ウミガメのスープ

桜と魔法使い

作者: かっぱえびせん

桜の木の下に制服のあの人がいた。
私を見ると、その人は謝まりだした。

なぜ?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

では、現実ではありえない超常現象、能力等を考慮する必要がありますか?

NO!! そのようなものは登場しません。

いいえ

登場人物は二人ですか?

NO!

はい

木が無いと問題は成立しませんか?

YES!! ついでに「桜」である必要もありました!

はい

登場人物は3人ですか?

YES!!

いいえ

制服を着ていないと問題は成立しませんか?

NO!

はい

恋愛ごと関係ありますか?

YES・・・ですね。

いいえ

あの人=その人ですか?

NO!!

はい

3人は、私、あの人、その人、でOKですか?

YES!

いいえ

見るから謝るの間に重要な会話やできごとはありますか?

NO! 見てすぐに謝られました。

いいえ

2行目は1行目の直後ですか?

NO その人は私に気付くまで少し時間がかかりましたがあまり重要ではありません。

はい

3人は互いに面識がありますか?

YES!

いいえ

桜の木は比喩ですか?

NO  本物です。

はい

謝まりだした→あやまりだした、と読めばいいですね?

YES 問題文中の言葉のトラップはあの人、その人を区別することぐらいです。

いいえ

木の下とは、土の中に埋まっているという意味ですか?

NO! ちゃんと生きてます。

はい

誰か死んでしまいますか?

YES!! しばらく後ですが。

はい

登場人物の性別は重要ですか?

YES 少し。中には特定の必要のない人もいますが。

いいえ

私は亡霊ですか?

NO この時点では全員生きています。

いいえ

死んだのは「私」ですか?

NO!!

はい

制服は学校の制服ですか?

YES!! 制服のあの人は学生でした!

はい

その人は人に対して謝ったのですか?

YES

3人とも桜の木の下にいますか?

YES/NO 一行目では私はまだ桜の木の下に到達していませんが、2行目では三人とも桜の木の下にいます。

はい

3人とも人間ですか?

YES!

いいえ

謝ったのは、客観的に見て妥当なことでしたか?

NO!! 全然妥当じゃないです。でも、謝っても十分筋は通ります。

いいえ

三人は所謂三角関係でしたか?

NO!

はい

謝った人に、謝罪する意思は本当にありましたか?

YES!

いいえ

同性愛的な要素はありますか?

NO 異性愛です。

いいえ

桜は何かの象徴として使われていますか?

NO・・・かな。

いいえ

3人とも同年代ですか?

NO! 1人だけ、違う人がいます!

いいえ

謝った人に非はありますか?

NO・・・ほとんど非はありません。しかし、強いて言えば非があり、本人にとってはやましいことがありました。

はい

三人のうち 二人は恋人同士ですか?

YES! そんな感じの関係です。解説では幼なじみになっています。

いいえ

死んだ人は、謝った人ですか?

NO!!

いいえ

謝ったことは恋愛関係ありますか?

NO あっても間接的です。

はい

では、学生のあの人が死んだのですか?

YES!! しばらく後に。

いいえ

あの人に対して謝った?

NO 私に対してです。

はい

学生のあの人の死因の特定は重要ですか?

YES!! 死因に関係するある事実が重要です。

はい

年の離れた1人は、年上ですか?

YES! ずっと年上でした。

学生は若いですか?

若い・・・のかな。設定では高校生です。

はい

年の離れた人は、その人ですか?

YES!!

はい

物語の季節は重要ですか?

YES!!!!! 超重要!!

いいえ

誰かがあの人を殺害しましたか?

NO

いいえ

季節は春でしたか?

NO!!

いいえ

季節に関連した、桜の木の様子は重要ですか?

NO! しかし、桜の状態は重要です。

はい

冬でしたか?

YES!! 冬と秋の中間あたりです。

はい

制服のあの人はこの時点で余命が短いことが判明していましたか?

