ウミガメのスープ

忘れられないミステリー

作者: とかげ

男は推理小説を読んでいた。しかし、半分も読まないうちに、間のページを飛ばして最後の結末を読み始めた。そして、読み進めるうちに、男はみるみる青ざめ、震え、恐怖した。

どういうことだろう?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

男はその推理小説を初めて読みますか?

YES 初めて読みました

いいえ

重要な登場キャラは男のみですか?

NO 他にも登場します!

いいえ

男の年齢は重要ですか?

NO まあ大人だと思ってください

はい

男は犯罪者ですか?

YES さすがヘイヘ!

はい

男が犯した犯罪が、寸分違わず細かく書かれていましたか?

YES 書かれていました!

はい

男が

YES 現実に怖かったです!

いいえ

推理小説でなければ問題は成立しませんか?

NO 推理小説でなくてもいいと思います

核心その推理小説は、男の犯した犯罪の実話を元にしたものであり、最後に「この小説は実際に起こった未解決事件を出来る限り正確に描写したものです。どうか皆さんも推理してください」と締めくくられていましたか?

おおまかにYES! 正解とします!

いいえ

自分が犯した完全犯罪と同じトリックが使われた推理小説で、結局わずかな綻びから犯人が捕まっているのを読み、自分もいつか捕まるのではと怯えますか?

NO 捕まっていません!

核心5より あの事件を知っているヤツがいる。きっと仕返しに来る。いつ来るんだ?あいつか?こいつか?と怯える日々が始まりますか?

おおまかにYES! 正解とします!

いいえ

3作目はありますか?

NO これで終わりですw

答え

推理小説を読んでいた男は、先の展開をどんどん予測できることに違和感を覚えた。

平和な町を突如襲った、悲惨な事件。
被害者はまだ幼い、何の罪もない少女。
容疑者が多すぎて絞り切れない警察。
目ぼしい証拠も見当たらず、遅々として進まない捜査。
そして、影でほくそ笑む犯人。

知り合いの家に呼ばれ、少し待つように言われたリビングで、無造作に机に置かれた小説だった。見たことも聞いたこともない作家の本だったが、暇つぶしにと読み進めていたのだが……

知っている。この話を、俺は知っている……!

半分も読まないうちに我慢できなくなり、慌てて最後の結末へとページをめくる。犯人は警察からの追及を逃れ、事件は未解決のまま幕を閉じていた。悔しがる警察、被害者を悼み涙するしかできない家族や友人、そんな中、近くにいながらも全く疑われることもなかった犯人が、ひとりうすら笑を浮かべる――。

ここまでは知っている。自分の記憶とぴたりと合う。
この犯人は……まぎれもなく、自分だ。
なぜ知っている。誰も知らなかったはずだ。誰も気づかなかったはずだ。完全犯罪だった。証拠もない。もはや時効だ。
男は頭の中で疑問を繰り返す。

小説には続きがあった。鳥肌が立ち、歯が鳴り始めていたが、それでもページをめくることをやめられなかった。

『罪から逃れた彼は、しかし数年後、一冊の本に出会う。知り合いに招かれた家で、偶然手に取ったはずの小説には、彼の罪がすべて告白されていたのだ。知らずに読み進めた彼は、あまりに自分に似た登場人物と、経験したことのある状況に、恐怖を覚える。誰かが知っているのだ。誰かが自分の罪を。恐怖に駆られながら、それでもページをめくる指は止まらない。
誰だ。誰なのだ。完全犯罪のはずなのに、自分の過去をここまで詳細に暴いた人間は。
男は焦り、恐怖する。
さて、誰が彼の罪を知り、その小説を書いたのか。
その答えは……



あ な た の う し ろ に あ る 』

END


男は未解決事件の犯人。過去に犯した罪と似た事件が書かれていることに驚き、結末を読むと、そこには男の知らない事件の続きが記されていた。自分の罪を知る者がいること、そして復讐される可能性があることに気付き、男は恐怖した。

— ミステリースープ2

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