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ウミガメのスープ 本家『ラテシン』 
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溢れる才能

俺は 新居海次 の溢れる才能に感嘆のため息をついた。

昼の休憩時間に新居の新作小説を読んでいた時の事だ。



彼は数年前に彗星のごとくデビューしてから今まで

本を出すたびにバカ売れしベストセラーになり。

内容も出すたびに彼の最高傑作と言われるほど、どんどん進化していく

今回の作品もその例外ではなかったというわけだ。

これでまた彼の小説を原作としたメディアミックスの

漫画やアニメ、実写映画などが進むだろう。







思えば新居の存在を初めて知ったのは10年前のこと

「彼のようなやつが同世代にいるのか」それが新居に抱いた第一印象だった。





あの頃俺は大作家である父に憧れ

「小説家に成りたい」「自分の作品を世に出して賞賛されたい」

といった情熱に燃えていた。



しかし親の七光りはカッコ悪い、自分だけの力で認められたいと思い

とある会社のコンテストに腕試しのつもりで作品を応募した。

結果、作品が最優秀賞に選ばれ、才能溢れる十年に一人の天才と大げさに騒がれたもんだ。

俺もその時は天狗になったがすぐその鼻は折られた。





理由は簡単、その賞で入選していた新居の作品を読んだからだ。

物語の起承転結のメリハリと巧さ読むものを引き込む文章の表現力となめらかさ。

素晴らしい以外に言い表す言葉を俺は持たなかった。

しかも彼は自分と同じ年だという、真に才能に溢れているのは彼だと思い知らされた。



だから審査員どもの節穴さには驚きだったが、その後の新居の快進撃には大した驚きはなかった。







俺はというとその後も小説家になるために努力し続けたが才能に限界を感じ諦めた。

今ではこの通り、夢やぶれ会社員として生きている。ベストセラー作家の新居との差は歴然だ。



ただ羨ましさや嫉妬心は不思議と沸かない、むしろ自分の出来なかったことをやすやすと達成していく

彼に憧れ活躍を楽しみにするただの1ファンとなっている。彼は俺のヒーローなのだ。







先月、あることがきっかけで新居と会う機会があった。

彼は意外にも俺の事を覚えており。お互い小説など共通の話題があるということで話も弾んだ。

そこで俺があのコンテストの話をしていた所、彼は途端に機嫌が悪くなった。

緊張していて会話の大半は覚えてないのだが特に彼の悪口のようなことを言った覚えはない。







あの時の反応は一体なんだったんだろう?
14年05月06日 13:14 [ゴルム]
【ウミガメ】

才能溢れる質問を君はすることができるか!?天才の心情を明かせ

No.1[yu-]05月06日 13:1905月06日 13:23

「俺」が最優秀賞を取り、新居は賞を取れなかった時の大会の話をされて、怒りましたか?

no、新居「私はそんなに心が狭くないよ」 [良い質問]

No.2[yu-]05月06日 13:3005月06日 13:46

新居と会うきっかけの出来事は重要ですか?

yes、俺「偶然というかなんというか、あんまり重要だとは思わないんだけどなぁ」 [良い質問]

No.3[yu-]05月06日 13:5405月06日 14:18

新居は話の内容について怒りましたか?

yes、新居「ああ・・・そのとおりだよ」 [編集済] [良い質問]

No.4[yu-]05月06日 14:1405月06日 14:19

新居は何か勘違いをしましたか?

no、新居「勘違いなどではないよ・・・いや、ある意味では勘違いだったとも言えるか」 [良い質問]

No.5[yu-]05月06日 14:3605月06日 14:39

俺と新居以外の登場人物はいますか?

no、新居「これは私と彼の問題だ、余人に出てこられる筋合いはない」 [良い質問]

No.6[yu-]05月06日 14:4505月06日 15:06

話していた場所は重要ですか?

no、俺「場所はそんなに関係ないと思う」

No.7[瀧環]05月06日 14:4705月06日 15:06

新居は俺の作品を読みましたか?

yes、新居「うん?・・・変なことを聞くな、読んだと言われれば読んだことになるのか」 [良い質問]

No.8[瀧環]05月06日 14:4905月06日 15:06

俺が語ったコンテストの話の内容は、新居が覚えている内容と一致していましたか?

yes、新居「彼の言ったとうりだよ」

No.9[瀧環]05月06日 15:0605月06日 15:08

回答がインタビュー形式ですが、関係はありますか?

