法螺吹き翁
そう言って老人は男に話をする。
聞くとそれは信じるに値しない与太話で、それが男には可笑しかった。
「もう一度、昔の話をしてくれるかい?」
男はそう言ったが、老人はそれに応えなかった。
男はついに絶望した。
どういうことか。状況を補完し説明してください。
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
男が絶望した時、老人は生きていましたか?
NO トテモジュヨウデース。
昔話は関係しますか?
日本昔話的なことですか?でしたらNOです。
昔話をしてくれてた優しいおじいちゃんが死にましたか?
YES 昔話をしてくれてたおじいちゃんが死にました。。
一行目と四行目は、時間があまり経過していない直ぐの話ですか?
NO これもとても重要なことです。
※1 老人がもうすぐ死ぬと、男は分かっていましたか?
NO
孫が夜眠る時におじいさんが昔話をしてくれていたのに、おじいさんが死んでしまったので、孫は寝られなくなり絶望しましたか?
NO それは悲しいですが違います。
男は子供ですか?
YesNo 解説では設定していますが特に重要ではありません。重要なのは質問4の時間経過です。
3 大好きだったので出棺の時にすがりついて「もういちど昔の話をしてくれるかい」、ちょっと泣けますか?
NO 今回は泣ける話ではないのです。
老人の死因は重要ですか?
NO 重要ませぬ。
おじいさんはボケてしまって同じ話を何度もしていましたか?
NO ボケていませんでした。
病床で自分が若い頃の話をしていたおじいさんだったが、ついに亡くなるときがきて、家族の呼びかけに応えてくれなくなったので男は絶望し悲しみますか?
NOですが重要ポイントが含まれます。
男は冬山で遭難中で、老人と密着して温め合っていたのだが、老人がついに死んでしまったことに気づき、いよいよ自分も凍死を免れないだろうと思って絶望しましたか?
NO 密着するならもっとこう...若い...いやなんでもありません。
昔の時点では与太話だと思われていた事が、後に重要な事だと判明しましたか?
YES これも重要です。
4 時間経過は、数年以上の長い時間が経っていますか?
YES その通りです。
最近ブラック企業に勤めてしまい、心のよりどころがなかった男は久しぶりに実家に帰り、例の与太話老人に会いにいったが死んでるとわかり、もう自分には何もないと絶望しましたか?
NO ブラック企業ですね。お気持ちわかりますが違います。
男の絶望とは、老人が亡くなったことに対するものですか?
YesNo それもありますがそれだけではありません。
老人は一人ですか?
YES ろうじん は ぶんしん しません !
男は老人と血が繋がってませんでしたか?
YES 血はつながっていません。が、あまり関係ありません。
男もこのあとすぐ死にますか?
YES 「すぐ」がどの程度かわかりませんがおそらくは。
老人がしていた話は自らの若い頃の話ですか?
YES 重要です。
13 絶望は死んだ事により情報が聞き出せなくなった事に対する絶望ですか?
YES そういうことです。
男のアリバイ立証につながる話を老人がよくしていたのだが、過去の事件に関して警察に男が疑われ、老人に証言してもらおうと思ったときには老人は亡くなっていましたか?
NO 男は犯罪おかしません。
おじいさんが隠したお宝の在り処の話を昔は信じておらず話半分に聞いていたが、おじいさんが死ぬ間際にそれが真実だと知って「もう一度ちゃんとお宝の在り処を教えてくれ」と頼んだけれどおじいさんは死んでしまい、お宝を見つけられなくなって絶望しましたか?
NO ですがそれも確かに絶望ですね...
老人は過去に犯罪を犯していますか?
NO
男の状況は与太話の状況と同じですか?
YES そうなのです。
核心老人は預言者で、昔与太話として聞いていた「人類滅亡するよー」という話を思い出した男は対処法はないか老人に聞いてみたかったが彼が死んだと知った男は頭を抱えて絶望しましたか?
YES 概ね正解なので後ほど正解にさせていただきます。あとは「昔の話」の要素を補足していただきたい。
ある日森の中、くまさんに出会いましたか?
NO 出会いません。
男と老人以外に重要キャラはいますか?
NO
老人が若いころ体験していた経験を男も経験しており、老人はそれが原因で死んだ。男は自分も老人と同じように死ぬのだと絶望しましたか?
前半はYESです。
男は、老人の与太噺が、実話だということに気づきましたか?
YES 気付きました...!
男は自分が生き残る方法を老人に聞けばよかったと思っていますか?
YES そうなのです...!
老人の話していた「昔の話」は、男にとっても過去の話ですか?
