ウミガメのスープ

【ラテクエ細川家】約束、守ってくれたんだね

作者: アイゼン

夏祭り当日、浴衣を着て行くと言った彼女は洋服を着てきた。
一体何故?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

浴衣は着れない状態でしたか?

いいえ!

はい

登場人物は彼女と語り手以外にいますか?

はい!!

いいえ

浴衣を着られない事情はありましたか?

いいえ!

はい

彼女は人間ですか?

はい。

いいえ

彼女は浴衣を着たくなかったのですか?

いいえ!

いいえ

彼女は浴衣を着ましたか?

いいえ!

はい

彼女と語り手の関係は重要ですか?

はい!!

はい

彼女に意志はありますか?

はい。

はい

登場人物は3人ですか?

はい!

いいえ

3人目の為に、浴衣を着るのをやめましたか?

いいえ!

彼女と語り手は恋人関係ですか?

yes,no!! 語り手と“彼女”の認識は違っています!

いいえ

彼女は妊娠していますか?

いいえ。

いいえ

彼女の恋人が語り手以外に存在しましたか?

いいえ。

はい

恋人だと思っているのは語り手だけですか?

はい!

いいえ

語り手はストーカーですか?

いいえ!

いいえ

彼女にとって語り手は、友達ですか?

いいえ!

いいえ

語り手は、さっきの村崎さんのスープのストーカーですか?

いいえw

はい

語り手は人間ですか?

はい! ミスリード注意です

いいえ

彼女は語り手を騙すつもりで洋服で行きましたか?

いいえ。

いいえ

人間以外は出てきますか?

いいえ。

はい

ファンタジー・オカルト要素ありますか?

はい!!

いいえ

彼女は有名人ですか?

いいえ。

いいえ

タイムスリップ関係ありますか?

いいえ! ですが、近いですね

いいえ

第三者と語り手は別の時間系列の同一人物ですか?

いいえ。

いいえ

無限ループ関係ありますか?

いいえ。

いいえ

第三者と彼女は双子ですか?

いいえ!! ですが……

いいえ

兄弟ですか?

いいえ。

はい

第三者は女性ですか?

はい!

はい

第三者と彼女は似ていますか?

はい!!

いいえ

すると姉妹ですか?

いいえ。

いいえ

彼女は祭りの日を間違えた?

いいえ。

はい

親子ですか?

はい!!

夏祭りは寺で催されている?

関係ありません

はい

語り手と第三者が恋人同士ですか?

はい!!

はい

語り手は彼女の御先祖様(守護霊?)ですか?

はい!!

はい

核心第三者は彼女のおばあさんで、彼女は若い頃のおばあさんにそっくり。ですか?

はい!! 解説行きます!

はい

語り手は幽霊ですか?

はい!!

いいえ

「The YUKATA」みたいな浴衣としてつかえるでデザインの洋服でしたか?

いいえ。

答え

私には結婚を目前に控えた女性がいた。
当時、結婚といえば家と家の繋がりを意味していたものなので、お見合いで無理矢理という手法が多かった。
私たちの場合もそうなのだが、お互い気が合い、結婚の日を楽しみにしていた。

幸せな日々が続いた。そして、終わった。
戦争が始まり、私は兵士として戦場に赴く事になった。
彼女に会えない日が続く。寂しいと思う余裕はなかった。ただ、彼女の事を忘れた日はない。
「戦争が終わったら、夏祭りに一緒に行こう。赤い浴衣着て行くから、それが目印」
そう書かれた彼女の手紙をいつも懐に入れ、私は毎日戦場を駆けた。

耳を裂く爆音。真っ白になる視界。
私は思わず、目を閉じた。


目を開けると、私は赤い鳥居の前にいた。
賑やかな人々。しかし、見慣れない服を着ている。
その人々の中に、ずっと会いたかった人の姿を見つけた。
「チエ!」
私は彼女の名を叫び、駆け寄った。
彼女は目を白黒させている。そうか、死んだと思われていたんだな。
「え、私は千佳ですけど……」
「何を言っている! お前はチエだろうが!」
「え……あっ、はい」
「……どうした? 赤い着物を着て行くと手紙に書いてあった筈だが」
彼女もまた、見慣れない服を着ていた。
「まあいい。存分に夏祭りを楽しもう」
赤い着物姿を見れないのは残念だが、まあ、この服もこれはこれで……いいな。
最初は彼女も戸惑っていたようだが、次第に楽しそうに笑ってくれるようになった。
世界は平和になったんだな。私は彼女の笑顔を見てそう思った。
命をかけた甲斐があった。そう、“彼女”に会えたのだから。

「ほら、花火始まっちゃうよ!」
「あ、ああ」
いつの間にか、私は彼女に手を引かれていた。
土手の上の人だかりの中、私と彼女は花火を見た。
破裂音は何回も戦場で聞いた。
が、これは紙一重で正反対のものだろう。
私の周りには、笑顔が溢れている。
「チエ……いや、チカ」
「何?」
こっちを向いた彼女の頬に右手を当て、彼女の左目の下を親指でなぞる。
チエにある筈の、泣きボクロがない。
私はあの時死んだのだ。そして、彼女はきっとチエの――

「ありがとう」

そう呟き、彼女に微笑みかけた。
指が段々と透けていく。これで、さようならだ。


さて、孫と浮気したんじゃないかとチエに怒られるから、名残惜しいけど帰らなきゃね。
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