（かた）が左手。』







司会者『おおおおお！！！！！

エスパーさしゃさん、見事に透視成功です！！！！！

これは素晴らしい！！！！！

皆様、奇跡の超能力少女エスパーさしゃさんに、

盛大な拍手をお願いします！！！！！』







わーわー！！！！！



パチパチパチパチパチ！！！！！