約束

幼馴染の二人は一緒に保育園に通う際は必ず手を繋いだり



おままごとで夫婦役をするほど仲良しでした。





カメオ（4歳）『ぼく、おおきくなったらカメコちゃんとけっこんしゅる』(´｡･ω･｡｀)



カメコ（4歳）『やくそくだよ、ぜったいだからね・・・』(｡･ω･｡)















幼い日の約束もいずこへ小学生に入学してからは次第に会話も少なくなり





クラス替えで別々のクラスへ別れて行きました。









中学生になり二人はまた同じクラスになりました。





久しぶりに見るカメコはなんだか少し大人びて見えました。



カメオ（今では学園のアイドルだもんな、僕じゃ不釣合いだよな・・・）







ある日クラスの女子達の会話を偶然カメオは盗み聞きしてしまいました。





女子「ねぇねぇカメコちゃんって誰か好きな人いる?」







カメコ「えっ？・・・・」ﾁﾗｯ



カメコ「い・・・いないよ～全然。」



女子「あやし～絶対いるよ」女子「いるいるｗ」　　　　Σ(´･ωﾉ[壁]















カメオ「そんな・・・カメコちゃんに好きなやつが?!!」



















女子「やっぱ彼氏にするならカッコイイ人だよね。」





カメコ「白馬の王子様みたいなｗ」





女子「なにそれｗｗ」











カメオ（よし！農林高校へ行って白馬に乗ろう！）





















それからカメオが農林高校へ行って白馬を育てて演劇部（もしくは将棋部）に入るんだ！と





駄々をこねて急遽三者面談が開かれた次の日の放課後







カメコ「あっ！おーい、カメオ君～」





カメオ「あっ・・・カメコちゃん・・・・」





カメコ「昨日は大変だったね･･･」





カメオ「・・・うん。」





カメコ「どうして急に農林高校へ行きたいだなんて（しかも内容が無茶苦茶だし）」





カメオ「それは白馬の王子様になるためで・・・・あっ！」





カメコ「えっ？・・・あっ！」













カメコ「はぁ～そういうこと・・・」





カメオ「・・・ごめん。」





カメコ「ねぇカメオ君。子供の頃の『約束』って覚えてる？」





カメオ「うん・・『大人になったら結婚する』って・・・」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ





カメコ「聞こえない。もう１回」





カメオ「『大人になったら結婚する』！！」





カメコ「ｗｗ告白って事で良いんだよね？」







・・・・・・

・・・・

・・・

・・

・















カメコ「これがママとパパが付き合うことになった馴れ初めよ。」





娘「わー、ろまんー」





















カメオ「や、止めてくれ～あの頃は若かったんだ～」(*/ω＼*)



（要望どおり『キュン死に』させました。）