ウミガメのスープ

赤き真実

作者: セルス

魔女の館へようこそ。
私はこの館の主、魔女クリスティーナです。

はい?魔女などという存在は信じられぬ、と?
そうですね・・・それでは改めて宣言致しましょう。
私、クリスティーナは魔女です。

今の赤い言葉は「赤き真実」という私の魔法の一つです。
「赤き真実」にて綴られる言葉に一切の嘘偽りはなく、全て真実です。
その証明には論も証拠も必要とせず、ただ真実であるということが保証されます。

この魔法にて、ひとまずは納得いただけますでしょうか?
これ以外にも色々な魔法が使えるのですが、それはまたの機会に。

このような人里離れた館に、はるばるお越しいただいた貴方へのもてなしとして、ちょっとした謎掛けを致しましょう。

昔、ある男性の方が私の元へ訪ねて来たことがあります。
とうの昔に忘れ去られたはずの魔女という存在を、どこからか調べ上げ、わざわざ遠い所からいらしたようです。

その男性は、『ドーテ草』という草をお探しのようでした。
魔女である私ならばその在り処を知っているのではないか、ということで私の所へ訪れたようです。
私は、「ドーテ草は、ポンキッキ山という山に群生しています」と申し上げました。
男性の方は私に礼を言いましたが、結局ポンキッキ山へ行くことはありませんでした。

なぜ彼がポンキッキ山へ行かなかったかをお考えいただけますでしょうか。

※「赤き真実」には元ネタがありますが、本問題は元ネタとは一切関係ありません。

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

男は人喰い植物である「ドーテ草」から逃げてきていましたか?

Noです。

いいえ

問題文には実際と違う部分がありますか?

Noです。 実際と違う部分はありません。

いいえ

男は誰かを雇いましたか?

Noです。

いいえ

ポンキッキ山は男には行くことができませんか?

Noです。

ドーテ草は普通の植物と考えて問題ないですか?

普通の植物を生物学上の植物

はい

行かなかったのではなく行く必要がありませんでしたか?

Yes!!!

いいえ

ドーテ草は薬草ですか?

No!!! ミスリード注意?

はい

男性は無事に館から帰れましたか?

Yesです。

はい

男以外の登場人物はいますか?

Yesです。

男はドーテ草を手に入れることはできましたか?

手に入れることが可能かどうか、という意味ならば・・・とりあえずYesです。

はい

その男性が私に会ったことが原因ですか?

Yes!!!

いいえ

男の知り合いがポンキッキ山もしくは周囲にいますか?

Noです。

ドーテ草は持ち運ぶことができますか?

うーん・・・とりあえずYesですかね。ポケットサイズです。

はい

お探しのよう は 入手を目的としていますか?

Yesです。 入手が目的です。

はい

男は他人のためにドーテ草が必要でしたか?

Yes!!! ミスリード注意?

いいえ

ドーテ草は自分のために探していたのですか?

Noです。 15の通り、他人のために探していました。

いいえ

ここがポンキッキ山ですか?

Noです。 クリスティーナの館とポンキッキ山は全く別の場所にあります。

いいえ

既に第三者が入手していましたか?

Noです。

いいえ

もしくは第三者が死亡してしまいましたか?

Noです。

過去・未来関係ありますか?

うーーーん・・・微妙なところです。 ミスリードしそうなので、とりあえずNoで考えて頂いて大丈夫かと思います。

男は独身でしたか?

YesNoです。 さほど重要ではないです。

はい

ドーテ草は毒草ですか?

Yes!!!!! ミスリード注意?

いいえ

クリスティーナ卿は何か対価を求めましたか?

Noです。

いいえ

男は死にますか?

Noです。

いいえ

男の殺害計画はバレて幽閉されますか?

Noです。

はい

クリスティーナ卿は男に何か授けましたか?

Yes・・・? ミスリード注意です。

はい

私はドーテ草の在り処を教えた以外に男に何かしましたか

Yes・・・? ただ、「何かした」という表現は微妙です。

はい

男は五体満足な正常な男性ですか?

Yesです。 男の心身とも障害などはありません。

いいえ

劇薬の『カンタレラ』や『トリカブト』など形があって目に見えるものを授けましたか?

No!!! 形があるものを授けたのではありません!

いいえ

男は毒殺目的でドーテ草を探していたが、それを実行する前に目的が果たされましたか?

Noです。

いいえ

男は呪術が使えるようになりましたか?

Noです。

いいえ

私は一般人に魔法、魔術を教えることができますか?

Noです。

いいえ

授けたものは現代日本にも存在するものですか?

Noです。

はい

知識授けましたか?

Yes!!!

いいえ

クリスティーナ卿はドーテ草よりも強力な毒草の入手方法を教えましたか?

Noです。

はい

授けられたものの結果。毒草を取りに行く必要がなくなりましたか?

Yes!!!!!

男の目的は達成されましたか?

