ウミガメのスープ

ははは……

作者: 甘木

亀山は生徒に非常に人気のある教師であった。
ある日、教え子がよくあるミスをした。今までであれば亀山は笑って優しく訂正するところであったが、その時は笑いつつも内心は悲しみながら訂正した。
状況を説明してください。

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

亀山が何の学校(小・中・高・専門・訓練等)の教師か、特定は必要ですか?

YES 言ってしまえば小・中の教員をイメージしています。

はい

性別は重要ですか?

YES!

はい

亀山には子供がいましたか?

YES! ミスリード注意!

はい

亀山の子供は死んでしまいましたか?

YES! す、鋭い!

はい

核心教え子が亀山に「先生!」と言おうとしたが間違えて「お母さん!」と言ってしまい、亀山は最近亡くしてしまった我が子のことを思い出し悲しくなりましたか?

YES!! お見事!!!

はい

亀山が悲しんだのは亀山の子供と何か関係がありますか?

YES!

答え

亀山は良き教師であると同時にかつては良き母だった。
過去形である理由……それは彼女が不幸な事故で愛する子供を亡くしてしまったからである。
無論、亀山の悲しみは耐えがたいものであった。
しかし、それでも教師たる使命感からか教え子に余計な気を使わせないために、自身が悲しんでいることを必死に隠してすでに立ち直ったという姿勢で教え子たちと接し続けた。

しかしある日……

亀山「では次のところは海田君、読んでちょうだい。」
海田「はい、お母さん……じゃなかった、先生!」

海田の言い間違いにクラスはどっと笑いに包まれた。

亀山も一緒に笑ったが、内心は違った。
もうすでに、そうやって自分をお母さんと呼んでくれる子供はこの世にいない。
その現実を改めて認識した。

「まったくもう、海田君。私はあなたのお母さんではありませんよ……。」

力の無い笑顔でそう言った後、亀山はクラスの生徒たちに背を向けて黒板に字を書きながら、ひとすじの涙を流したのであった。
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