愛憎劇だよ!兎美ちゃん!
ある日きらきーちゃんが赤い布を巻いてきました。
兎美ちゃんはきらきーちゃんをバラバラに斬り裂きました。
きらきーちゃんは喜びました。
どうして?
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
問題文の一行目は嘘ですか?
No!兎美ちゃんときらきーちゃんは本当に仲良しです!
兎美ときらきーは双方とも人間ですか?
Yes!どちらも人間なのですよー。
死人は出ますか?
Yes!人が死んでいます!
問題文の「兎美ちゃん」と「きらきーちゃん」は全て同一ですか?
Yes!全て同一人物です!
問題文の「兎美ちゃん」と「きらきーちゃん」は全て同一ですか?
Yes!どっばどっば出ます。
兎美ときらきーのどちらか、あるいは両方が死にましたか?
Yes!どちらかが死んでいます!
非現実要素はありますか?
No!現実に起こり得ることです!
赤い布を巻かれなければ兎美ちゃんがきらきーちゃんをバラバラに切り裂くことはありませんでしたか?
YesNo!赤い布を巻いていなくても斬り裂いたかもしれません。
登場人物は、兎美ちゃんときらきーちゃんだけですか?
Yes!重要と呼べるのはその二人だけです!
4確認 問題文の「兎美ちゃん」と「きらきーちゃん」は、全て同じ『存在』をさしていますか?
No!「兎美ちゃん」は「兎美ちゃん」を、「きらきーちゃん」は「きらきーちゃん」で同一の存在です。
兎美ときらきーのどちらかが殺されましたか?
No!殺人は発生しておりません!
バラバラに切り裂くというのは文字通りに体を切り裂いたのですか?
Yes!!文字通りに体を引裂きました!
6より 死んでいるのはきらきーちゃんですか?
Yes!作中で死んだのはきらきーちゃんです!
兎美ちゃんは苦しむきらきーちゃんを楽にしてあげましたか?
No!それだと殺人になっちゃいますからね。
きらきーが喜んだのは、喜んだフリ、あるいは喜んだように偽装されたのではなく、本当に喜んでいますか?
Yes!彼女は心の底から喜んでいます!
きらきーをバラバラに引き裂いている時、きらきーは生きていますか?
No!きらきーは既に死亡しています!
宇佐美さんは闘牛ですか?
No!w 赤い布ですけど!
きらきーちゃんが喜んだのは兎美ちゃんが自分を殺してくれたからですか?
No! 繰り返しますが、兎美ちゃんは殺していません。
今気づいたんですが、兎美ちゃんの名前の読み方は「うみちゃん」で正解ですか?
No! w 「うさみちゃん」です。分かりづらくてすみませんw
バラバラに引き裂かれるのは、きらきー自身の意思ですか?
Yes!彼女の意思で引裂かれました!
きらきーは病死しましたか?
No!きらきーちゃんは健康そのものです!
バラバラに引き裂かれた後の事が重要ですか?
Yes!とても重要です!
赤い布=血で滲んだ包帯ですか?
No!包帯ではないのです!
きらきーちゃんが喜んだのは、生前の話ですか?
Yes!彼女は生前に喜び、そして死にました。
兎美は医師ですか?
Yes!彼女はお医者さんです!
カニバリますか?
No!兎美ちゃんはそんなことしないもん!
23「血で滲んだ」布であることは正しいですか?
No!血で滲んだ、というのは違います。少し専門知識です。
兎美ちゃんはきらきーちゃんの胸を切り開いて心臓マッサージを直接施しましたか?
No!兎美ちゃんはきらきーの処置をおこなっていません。
核心兎美は事故で死亡、あるいは脳死状態となったきらきーの生前の意思を汲んで、誰かに臓器提供をするためにきらきーの身体をバラバラにしましたか?
Yes!!大体あってます!またあなたかセルスさん!!
核心27 トリアージタグですか?
Yes!!なんで知ってるんですかもー!
泰山妖拳蛇咬帯は関係ありますか?と言うより知っていますか?
No!兎美ちゃんは泰山黒影拳の使い手です!
臓器提供?のドナーの名前は「亀夫」ですか?
No!今回は突発的な事故だったのですよ。でもそれもいいです!
兎美ちゃんはブラック○ャック並の凄腕できらきーちゃんの脳を他の人の体に移植して蘇らせようとしましたか?
Yes!この先、彼女はクローン技術に手を出してきらきーの復活をもくろみます。
恐らくきらきーは何らかの事故に巻き込まれたものと推察されますが、建物の倒壊事故ですか?
