自問他答の花占い
男は少女に「母親は好きか?」と尋ね、少女は「好き」と答えた。
次に男は「ならば父親は好きだったか?」と尋ね、少女は「嫌い」と答えた。
最後に男は「僕の事をどう思う?」と尋ねる。
その質問に少女は一間置いた後、「やはり嫌いだ」と答えた。
なぜこの少女はこの男の事を嫌いだ、と述べたのだろうか。
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
少女の好き嫌いのポイントは名前と関係しますか?
No,特に関係ありません。
男は少女の父ですか?
No,違います。
非現実要素はありますか?
No,
少女は父親が本当に嫌いですか?
Yes,本心から嫌いだったと思われます。
「ならば父親は好きだったか?」が「では父親は好きだったか?」でも成り立ちますか?
yes,少女が父親が嫌いだった、と言うのが重要ですので。
少女の父親は生きていますか?
No!!彼女の父親は既に死んでしまっています!
母が好きであることは重要ですか?
Yes、ですが重要なのはどちらかというと……
少女は母の関心を引く男性が嫌いですか?
No,嫌いかもしれませんが重要ではありません。
父親の死因は重要ですか?
Yes!とても重要です!!
少女は父親を死なせましたか?
No、少女が父親を死なせたわけではありません。
父親は殺されましたか?
Yes!父親は殺されてしまいました!
父親は殺されましたか?
Yes!父親が殺されてしまった事を男は知っていました!!
男と少女は面識がありましたか?
Yes、面識自体はありましたが……
少女は父親が殺されたことを知っていますか?
Yes,知っていました。
母親が父親を殺しましたか?
Yes!!父親を殺してしまったのは母親です!!
男は少女の母親の事が好きですか?
No、恋愛感情は抱いていなかったです。
少女の母親は生きていますか?
Yes、今もまだ生きてます。
母親は娘を虐待していた父親を殺しましたか?
YesNo、大部分はあっていますが……
男は父親を殺しましたか?
No、殺したのは男ではありません。
男は警察の人間ですか?
Yes、男は警察官です。
男は警察関係者ですか?
Yes、男は警察官です。
男は父親の親戚ですか?
No,少女の引き取り先は重要ではありません。
男は少女の父親になりましたか?
No,男と少女は他人のままです。
少女は男の事が、本当に嫌いですか?
Yes……かな?少女も暫く悩んだ末の回答だったので。
母親が父親を殺す前に父親をなんとかしやがれですか?
Yes!結構重要なところです!
男は少女を助けましたか?
No!!男は少女を助ける事はしませんでした!!
タイトルより父親は月刊マーガレットを買ってくれませんでしたか?
No,少女はりぼん派の様です。
一間置いたのは警察の仕事上しょうがないこともあるからですか?
No,母親はペルソナを使えたりはしません。せめて包丁です。
少女と母親を助けてくれなかったから、男は嫌いですか?
No,
男が少女に問題文にある質問をするのは、二度目ですか?
No,これで初めてだと思われます。
核心虐待を知っていたのに警察は手を出さず、結局母親に父親を殺させるまで放置したので、自分は警察のおかげで助かったにせよ、警察官が嫌い、と答えましたか?
Yes!!正確には知っていたのは男一人なのですが、ほぼ正解のようなものなのでこの質問を正解とさせていただきます!!
核心母親は少女を父親から守るために殺したので執行猶予処分になり、牢屋に入らずに済んだが警察は虐待を知りながな事件が起こるまで何もしてくれなかったから嫌いと答えましたか?
Yes!!上の質問と同じく、ほぼ解答と同じものになっていますので、これも正解とさせていただきます!!
タイトルより少女の母親は鉄の女と呼ばれてましたか?