YES!! また、結構前から判明していました。

はい

基本質問ですが、 私は学生またはそれと同等の年齢でしたか?

YES!

はい

普段咲かない季節なのに花が咲きましたか?

YES!!

はい

その人は余命短いあの人のために花を咲かせようとしましたか?

YES!!!!

はい

すぐに散ったり、数が少なかったり、何らかの桜の不具合がありましたか?

YES!! 数が少なかったのです。

いいえ

桜の花は折り紙など偽ものでしたか?

NO!! 本物でした!

はい

その人が謝ったことは、桜の状態に関係しますか?

YES!!

いいえ

その桜は十月桜ですか?

NO! 普通の桜でした。

はい

その人は温度の調整などをしましたか?

YES!! ある団体の力を借りてです。

はい

核心その人「すまない。これしか咲かせることはできなかった。」的な感じでしたか?

YES!!!!

はい

私とあの人は恋仲でしたか?

YES! そんな感じ。

いいえ

その人は教師ですか?

NO

いいえ

協力した団体は電力会社ですか?

NO

いいえ

その人は医者ですか?

NO

いいえ

団体をあてる歳にその桜が生えている場所は重要ですか?

NO

はい

現実にある団体ですか?

YES!! 団体と言うよりは企業と言った方がいいかも。

はい

その方法に電気は使われますか?

YES!

いいえ

その人は協力した企業の社長でしたか?

NO!

はい

桜に熱風を当てたり、ビニールハウスに入れたりしましたか?

YES!!

はい

核心テレビ局の企画としてですか?

YES!!!!大正解です!解説行きます!

答え

秋の日はつるべ落とし。もう日も随分短くなってきた頃。
ある日の夕方、もう暗くなりかけの時間に学校帰りの私の元にメールが来た。

「見せたいものがあるから桜園公園にきて!」

家族ぐるみの付き合いをしている、隣の家の幼なじみからだ。一体どうしたんだろう?
そう思いながら私はうす暗い中、自転車を走らせた。

桜園公園は家から遠いのであまり行ったことはない。しかし、桜が非常に綺麗なので、お花見の季節に毎年1回は行く。
去年も隣の家族と一緒に行ったんだっけな。去年の桜は特に印象に残っている。それは特別桜が綺麗だったからじゃない。
これが一緒に見る、最後の桜だったから。

幼なじみはもう長くはない。去年の冬、ふと聞いてしまった。後一年持たないだろう、と。
それだけに、最後の
「また一緒にここで桜を見ようね」
その一言が頭から離れてくれなかった。

桜園公園についたとき、ふと顔を上げた瞬間、ペダルをこぐ足が止まってしまった。
「一体・・・何で・・・?」
・・・桜が咲いている。決して満開とは言えないが、力強く。


私は急いで桜の木の下に向かった。

桜の木の下には制服のあの人、幼なじみと、その父親が居た。

「すまないね。」
私を見ると、その人、幼なじみの父親は謝りだした。
「私の力ではこれくらいが限界だった・・・本当は満開の桜を見せてやりたかったんだが・・・。」

まだ小さかった頃、幼なじみの父親に「魔法」を見せてもらったことがある。
ハンカチを何もないところから取り出したりコインを消して見せたり・・・。
「お父さんは魔法使いなんだよ!」
彼女はそう自慢げに言っていた。

「本当に魔法使いなんですか・・・?」
彼は少し笑顔を見せただけだった。それから、私に耳打ちした。
「最後の桜になるだろうから、一緒に楽しんでやってくれ・・・」



その後、私はテレビで真相を知ることになる。
あの桜は、冬に桜を咲かせる企画の実験台になっていたこと。
そして恐らく、その企画を通したのはテレビ局で働く幼なじみの父親であろうということ・・・。

あれがあの人の、最後の娘への「魔法」のプレゼントだった。

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というわけでした。
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