NO そうではないのです。
老人の話の内容以外に非現実要素はありますか?
YES 最重要項目です。
昔の大災害から生き延びた話を老人はしており、男たちは年寄りの昔話と思って聞き流していたが、再びそれに近い災害が起こり、どうすればいいか老人に聞こうとしたときには老人は亡くなっており絶望しましたか?
NO!過去にそういった記録がなかったために男は与太話だと思ったのです。
核心老人は生き残りで未来から来たと言って、昔の話をして、その昔が今ですか?
YES 26と合わせて正解とします。
老人は未来人ですか?
YES
おじいちゃんは過去に宇宙人の侵略を退けましたか?
NO そこまでしてないですがその気概や嫌いじゃないので良質でがまんしてください。
老人は「不治の病にかかったけど◯◯したら元気になった!」的な話をしていたが男には聞き流され、再び伝染病が流行ったときに老人に治す方法を聞くもすでに亡くなっており、罹患者である男は絶望しましたか?
NO 何したら元気になったのでしょう...気になります。
核心老人は、未来からやってきた男自身で、男が将来遭遇する困難にどう対処すればいいのかを語っていたことに気づき、もう一度老人に話を聞こうとしたが、老人は死んでしまって話が聞けなくなったので、男は絶望しましたか?
YES スバラシイ!
おじいちゃんは時をかける老人ですか?
YES そうです。ピチピチの可愛い女の子じゃなくてすみません。
与太話は老人が昔の戦争で生き残る話で、男はこれから現実の戦争に駆り出されますか?
NO 「昔の」ではないのです。
老人は過去から来たタイムリープおじいちゃんで、男は老人の話を聞き流していたが、ひょんなことから男も未来の世界にとんでしまい、老人にどうすればいいか聞こうとするものの飛んだ先の未来ではさらに歳をとっており亡くなってしまい、もとの世界に戻る方法がわからない男は絶望しましたか?
NOw 世界観がカオスw
答え
「昔の話をしよう...」
そう言って老人が話を始めた。
「この辺りで大きな火事があったんじゃ」
「隣の国はこぉんな大きな竜巻が来て国ごと吹っ飛んじまったよ」
「北の方の氷がみんな溶けちまって、そこら中がプールみたいになったもんだ」
老人の話は出鱈目だった。
実際そのような災害の記録はどこにもなく、明らかに呆けた老人の妄想話であった。
法螺吹き爺さんなどと呼ばれたその老人の話を、当時少年だった男も笑って聞いていた。
「本当に恐ろしいのはその後じゃった。人間のほとんどが死んでしまったんじゃ」
男が大人になり、老人の話などすっかり忘れた頃。
男が住んでいた地域で大規模な火災が起きた。
男は辛くも生き延びた。
数年後、隣の国が巨大な竜巻で壊滅した。
男は我が身が助かったことを神に感謝した。
数年後、温暖化の影響で氷河が溶け、近い未来に多くの国が海に沈むというニュースを見た。
男は神妙にその事実を受け止めた。
数年後、大きな洪水があった。
数年後、地震があった。
数年後、遠い地で戦争も起きた。
何年もの間で起きた災害を通して、男はようやく理解した。
そうか。
すべては老人の話の通りであった。
出鱈目などではなかった。
老人は実際に未来を見ていたのだ。
老人にとっては「昔の話」――それは昔彼がまだ未来にいた頃の話ではなかったか。
そうして男は思い出す。
この後、ほとんどの人間が死ぬ。
男は老人を探した。
老人ならばその大災害から逃れる術を知っているはずだった。
記憶を頼りに辿り着いた老人の家は、今にも瓦解しそうなほどにボロボロで、玄関は開け放たれており、老人は椅子に深く腰掛け何か書き物でもしているようだった。
「お久しぶりです」
男は声をかけたが返事はない。
「もう一度、昔の話をしてくれるかい?」
男は老人に近寄り、肩に手をかける。
その瞬間、老人は崩折れた。
老人は息を引き取っていた。
男は呆然として老人の向かっていた机の紙切れに目をやった。
そこに書かれていた文字を見て、男はついに絶望した。
“お前は遅すぎた”
※要約解説
老人は未来人で、「昔の話」とは彼にとって昔、まだ未来にいた頃に見た災害を語ったものであった。
時の流れとともに老人の話が現実となっていくのを見た男はその事実に気付く。
予言された未曽有の大災害から逃れる術を聞きに再び老人のもとを訪ねるが、老人は既にこと切れており話を聞くことはできず絶望に至る。
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