ウミガメのスープ

【小さな器の無いレストラン】

作者: のりっこ。

注目を集める男は小さな器でウミガメのスープを注文したが、
差し出されたのは普通の大きさの皿に注がれたスープだった。

翌日、男は皿を洗っていた。



状況を推理してください。



出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

男の人間的な器が小さいのですか?

NO

無銭飲食は関係ありますか?

YESNO 近いです!!!

「注目を集める」とは見た目で注目を集めましたか?

他の要素もありますが、ほぼYES!

はい

男が皿を洗っていたのは、ウミガメのスープを注文した店でですか?

YES

小さな器で注文したのは男にとって都合がいいからですか?

YESNO 【都合がいい】とはニュアンスが異なります・・・

いいえ

男はその店の常連ですか?

NO ですが以前に来店した事はありました。

はい

男の職業は重要ですか?

YES!!!!! ※ミスリード注意

男が洗った皿は普通の大きさの皿ですか?

YESNO 色んな大きさ・種類の皿だと思います^^

はい

男が皿を洗うのは弁償的な行為ですか?

YES・・・に近いですが、それが全てではありません・・・

いいえ

男はフードファイターですか?

NO

いいえ

マジックは関係ありますか?

NO

いいえ

「翌日」という時間経過は重要ですか?

NO あまり重要ではありません・・・が、妥当な線かと・・・ 当日でも十分在り得ます・・・ ※ミスリード注意

入っていたスープの量が重要ですか?

ある意味・・・YES・・・かな^^; 結構返答が難しい部分です・・・

はい

核心無職の男 「ほ、ほんのちょっとでいいから、スープをめぐんでくだせえ」 「…腹減ってるんだろ?いいよ、たんと食え。そのかわり、あとでしっかり働いてもらうぜ」 ますか?

YES!!!!! ほぼ正解なので解説いきます^^

いいえ

罰ゲームで皿を洗っていますか?

NO

はい

メニューに価額は書いてありますか?

YES だと思いますが、あまり重要ではありません。

はい

男は無職ですか?

YES!

はい

ウミガメのスープは美味しかったですか?

YES^^ とても・・・懐かしい味でした・・・ ;;

いいえ

男は料理人ですか?

NO

答え

ホームレスだろう。

薄汚れた衣服に無精ヒゲ。
憔悴しきった感のある初老の男に、
店員、客、ほとんどの視線が集まる。

だが店長はそんな事は一切気にせず、
レストランを訪れてくれた【大切なお客様】を笑顔で迎え入れ、席へ案内した。

自分を案内してくれた店長に深々と一礼すると、男はよろめきながら席に座り、

『わ・・・私の様な者が・・・来店して・・・・・
迷惑ですよね・・・・・ すいません、すいません・・・・・
お腹が・・・減ってしまって・・・・・
どうか、少しだけで・・・いいんです・・・
ち、小さな器でいいです・・・
私は・・・昔、このレストランに・・・来たことが・・・あって・・・・・
その・・・時に 食べた・・・・・ウミガメのスープが・・・
ほ、本当・・・に美味しくて・・・・・
また食べたいと・・・思っていました・・・・・』

店長は男の一言一句をしっかりと聞き受け、

『左様ですか、ありがとうございます。
では本日はウミガメのスープを?』

ホームレスは答えた。

『ええ・・・ ですが、私は・・・・・
笑ってやってください・・・ その・・・・・
今は・・・ その・・・・・お恥ずかしいんですが・・・
す・・・数十円しか・・・ 持ち合わせが・・・・・

すいません・・・・・本当に すいませ・・・・・

む・・・無理でしょう・・・が・・・・・
小さな・・・器が・・・ありましたら・・・・・
ほんの、ほんの ちょっとで・・・いいんです・・・・・
小さなお皿に・・・・・ ウミガメのスー・・・・・ ぅぅっ・・・』

涙を零した男に胸ポケットから取り出したハンカチを差し出し、店長は語りかけた。

『かしこまりました、お客様。
どうか涙をお拭きになられてください。
少々、お待ちくださいませ^^』



数分後、男の前に出されたのは、通常の食器に注がれた【ウミガメのスープ】だった。



男は、

『こ・・・こんな・・・・・大きな・・・・・そんな、
いや・・・・・私は・・・・・お金が・・・ありませんので・・・・・』

店長は首を横に振り、

『お客様、申し訳ありませんが、当店ではこのお皿でしかウミガメのスープを提供しておりません。
ささ、スープが冷めてしまいますので、どうぞお早めにお召し上がりください^^
まずはお客様のお腹が少しでも満たされる事が先決です。
それでは、ごゆっくりどうぞ^^』

男の目からはまた涙が溢れ、

『あっ・・・・・あ・・・・・ ありがとうございます・・・・・
本当に・・・本当に・・・・・ ありがとうございます・・・・・!!!』



男はスープを次から次へと口へ運んだ。



・・・その昔、素朴な日常ではあったがサラリーマンとして働き、
妻子も傍に居てくれた幸せな頃に家族で来店して
【美味しいね】と言い合って食べた、あの懐かしい味だった・・・・・



全額払えるお金も持たずにスープを食してしまった事を何度も謝ろうとする男に対し、
店長は【良ければ明日からでも、うちで働いてみませんか? それならすぐにでも本日分の料金は払っていただけるでしょうし^^】
と提案してくれた。



男は心底店長に感謝し、
翌日にはこのレストランで皿を洗う男の姿があった。



— ありがとうございました^^

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