ウミガメのスープ

ただいまの後に

作者: 黒井由紀

男は、長い間空けていた家を、久しぶりに訪れた。
男はある心配を抱えており、怖々家に入ったが、家では男が心配していたような事態にはなっていなかった。
ところが、そのことに男は絶望し、死んだ。
一体、どうしてだろう?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

男は自殺ですか?

NO.

はい

「家」は自宅ですか?

YES!

はい

「そのこと」=「男が心配していたような事態になっていなかったこと」ですか?

YES!

はい

男が家を出た時 他の住人はいましたか?

YES!!

はい

4よりその住人は男が戻った時もいましたか?

YES!

いいえ

男は事故死ですか?

NO.

いいえ

妻が一人で病気になっていないか心配していたら 元気で浮気していた上にその相手に殺されましたか?

NO. 

いいえ

男は殺害されましたか?

NO.

はい

男は入院していましたか?

YES!

核心男がいなくても誰も心配したり困っていないのに気落ちして そのまま病死しましたか?

ほぼYES! 心配してくれる人はいたのですが…

いいえ

男は、空けていた家で人が死んでいることを望んでいましたか?

NO. 

いいえ

男の部屋や持ち物が撤去されてましたか?

NO.

答え

男は、幸せの絶頂にあった。長年恋焦がれてきた女と結婚できたからだ。彼女は、顔も美しく、スタイルも良く、頭も性格も良いという、完璧な女性だったが、その唯一の欠点、“家事が全く出来ないこと”のおかげで、家事の得意な男は、結婚することが出来たのである。正直、男にはかなり勿体ないような女性であったため、男はいつしか、「自分の存在価値は家事が出来ることだ」と思い込むようになった。
数年後、男は病気にかかり、長期の入院を余儀なくされた。男は、変わりなく優しい妻を愛おしく思いながらも、一つの心配を抱えていた。家事の出来ない妻のことだ。家は散らかり放題、食事もコンビニ弁当で済ませているのではないだろうか、と。
そして一時帰宅の日、男は不安を胸に家へと帰る。ところが、家はすっきりと片付き、出される料理も自分が作るものより美味しい。
男は「自分の存在意義はなくなってしまった」と絶望した。そして、そのまま病状は悪化し、男は死んでしまうのであった。
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