(全く関係ないです)

No.10[瀧環]05月06日 16:1005月06日 16:26

俺がその後どういう職についたかは重要ですか?

yes、新居「とても重要だとも」 [良い質問]

No.11[瀧環]05月06日 16:1405月06日 16:26

俺が最優秀賞を取った作品も、映画化などされましたか?

no、俺「ハハッ、されるわけないさ」

No.12[yu-]05月06日 16:3105月06日 16:45

俺は小説の評論家になりましたか?

no、俺「才能のない俺がプロの批評だなんておこがましくて出来ないよ」

No.13[のりっこ。]05月06日 16:3205月06日 17:29

俺が最優秀賞を取ったコンテストでは、本当に公平な審査が行われましたか?

yes、審査員「ちゃんと自分が面白いと思う物を推しましたよ、不正を疑われるなんて心外です」 [良い質問]

No.14[yu-]05月06日 16:5105月06日 16:51

俺は出版社に就職しましたか?

no、俺「本には関係ない仕事だね」

No.15[yu-]05月06日 16:5605月06日 17:03

新居が怒ったことと俺の職業は関係ありますか?

yes、新居「ああ、彼がほかの職ならば私も気にしなかったのだが・・・」

No.16[yu-]05月06日 17:1605月06日 17:27

俺はその職業の人間にあるまじき発言をしましたか?

no、新居「そう冷静に指摘されると、彼は決して酷いことを言ってはいなかっただろう、ただ私は冷静ではいられなかった、自分のことながら子供っぽいな」

No.17[のりっこ。]05月06日 17:4605月06日 17:53

“新居の怒り”の経緯に、“大作家である俺の父の行動”は関わりますか?

no、新居「関係ないよ、同じ小説家として尊敬もしている」

No.18[のりっこ。]05月06日 18:1005月06日 18:20

うーん…実力でコンテスト最優秀賞を取った俺に才能が無いとは思えない… そこで、10年前、新居もまた、最優秀賞を取った俺に要注目していましたか?

yes、新居「その通りさ!、それなのに彼は!」 [良い質問]

No.19[のりっこ。]05月06日 18:3305月06日 18:45

[18]より、新居はコンテスト最優秀賞受賞者である俺の才能に一目置いており、俺を目標に、良きライバルとして自分も頑張ろうと思い作品を書き続けた。しかし俺ときたらせっかく才能があるのに途中でその道を諦めて全く別の仕事を始めた… その事に対し、“俺という良きライバルであり目標を失った”新居は怒りを覚えましたか?

no、新居「ん?んん~?・・・なにか根本的に勘違いしてないかい?」

No.20[のりっこ。]05月06日 19:0705月06日 20:45

非現実要素はありますか?

no、俺「これは現実の話だ」

No.21[yu-]05月06日 20:5005月06日 20:55

10年前のコンテストは、実力で賞を取れたのではない。と俺が言いましたか?

no、新居「いや、彼はそんなことは言ってないし、アレは実力どおりの結果だよ、思うに君たちにはまだ解決するための情報が足りてないみたいだ」

No.22[junta]05月06日 22:0105月06日 22:31

俺がコンテストに応募したのは小説ですか?

no、俺「あれ?その事を言ってなかったけ?すまんすまん」 [良い質問]

No.23[cake]05月06日 22:0605月06日 22:31

俺の職業はマスコミ関係ですか?

no、俺「いや違うよ、しかし俺の仕事なんて当ててもしょうがないと思うがな、つまらん仕事だぞ?」

No.24[junta]05月06日 22:3405月06日 22:43

市場より、俺は漫画をコンテストに応募しましたか?

no、俺「絵心はないからそれでは賞は取れなかっただろうな」

No.25[yu-]05月06日 22:3505月06日 22:43

俺はただのサラリーマンでしたか?

yes、俺「広い意味で言えばただのサラリーマンだよ」 [良い質問]

No.26[cake]05月06日 22:3605月06日 22:43

新居もまた、最優秀賞をとった俺の作品を見て「自分に才能がない」と感じ、夢を諦め、小説家になることに決めましたか?

yes、新居「細かいところは違うがそういう解釈で問題はないよ、あまり細かいところまで明かす必要はないしね」 [良い質問]

