【ラテクエ41リサイクル】鉄の方がお好きですか？

「はあ、そ、そうですか…」



男は木こり。伐採している最中に、男が持つ鉄の斧を誤って泉に投げ入れてしまったことから物語は始まる。



突然出てきた自称女神のクリームコロッケが、

「貴方が落としたのはこの金の斧ですか？」等といきなり言い出し、

正直に答え、銀と鉄の斧でも同じことをやった結果、何故か金の斧と銀の斧と鉄の斧をくれるらしい。



「では、正直者の貴方に、この金の斧と銀の斧と鉄の斧を差し上げましょう」



「はあ、そ、そうですか…、うお、重たいっ」



普段使っている鉄の斧は柄の部分が木のため、充分持てる重さなのだが、

金の斧は柄の部分まで金でできており、銀の斧に至っては純銀の上、クリームコロッケの刻印まである。



あまりにも重たく、持って帰ることが出来なかった男は、女神に金と銀の斧を返すという名目で泉に金と銀の斧を投げ捨て、その場を後にしたのだった。