最終的にYesです。

いいえ

ドーテ草はポンキッキ山にしか生息できませんか?

Noですかね。 あまり重要ではありません。

いいえ

男には殺したい人がいましたか?

No!!!

男は解毒薬を完成させましたか?

最終的にYesです。

いいえ

男はドーテ草を手に入れましたか?

Noです。

いいえ

ドーテ草を錬成しましたか?

Noです。

いいえ

毒の成分を解析できましたか?

Noです。

いいえ

男はドーテ草と同等な毒薬の調合レシピを授けられましたか?

Noです。

毒にかかった人の治療に成功しましたか?

「毒にかかった人」はNoです が、最終的に「治療に成功する」はYesです。

いいえ

男は医者で大勢の人の命を救いましたか?

Noです。 そこまで大規模な話ではありません。

男は知識だけで第三者の治療に成功しましたか?

うーん・・・とりあえずYesですかね。 あまり重要ではないと思います。

はい

男の目的は特定の誰かを助けることでしたか?

Yes!!! ただし、「誰か」という以上の特定はあまり重要ではないです。

いいえ

ある病気の治療薬は、ドーテ草の毒を原料としていましたか?

Noです。

はい

第三者は男の家族ですか?

Yesです。 とりあえず、「親しい間柄の人物」という以上の特定は必須ではないです。(というより考えていません)

いいえ

「毒草だけど、下痢するくらいで死にゃーしないわよ」 と知識を授けましたか?

Noです。

いいえ

男自身を救いますか?

Noです。

いいえ

解毒薬の効果を調べるために、ドーテ草で誰かを病気にしようとしていましたか?

Noです。

いいえ

第三者は自分が毒殺されると被害妄想になっていましたか?

Noです。

いいえ

ドーテ草の毒性は人が死ぬほど強くはありませんでしたか?

No!!! 非常に致死性が高いです!

はい

知識を得た結果がドーテ草の毒ではないことが判明しましたか?

Yes!!! 知識を得た結果、治療に必要なのはドーテ草の毒ではないと判りました!まとめられますか?

いいえ

毒を盛って毒を制しますか?

Noです。 治療に毒は使われていません。

はい

核心男は自分の親しい人を救うためドーテ草を求めていたが知識を得たことによりドーテ草は必要ない事が分かりポンキッキ山に行く必要もなくなり正しく治療しましたか?

Yes!!! 59と併せて正解です!

はい

核心男はドーテ草が毒草だと知りませんでしたか?

Yes!!! 58と併せて正解です!解説へ参ります。

いいえ

ドーテ草で安楽死させようと思っていたが、解毒の方法があることを教わりましたか?

Noです。 安楽死ではなく、治療が目的でした。

答え

男性のお話を聞いたのですが、彼の身内の方が非常に珍しい病に罹ったそうです。
命に関わるような病なのですが、今の医術では手の施しようのない病です。
しかし、身内の方を助けようと必死の想いで様々な文献を調べまわり、その治療法に関する記述を見つけたそうです。
その治療法として記載されていたのがドーテ草でした。
ドーテ草から精製した薬が病の特効薬になると書かれていたそうです。

しかし、ドーテ草は希少で簡単に手に入るものでは無い、という事までは判ったようですが、肝心のドーテ草の生息地は判りませんでした。
彼はまた必死になって探し、ようやく行き着いたのが私という存在でした。
魔女である私なら何か知っているかもしれない。あるいは魔法によってその生息地を知り得るかもしれない。
藁にもすがるような想いだったようです。

「ドーテ草の生息地を教えてくれ!」
私はまずその質問に対して素直にお答えしました。
「ドーテ草は、ポンキッキ山という山に群生しています。」
しかし、私には気にかかっていた事があり、その事を男性にお尋ねしました。
「ですが、ドーテ草は猛毒の草です。本当に、そのようなものをお探しなのですか?」
私が赤き真実にて語った言葉に、彼はひどく驚かれているようでした。

そう、私の知るドーテ草は薬草などではなく、非常に致死性の高い毒草なのです。
香りを嗅ぐだけでも命に関わるため、はるか昔にその大部分が駆除されたほどです。
だからこそ今では希少な草なのですが、ポンキッキ山には未だに駆除されずに残っているようです。

つまり、あろうことか彼が調べたという文献には誤りが記載されていたのです。
危うく彼の身内が助からないばかりか、彼自身の命にも危険が及ぶところでした。

その後、私は彼にちゃんと教えて差し上げました。
「病に効く本当の薬『アンチドーテ草』は、ヒラケー洞窟という洞窟の奥に生息しています。」
そして彼は私に礼を述べ、ヒラケー洞窟へと向かいました。
毒草の生えているポンキッキ山に行くことはありませんでした。



-過去を生きた人が記したものが、全て真実とは限りません。時にはそれらを疑うべき時もありましょう。
皆様もどうかお気をつけて頂きますよう・・・
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