死のノート
ここに名前を書くと、その人物を殺すことができるのだ。
さて、誰を殺そうか。
他人をゆすってばかりいる海山亀雄。
俺の彼女を奪いやがった羅手伸一。
とにかく気に入らない田中太郎。
あいつ、こいつ、そいつもだ。
どこで、どう殺されるか、すべて俺の思い通りになるのだ。
素晴らしい力を手に入れた。
世間も大きく騒がせることにもなるだろう。
だが、その思いと反し、まったく世間を騒がせることはなかった。
いったい、どういうことだろうか?
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
おれは最後に生きていますか?
YES 生きています
海山亀雄ほか、問題文中に出てきた人たちは全員殺されましたか?
YES 俺以外は殺されました
世間は僕が殺人を犯した事に気づかなかったのですか?
YESNO 気づかなかったのですが…ミスリード注意です
俺以外の全ての人間を殺しちゃいましたか?
NO そういうことではないです
妄想落ちですか?
YESNO ある種、妄想のようなものだったのですが…単純にそれがオチではなく…
僕に殺された人は、自殺・病死・事故死など、他殺以外の方法で殺されたように見えましたか?
NO すべて他殺です
殺害日時・殺害方法はバラバラですか?
YESNO バラバラでも同じでもいいです
そのノートでないといけないのですか?
NO! このノートでなくてもいいです
殺し方はみんな別々ですか?
YESNO 別々でも同じでもいいです
その殺したい人のノートに書かないといけないのですか?
NO 書くのは自分のノートです
俺自身が殺人を犯しましたか?
NO! 違います
親出ますか?
NO 出ません
自殺ますか?
NO 自殺ません
殺人を犯す人は1人ですか?
NO! 1人に限らずいろんな人です
ノートとは「掲示板」のことですか?
NO 掲示板ではありません
精神的に殺しましたか?
NO そうではありません
登場人物の年齢は重要ですか?
NO 特に重要ではありません
ノートは紙のノートですか?
YES 紙のノートです
核心男は小説を書いたけど売れなかったですか?
YES! 正解!
答え
さまざまな賞に応募するが、箸にも棒にもかからず、ついに日の目を見ることはなかった。
まあ、いいだろう。
小説の中ならどんなやつでも思う存分殺せるのだからな。
今日も俺はノートを開き、推理小説のプロットを考えるのだった。
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