男の仲間も家族も喜んだが、
男はただ静かに涙を流した。
同時にある女が鼻で嗤った。
真相を解明せよ。
一言コメント欄
魔王を殺した男と涙を流した男は同一人物ですか?
yes
登場するのは、男、魔王、仲間、家族、女、ですか?
yes!
非現実要素は魔王の存在の他にありますか?
yes!他にもありますけど...
男が涙を流したのは魔王を殺したからですか?
yes! [良い質問]
魔王の他は全て人間ですか?
yes!
男は魔王を殺したので勇者になりましたか?
no!それ以前から勇者でした
ゲーム内での話ですか?
yes!ゲームのストーリーです! [良い質問]
女は男の知り合いですか?
no...ですかね
魔王を倒す過程で失ったもの多さに涙を流しましたか?( ノД`)シクシク… [編集済]
no
女はプレイヤーですか?
yes!
男は倒すべきものがいなくなり、ただの強い無職のお兄さんになることを悲しんで涙を流しましたか?
no!それはつらいw
男はゲームのキャラクターですか?
yes! [良い質問]
女はゲームのストーリーが好みではありませんでしたか?
yes! [良い質問]
魔王と男は知り合いですか?
yes! [良い質問]
男は憎き魔王を倒す瞬間嗤った。皆喜んだ。しかし男は、魔王が実は自分の父親であることを知り泣いた。第3部完!! 女「ベタやなー」 と言って鼻で嗤いましたか? [編集済]
女のリアクションyes!前半は惜しい...
女は伝説のヒロイン ヨヨ・ビッチですか?
now
魔王は男の好きな女性でしたか?
yes!まとめてください! [良い質問]
むしろ魔王と勇者はアーッな関係でしたか?
nowそ、そこまではw
女は腐女子でもうすでに勇者と魔王が頭の中で結ばれているので何を今更と鼻でわらいましたか? [編集済]
now妄想ですかw
男は魔王を殺したくなかったが、そうせざるを得ない運命を嗤った。魔王を倒し皆喜んだが、男は泣いた。俺たちの戦いはこれからだ!女「ベタやなー」ですか? [編集済]
no
男は以前助けたことがきっかけで友情が芽生えた魔族の少年が、柱のかげからこちらを睨んでいるのを見つけた。たった今倒した魔王は彼の父親だったことを悟った男は静かに涙し、魔族の少年は復讐を誓いその場を去った…というエンディングを見て、女は「まだ引っ張んのか…商魂たくましいなぁ」と鼻で笑った。ですか?
no!すごいストーリーですね。 [良い質問]
男は最愛の女性を勇者として殺さなければならない運命をあざ笑い魔王である彼女がこときれた時に号泣した…プレイしている女はお涙頂戴ものサイテーと冷めて鼻であざ笑いましたか?
yes!Congratulations! [正解]
男は勇者だった。
世界を救うべく、仲間の魔法遣いと騎士を連れて旅をしていた。
ある街で、勇者は一人の村娘と出会う。
明るく快活で優しい村娘に勇者は次第に惹かれていく。
村娘も同じく、勇者に惹かれていた。
勇者と村娘は、勇者の仲間に気づかれないように逢瀬を重ねた。
街を出るとき、勇者は村娘に気持ちを伝えた。
「魔王を倒すまで待っていて欲しい」
「必ず迎えに来るから」
村娘は俯き泣きながら
「待ってる」と答えた。
その思いもあってか、勇者は次々と魔物を蹴散らし
とうとう魔王城の最上階を目前とした。
ようやくだと扉を蹴るように開ければ、
そこには魔王が
いや、村娘が立っていた。
「どうしてここに!?」
勇者の問に、村娘は以前と違わぬ可憐な笑みを浮かべる。
「あたりまえじゃない。だって私が
魔王だもの」
パチン、と彼女が指を鳴らせばその姿は変わり果て、黒々とした羽が彼女の背を突き破った。
勇者は絶望したが、事情を知らない仲間は勇猛果敢に魔王に向かっていく。
しかし全く敵わず、二人とも倒れる。
(仲間と国のためにも...)
決意した勇者は、魔王へ真っ直ぐ斬りかかっていく。
同じように剣で対抗する魔王。
恋人同士のように近い距離で剣を合わせ
二人は語らう。
「絶望、したか?」
「あぁ、死にたくなるほどな」
「...それは本望だ」
顔を歪める魔王の顔だけは、勇者が愛した村娘の顔そのままで。
「しかしどんな姿でも、君は美しい」
「っほざけ、我を侮るな!」
「何があろうと、俺は君を愛してる」
「俺には君を殺せない」
その瞬間、勇者の剣の力が抜けた。
当然魔王の剣は勇者の体に突き刺さり、赤い血が溢れる。
「っ!勇者様!」
驚きのあまり姿を村娘に戻し、勇者の傍らに座り込む魔王。
「お待ちください、今すぐ!」
勇者の体に治癒魔法をしようと
泣きながら手をかざす。
「かかったな」
ざくり、と。
村娘の腹に小さな懐剣が突き刺さる。
俯き涙を流す村娘が、ゆっくりと魔王の姿に戻っていく。
勇者はその体を蹴飛ばし
乱暴に床に転がすと
もう一度長剣で体を深々と突き刺した。
「本気でお前に惚れたと思ったか」
「めでたい奴だな」
嘲笑うような勇者の言葉に、魔王は切れ切れの声で答える。
「さすがは勇者ね、私の完敗だわ」
「やっぱり本気で惚れた私の負けね」
涙を流し目を閉じた魔王を、勇者は笑みを浮かべて眺めていた。
魔王は最後、笑ってこう言った。
「それでも私は貴方を愛してた」
村に戻り祝福される勇者一行。
一人部屋に戻り、勇者は思い出す。
『それでも私は貴方を愛してた』
「俺だってお前を...」
言葉にならない想いを殺し、勇者は静かに泣いた。
「ハッ、くっさい話w」
ゲーム内のストーリーを見ていた女が、それを鼻で笑った。
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