ウミガメのスープ

君のいる世界

作者: 緋色

僕の妻は不治の病、だという。
医者によるともってあと1日らしい。
君を助けなければ。
何があっても君を守る、と約束したんだ。

…時間がない。
もうこれしか、これしか僕に残された手はない…
ついに僕は手を出してしまった。

____悪魔との禁断の契約に。

「妻の、かおりの病気をなおしてくれないか」

『…ああ、必ず実行してみせよう
もちろん、ただだとは思っていないよな?



…代償は、お前の死だ
契約は一時間後に成立する』


「…構わない、はやくしてくれ」


『くくっ、見上げた男だな

……後悔するなよ?』

ーーーーーー

こうして悪魔と男の契約は成立した…はずであった。

しかし40年後、妻の死を看取っている男の姿があったというのだ。

いったいどういうことだろう?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

悪魔は契約を棄権しましたか?

NO

はい

非現実要素はありますか?

YES

はい

40年後、男は生きていますか?

YES

はい

悪魔以外に非現実要素はありますか?

YES

妻の死を看取った男は後悔していますか?

YESNO きっと後悔してはいないと思いますが…

はい

妻の病気は治りましたか?

YES!

核心代償は死=永遠に死ねない ますか?

正解です!鋭い!

はい

僕と妻を看取った男は同一人物ですか?

YES

核心死を代償にする=死ねなくなる ですか?

正解です!おめでとうございます〜!

いいえ

妻が天使と契約しましたか?

NO この解説も読みたいですね!

もってあと1日って、病院に行くの遅すぎると思いますが重要ですか?

ずーっと病院に入院してて…みたいなのを想定してました(・・;)

答え

「ねぇ」

「なんだい?」

「…私がもう長くないことはわかってるの
どうせあの時終わる命だったんだわ
…奇跡は二度は起きない、わ

最期に、ずっと気になっていたことをひとつ聞いていいかしら?」

「…ああ、」

「どうして、どうしてあなたは私がこんなにも歳をとってしわくちゃになっているのに、ずっと…若いままなの?」

「…どうしてだろうな
君と出会った日から決まっていたのかもしれないな」

「また、そうやってごまかして…
…ふふっ、まあいいわ。

__手をつないでもいいかしら?」

「…ははっ、お前も歳をとったなぁ
前はあんなに白くて綺麗な手だったのにな」

「あなたはムードのない男ね」

「…」

「どうしたのよ、急に無言になって…」

「…かおり、出会えてよかった」

「…、、」

「僕はこっちでずっと、ずっと君のことを待っている
だから、こっちに帰ってきたら必ず僕を見つけてほしい」

「ふふっ、そんなこと言う人じゃなかったじゃない
…でも、嬉しいわ
これで、安心して…」

「うん、おやすみ…
ずっと、ずっと待っているから」

_____君の、いない世界で一人。


【簡易解説】
男は悪魔との契約により死を失って、永久に生き続けることになった。寿命を迎えた妻を看取り、これからもずっとずっと一人、彼女を待ち続けるだろう。
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