No.27[のりっこ。]05月06日 22:4505月06日 22:50

10年前のコンテストは漫画のコンテストであり、小説家になりたかった俺とは違い新居は漫画家を目指していた。しかしそこで新居は入賞どまり…。そこで最優秀賞をとった俺は漫画はそれっきり描かずに小説の道へ… 新居はそのコンテストで念願の“漫画家への道を断ち”、小説家として大成功した… 新居は当時のコンテストを思い返せば“本当は漫画家になりたかった”事を思い出し、悔やみますか?

no、新居「前半は漫画を別のものに変えれば大体そんなニュアンスだね、ただ後半は全く違うね」 [良い質問]

No.28[yu-]05月06日 22:4805月06日 22:53

26より、新居が夢を諦めたきっかけになった俺が、夢を諦めたことに怒っていますか?

no、新居「彼が小説家を諦めたのなんて私にとってはどうでもいいことだ、いやむしろ・・・・・・」

No.29[瀧環]05月06日 22:5205月06日 22:56

外国作品を翻訳しますか?

no、俺「翻訳家でもないな、小説家とは結構遠い仕事だと思う、繋がりもなくはないが、そもそも新居と会えたのも・・・」

No.30[cake]05月06日 22:5405月06日 22:58

新居は俺が「才能のムダ使い」をしていることに怒りましたか?

no、新居「おっと、確信に入ってきたね、彼は全く才能の無駄使いなんてしてないよ」 [良い質問]

No.31[cake]05月06日 22:5805月06日 23:00

新居は自分がなりたかったプロの写真家の道を「俺」によって諦めたのにも関わらず、俺がプロの写真家ではなく、雇われカメラマンの仕事をしていたことに憤慨しましたか?

no、新居「いや、彼のやっている仕事に何も不満はないよ」

No.32[瀧環]05月06日 23:0105月06日 23:11

新居の小説が映画化したことによって、出会うきっかけができましたか?

no、俺「映画化じゃなくてゲーム化だな、まぁどっちでもいいことか」

No.33[junta]05月06日 23:0305月06日 23:11

俺自身は自分からしたらつまらない仕事をしてると思っていて、新居にそれを伝えたら、新居はその仕事をしたかったのにつまらないという俺に腹を立てましたか?

yes、俺「新居がこんな仕事を?・・・ああそういえば奴を知ったあのコンテストも・・・だったな」 [正解][良い質問]

No.34[cake]05月06日 23:0705月06日 23:11

俺⇒新居のファン 新居⇒俺のファン 俺「俺の仕事なんてさぁ~(以下略)」 新居「そんなことないよっ!!なに言ってんだよ!!」ますか?

yes、新居「ああそのとおり、大正解だ!!」 [正解][良い質問]

No.35[瀧環]05月06日 23:1105月06日 23:13

素晴らしい交響曲を作れるにもかかわらず、ゴーストライターをしていますか?

no、サム・ラゴーチ「ん?いいゴーストライターを知ってるのかい?紹介してくれ」

No.36[]05月06日 23:1505月06日 23:23

10年前のコンテストが何だったのか重要ですか?

no、新居「だが私にとっては重要なコンテストだったよ」

No.37[門大寺]05月06日 23:2605月06日 23:32

俺は新居の小説を出版する出版社の編集者で、今回、偶然にも新居の担当になった。新居と会った俺は新居に対し、自分の職場を罵った。それに対し、新居は怒った。なぜなら、彼が本当にやりたかったことが、俺の編集者となり俺を支えることだったから。ということですか?

