ウミガメのスープ

いつかのメリークリスマス

作者: ツォン

私
はクリスマスプレゼントを貰った。
受け取った記憶はないが、多分二度と同じものは貰えないだろう。

一体どういうことだろう?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

?

プレゼントは一つだけですか?

イエス。

?

プレゼントを贈った人は死にましたか?

ノーですが、どちらでも。

?

受け取った記憶はなくても、もらうのを断った記憶があったりしますか?

ノー。断ってもいません。正しくは「いつ貰ったか定かではない」です。

?

現在、手元に貰ったらしきプレゼントは在りますか?

イエス、間違いなくあります。

?

文中の「私」は女性ですか?

イエス!

?

子供でないとそのプレゼントはもらえませんか?

ノー、むしろ子供ではもらえません。

?

記憶がないのは私が幼すぎて認識できなかったからですか?

ノー、6参照、

?

気持ち・・ですか?

ノー。実体あります

?

お母さんの再婚相手がまさかのB'zですか?

ノーですねぇ。でも微妙に

?

もらった相手はわかっていますか?

イエス。

?

記憶喪失ですか?

のー。

?

登場人物は私とプレゼントくれた人の二人ですか?

ノー!

?

そもそもプレゼントくれた

イエス

?

その女性がもらったのは赤ちゃんですか?

イエエエス!!!

?

プレゼントの中身は重要ですか?

イエス、14です。

?

わたしはプレゼントをもらって嬉しかったですか?

イエス、奇跡だと思いました。

?

私は不妊治療してました?

ノーです。

?

結婚したときに既に高齢で子宝を授かるのは無理と諦めていましたか?

ノー。

?

核心子供の誕生日がクリスマスでしたか?

これがほしかった!正解です^^

★

答え


<嘘>→<嘘 第三幕>の後に読んでみて下さい。

―――――――――
今年の7月、私は彼と入籍した。
当時既に妊娠5ヶ月だった私。
夫は
「予定は年末かぁ。クリスマスだったりしてな(笑)」
「だとしたらすごいなクリスマスプレゼントね(笑)」
二人でおどけていた。

そんな会話を忘れていた私だったが、12月24日の夕方、陣痛がはじまる。

急ぎ病院へ向かう私。
彼は仕事が抜け出せず、到着したのは私が分娩室に入る直前だった。

血が苦手な彼は、私の頭を撫でて
「頑張ってくれよ…」
と今にも泣き出しそうな声で言った。

彼を待合室に残し、出産に挑む。

繰り返す強烈な痛みに、看護師の腕を引きちぎらんばかりの力で握った。
5回、10回といきむうちに、医師から声がかかる。
「頭が出ましたよ!もうちょっとだから頑張ってね!」

「はいぃ…ひっひっ…ん゛う゛ぅうぅぅっ!!!!」
ラマーズ法の呼吸の<ふー>がとんでもない声になった時、私の声に混じって甲高い泣き声が聞こえた。
同時に待合室の時計の鐘が12回、なった。
「おめでとうございます。元気な女の子ですよ。クリスマスと同時に産まれたなんて、まさにクリスマスベイビーですね」
看護師が優しく言った。

数分後、夫が分娩室に入ってきた。
疲れ果てた私を見ると、彼は涙ぐむ。
「お疲れ様…、良く頑張ったな…」
「ん…、ねぇ、抱いてあげて?」
隣には、私達の愛子を抱いた看護師が待ち構えていた。
受け取る夫は思わずつぶやく。
「うわ…、軽いな…」
「これでも3500gあるんですよ。大きいんです」
「へぇ…」
涙でぐしゃぐしゃの顔で抱いた娘を見つめる彼が、いつも以上に愛おしかった。

「ねぇ、あなた。入籍の時の話覚えてる?」
「…ああ、クリスマスに産まれたりして、って話か?」
「うん。素敵なクリスマスプレゼント、ありがとうね」
「お互いに最高のプレゼントだな…。こちらこそありがとうな」

私達は互いに目を合わせ、満面の笑顔を交わした。
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