No!自動車の玉突き事故でした。決して謎の魔法少女によって天変地異が起きたわけではありません。
むしろ孟古流妖禽掌の使い手ですね
No!どちらかというと蒙古覇極道です。
バラバラに切り裂かれたきらきーちゃんと荒れ果てた大地にまくと、荒れ果てた筈の大地は瞬く間に緑に覆われていき、人類は未曾有の危機から救われましたか?
Yes!きらきーたんまじ聖母!
答え
友人の定義については諸説あるだろうが、私はそう感じている。これは私のような人間にとっては極めて珍しいことである。
事実、きらきー以外に友人と呼べる相手は、私の記憶野には存在しない。
尤も、きらきーの方は私と異なり多くの友人に恵まれている。彼女は人当たりが明るい性格のため、至極当然の帰結と言えよう。
他人に無関心な私と、おせっかいな彼女。
無表情な私と、ころころ表情が変わる彼女。
勉強が好きな私と、愛が好きな彼女。
私と彼女は正反対の人間でありながら、それなりに友好的な関係を維持していた。
やがて私たちは大人になり、それぞれの道に進んでいった。
彼女は幼稚園の先生、私は父の経営する病院の医者として。
進む道を違えても、私たちの関係は続いていた。
彼女は会うたびにいろいろな話をしてくれた。
恋人とデートをしてくれたこと。
生徒達が誕生日を祝ってくれたこと。
彼女の瞳はいつも夢に溢れ、眩しかった。
そんな彼女を見ることが、私の楽しみで自慢だった。
それから数日後、大きな事故が起きた。
何台もの自動車が巻き込まれた玉突事故。
私は彼女と再会した。
見るも無残な姿となった彼女に。
右腕がプレスに掛けられたように潰れていた。
左脚から肉を突き破り、枝葉を伸ばすように骨が覗いていた。
何本もの破片が腹部を貫き、血の赤と脂の黄が溢れていた。
破れた肺腑が壊れた楽器のようなリズムを奏でていた。
白磁のような肌は焼け爛れ、モザイク状になっていた。
夢に溢れた瞳のひとつは、潰れたボールになっていた。
血の気が引くのを感じた。
今までもっと酷い患者を何人も見てきた。にも関わらず、私の思考は正常に働くことを拒絶していた。
右手のトリアージを確認する。
赤。
極めて危険な状態。
次々と新しい患者が運ばれてくる。
他の医者は彼女に見向きもしない。
それは、事実上彼女に助かる見込みがないということ。
誰かの怒声が聞こえる。
動けない。
どうすればいいか分からない。
温もりを感じた。
項垂れた私の手に、熱い燃えるような、温もり。
それは彼女の命の温もりだった。
死の淵にありながら、きらきーは私の手を握りしめていた。
ひとつ残された瞳が、私を見据える。
―――わたし、たすかる?
声は出ない。彼女の喉はもう動かない。それでも言いたいことは分かる。
無理だ。私は否定の意を示す。
彼女の口が動く。
―――そっか。じゃあ、ぜんぶつかっちゃって。
当然のこととばかりに。
耐えがたい苦痛の中で、彼女は微笑んだ。
その瞳にいつもと変わらぬ、夢と希望を宿して。
否定したかった。馬鹿なことをいうなと。
しかし、できなかった。
それが一番多くを救う方法だと、私も分かってしまったから。
任せろ。
私は頷く。
顔を伏せ、頷く。
私はきっと今、酷い顔になっている。
そんな顔を、最期に彼女に見せたくなかった。
―――ありがと。しんゆう。
それが彼女の最後の言葉だった。
それから。
私は彼女の体を使い、何人もの手術を執り行った。
筋肉を、骨を、神経を、血液を、使えるものを全て使った。
そうして、8人の命が救われた。
彼女は最後まで、人のために働くおせっかいだった。
彼女の名前はきらきー。
人を放っておけないおせっかいな彼女。
泣いて、笑って、ころころ表情が変わる彼女。
誰よりも人を大切にし、愛に生きた彼女。
いつでも夢と希望を瞳に秘めた、眩しい彼女。
彼女の名前はきらきー。
私の親友。
— 六作目です。仲良しの女の子って可愛いと思います。
参加者に解説を表示中。各自が封を開けます。
💬 参加者チャット
まだ発言はありません。
この問題、気に入りましたか?
📺 配信・対面での出題にご利用いただけます。ご利用のルール(出典・改変について)