no、俺「気難しそうだし編集者になったら胃が大変そうだよな」

私、新居海次はゲームが大好きだった。

それがこうじて「ゲームクリエーターになりたい」「自分の作品を世に出して賞賛されたい」

といった情熱に燃えていた。

そこからとあるゲーム会社のコンテストに応募し見事入選に輝く。





最優秀賞は 市井亀男という男が手がけた作品で、その出来栄えは凄まじかった。

「彼のようなやつが同世代にいるのか、真の天才だ」それが市井に抱いた第一印象だった。







その後もゲーム作りに邁進する日々が続いたが、なかなかいいものが作れない。

そんな日々を繰り返しているとなぜか出版社の人間が声をかけてきた。

私の作り出したいくつかの作品の文章を読んで、小説を書いて欲しいと頼んできたのだ。



最初はバカバカしいと断ったが、何度も訪ねられるうちに根負けし

小遣い稼ぎにもなるからと引き受けたのが間違いだった。



書いた小説はあれよあれよという間に売れていき。

自然次も執筆を頼まれる、やがてゲーム作りをする時間は少なくなり

今に至るというわけだ。



ゲーム作りを本当はしたいが小説のほうが簡単にインスピレーションが沸き

作品を出せば賞賛される。その賞賛が心地よくてついついまた小説執筆する。

その頃は心の奥底でゲームへの思いが燻り続けて辛かったのを覚えている。







そんな想いが変わったのは

例の市井亀男がゲーム会社でディレクターをしていることを知った時だ。

彼の関わった作品はどれも素晴らしい出来栄でヒット作を連発している。

私は彼を自分と重ね合わせ、その快進撃を自分の事のように喜んだ。

市井亀男は私のヒーローだ。

本物の才能を目の辺りにして私の燻っていたゲームへの未練も消えた。







そんなある日、メディアミックスで小説がゲーム化されることになった。

そしてゲーム会社は市井の会社だという。

私は頼み込んで市井と話ができるようにセッティングしてもらった。





彼は意外にも私の事を覚えており、光栄だった。

元々ゲームなど共通の話題もあるし、さらに彼は小説も詳しいようだった。

話は盛り上がったのだが…





彼のある発言に私はショックを受けた。





「俺にも小説家の才能があればこんなゲーム作りみたいな

つまらん仕事をしなくてよかったのにな、君が羨ましいよ」

「親父に関係のない場所で作品を発表したいと思い

あんなコンテストに応募したのが間違いだった」



謙遜のようなニュアンスでなく本当に嘆くように彼は言った。

つまらない?…いったいなにが?…私は混乱してしばらく何も考えられなかった。

彼は自分が何より素晴らしい才能を天から与えられてわかってないのだ。



(才能が羨ましいのは私の方こそだ!)



自分の持っていた理想のヒーロー像がバラバラと音を立てて崩れていくのがわかった。

まるで正義のヒーローが悪魔の手先と判明してしまったかのようだ。





後日わかったが・・・彼は私の小説の熱狂的なファンらしい。

彼に小説作りの才能など下らないと言ってやったらどんな顔をするだろうか?

暗い思考が私に宿った・・・。



14年05月06日 13:14 [ゴルム]
相談チャットです。この問題に関する事を書き込みましょう。
のりっこ。[★古参(4年)]>>juntaさん、cakeさん、おめでとうございます!^^ ゴルムさん、お疲れ様です! とても堪能させていただきました!^^ なるほど、互いが互いを同じ様に考えていたのですね! 深き良き問題でした! ありがとうございました!m(__)m[06日23時51分]
[★凄イイネ!(味が)]>>cakeさん、juntaさんおめでとうございます^^ゴルムさんお疲れ様でした^^ぜひぜひまた、参加させてください![06日23時45分]
junta>>ゴルムさん出題お疲れ様でした。cakeさんおめでとうございます。好きなことと向いてることは違ったりしますよね。[06日23時35分]
yu->>cakeさん、juntaさんFAおめでとうございます![06日23時35分]
ゴルム>>おつかれさまでした、cakeさん、juntaさんおめでとうございます、参加者の皆さんありがとうございました[06日23時22分]
ゴルム>>>華さん、タイミングが悪かったですね、サイトも重いし、また問題見かけたら参加お願いしますね[06日23時20分]
[★凄イイネ!(味が)]>>はーい^^遅く来てスミマセン[06日23時17分]
ゴルム>>華さん参加ありがとうございますですがもう正解が出ちゃったので解説出しちゃいます。[06日23時08分]
[★凄イイネ!(味が)]>>参加します[06日23時04分]
ゴルム>>ふふふ、問題文に入っている物に関係する仕事は全部違ってたりします[06日22時57分]
のりっこ。[★古参(4年)]>>漫画違った(´;Д;`)w[06日22時47分]
ゴルム>>cakeさん、juntaさんよろしくお願いします[06日22時26分]
junta>>参加します[06日21時59分]
cake>>参加します[06日21時54分]
ゴルム>>おっと、13は良質にしときます[06日17時28分]
ゴルム>>のりっこさんよろしくお願いします[06日16時34分]
のりっこ。[★古参(4年)]>>参加します^^[06日16時29分]
ゴルム>>瀧環さんよろしくおねがいします[06日14時58分]
瀧環>>参加させていただきます[06日14時46分]
ゴルム>>yu-さんよろしくお願いします[06日13時19分]
yu->>参加します![06日13時16分]
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