No,そこまで評判の悪い母親ではありません。
答え
その日もいつも通り、派出所付近の商店街や住宅街などの警ら、派出所で報告書等をまとめ上げてから任務を終えて帰路へと着いていた。
しかし、その日はいつもと何かが違った。
最寄りの駅まで向かう、彼がいつもパトロールする地域とは外れた住宅街の道の途中。
彼がふと目線を道の側へと向けると、そこには幼い少女がたった一人で立っている。
なんでこんな夜遅くに、女の子がこんな所で……不思議に思いながらも、彼は彼女の横を素通りして先へと進もうと、歩みを早める。
すると彼を発見した少女が小走りに駆けより、コートの裾を掴んで引き留めてくるではないか。
少女はその瞳を涙で濡らし、「どうしよう、お母さんがお父さんに」と必死に訴えかける。
その少女の異常な様子をみて、何か彼女の家で何か厄介な事が起きている事を察することは容易だ。
しかし警察の仕事上、無暗に一般人の私生活に踏み入れることはできないし、彼は己の身分を犠牲にしてまで街の市民の為に奔走するほど善良な人間ではなかった。
そのコートを掴む小さな手を振りほどき、彼は少女を諭して大人しくさせてから、家へと帰らせ再び帰路へと帰ったのであった。
無事自宅へ辿りつき、一夜明けて。
朝早くから出勤した彼は同僚から、隣町で夫が妻に殺害されるという事件が発生したとの報告を聞く。
昨日の少女の事もあり、少し気にかかった彼は同僚と一緒に現場に急行する。
すると何という事だ、その現場は昨日呼び止められた少女の家であったのだ。
聞くところによれば、この家の家族は常日頃から父親から日常的に暴力を振るわれていたという。
事件のあった日の晩は、母親が自分にも娘にも振るわれる暴力に耐えかね、夫に離婚届に印を押してもらうように話を持ちかけたらしい。
夫はそれに激昂。妻に馬乗りになって何度も何度も顔面を殴り続け、無我夢中に抜け出そうとした妻が床に転がっていた中身入りの酒瓶で夫の頭を思いっきり殴った。
夫は病院に運ばれてから暫くたって死亡。妻は自首し、殺人の容疑で逮捕された。
少女の家の惨状を見て、彼は激しく後悔に苛まれる。
もし、自分がもし彼女の家へ着いていきさえすれば。
こんな最悪の結末には至らなかっただろうと、見捨ててしまった、そんな後悔の念に塗れながら。
――――数年後、彼は成長したかつての少女を訪ねた。
まだ幼く、ただ泣きじゃくるだけだったあの幼い少女の面影を残したまま、彼女は大きく成長していた。
彼は訪ねる。「君は、自分の父と母の事を、今はどう思っている?」と。
「お母さんは、今でも好き。あの時、唯一私を守ってくれた人だから」
だけど、と少女は一間置き、今まで変化の見られなかった能面のような表情を僅かにしかめる。
「お父さんは今でも嫌い。いつもうるさくて、自分勝手で、乱暴者で。
最後の最期まで、私に嫌な思い出しか残してくれなかった」
二人きりの狭い部屋に、そんな少女の返答は小さく響く。
「……そうか。やはり君は、まだご両親の事を鮮明に覚えているんだね」
それもそのはずだ。
彼女にとってそれが最高の者だろうが、最低の者だろうが、それは彼女にとって唯一の、血のつながりを持った肉親なのだから。
それを聞いて、彼は最期の質問を、そして本当の目的を口にする。
「ならば、僕の事を、僕のこの顔を覚えているかい?君は僕の事を、今はどう思っている?」
質問に、彼女は不思議そうな顔をして彼の瞳をじっと覗き見る。
一拍の後、はっ、と何かに気づいたような顔をすると、暫く考え込み、そして口を開いた。
「正直、貴方の事は嫌い。理由がどうあれ、貴方は私を、私達を見捨てた張本人だから」
「だけど、恨んではいないし、憎んだりもしていない。あなたがあの道を通りすがった事はただの偶然で……」
「例え、あなたがそこにいなかったとしても、私あの事件が起こらなかったとは思えないから」
その返答に、彼はははは、と渇いた笑みを溢す。
どうやら、自分が今まで苦悶していた事は全て無意味なものだったらしい。
自分はずっと、あの時の少女に恨まれ続けていると、そう思い込んでいた。
しかし当の本人は今の今までその存在を覚えてすらなく、その人物がどういう人物かみて、ちょっと嫌な気分になる程度のものだったという。
あまりの自分の滑稽さに、そして過去に見捨てておきながら今になって必死に許しを請おうとした、その愚かさに彼は涙すら出なかった――――
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