ウミガメのスープ

【要知識】ゲーム制作会社、伝統の終わりの始まり

作者: 菜連

倒産寸前だったゲーム制作会社「菜連」は、社運をかけて一本のゲーム「ラ・テシン」を完成させた。
そのゲームは大反響を呼び、菜連は倒産から救われた。

「我が社を倒産から救ってくれたこのゲームに感謝し、シリーズ化して、長く皆さんに遊んでいただこう」
そう決めた社長以下社員一同。
「菜連」は、新作ゲームの制作の合間を縫って、「ラ・テシン」の続編を作り続け・・・

10年後には15作目が、100年後にはなんと1000作目が発売された。
「ラ・テシン」シリーズはどこまでいくのかが注目されたが、
第一作の発売から実に500年後、ついに『「ラ・テシン」の4000作目は作らず、シリーズを完結する』という発表がなされた。

なぜ「続編を作らない」と発表したのだろう。

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

500年間、会社に倒産の危機は訪れませんでしたか?

はい。 倒産の危機は訪れていません。

「ラ・テシン」のあらゆるパラメータの上限が3999ですか?

はいいいえ。 (※ミスリード注意)

500年後 4000作め を別の数字に変えても成り立ちますか?

はいいいえ! 「年後」の部分は別の数字にできますが、「作目」は別の数字にできません。

ラ・テシン

はいいいえ。 オンラインゲームだった作品もあったようですが。

いいえ

「菜連」以外のゲーム制作会社は登場しますか?

いいえ。

核心「ラテシン」ローマ数字表記で

正解です! 解説へ参りましょう。

はい

確認3999作目までは作りましたか?

はい。

ローマ数字は関係しますか?

します。

4000作目は作りたくても作れなかったのですか?

そういうわけでもなかったのですが・・・

答え

シリーズをローマ数字でナンバリングしていたから。
一般的なローマ数字の表記では、4000以上の数字は表現できないのだ。

最初から普通の数字でナンバリングしたり、適当なサブタイトルをつけて発売していれば、こんなことにはならなかったはず。

だが、これは来たるとき--すなわち、「ラ・テシン」3999作目発売の日--が来たら、「ラ・テシン」から離れて自由になれ、という500年前の社員達の遺志であり、会社の「明文化されていない社訓」だったのである。

こうして発売された「ラ・テシン MMMCMXCIX」は、空前のヒット・・・とはいかなかったが、熱烈なファンに支えられ、堅調に売れていった。

— 「要知識」かもしれないし、「知識不要」かもしれない・・・わからないので要知識にしました

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