ウミガメのスープ

一枚足りなあ~い・・・

作者: 那由唄

ある武家屋敷の居間で、
一人の女幽霊が皿を数えていた。
「6…7…8…9………、1枚……足りない…。」
そう言うと女は満足し成仏してしまった。
どういうことだろう?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

女幽霊以外に重要なキャラはいますか?

はい!

いいえ

もしもお皿が足りていたら女幽霊は成仏しましたか?

いいえ!

はい

逆に、お皿が8枚以下だった場合、女幽霊は成仏しましたか?

はい!したと考えていただいても成り立ちます!

はい

女幽霊の死因は重要ですか?

はい、死因というより死んだ理由ですね。

はい

幽霊以外にも登場キャラクターはいますか?

はい!

はい

時代は重要ですか?

はい!

お皿の種類は重要ですか?

種類…?といいますと?

いいえ

皿が十枚あっても満足出来ましたか?

いいえ!

はい

本当に皿ですか?カールとかではなくて!?

はい!皿です!カールって(*´▽`*)

はい

登場人物は女と武家屋敷に住む武士ですか?

はい!その二人は重要ですが、その二人だけではありません。

皿は食器の皿ですか?

はい・いいえですかね?食器として使用してはいませんが、一般的な「皿」です。

はい

皿は高価なものですか?

はい!

いいえ

女は生前、その皿を管理する役割を持っていましたか?

いいえ!

いいえ

数えていたのは食事をした人の数でしたか?

いいえ!

いいえ

足りない皿は女幽霊の物になりましたか?

いいえ!

はい

足りない皿は何処にあるかは重要ですか?

はい!割と重要です!

いいえ

まだ登場していない重要なキャラクターは1人ですか?

いいえ!あと2人居ます!ですが、最も重要な登場人物はあと1人です。

いいえ

まだ登場していないキャラクターは武家屋敷の主と、女幽霊の家族ですか?

いいえ!ちなみに今出ている重要キャラクターは女幽霊と武家屋敷に住む侍(武家屋敷の主)です!

はい

皿はどこかに売られて、お金に換えられました?

はい!それで成り立ちます!ですが、お金に変えられた時に女は既に死んでいました。

はい

皿を売った人物は、最も重要な登場人物ですか?

はい!

いいえ

重要な登場人物は、武家屋敷に住む侍の家族ですか?

いいえ!

女幽霊と最も重要な登場人物は知人関係ですか?

広い意味で言えばはいですかね。知らない人じゃありません!

はい

最も重要な人物は自分の家族の病気を治す為に大金が必要でしたか?

はい!!!

はい

女幽霊が死んだ原因は重要ですか?

はい!

いいえ

女は約束が守られたことに満足して成仏しましたか?

いいえ!ちょっと違います!

いいえ

女は自殺ですか?

いいえ!

はい

皿は女が盗みましたか?

はい!ですが、女だけではありません!

はい

女は恋煩いにかかっていましたか?

はい!

いいえ

未だ確定していない二人の家族の関係は親子ですか?

いいえ!

はい

80より 家族は兄弟ですか?

はい!

核心女は思い人の兄弟が病気の治療の為に、武家屋敷から皿を盗む事を提案。二人で皿を盗もうとして、侍に見つかり女はズンバラリン、男は逃走。女は男が無事逃げ切れたか、確認する為に化けて出て皿を数えると逃げ切れたのだと確信して成仏しましたか?

少し違いますが、正解です!!では、解説出しますね!

答え

生前、女はお市という名前で武家屋敷に仕える使用人だった。
屋敷の主人は行くあてのないお市を拾って、決して良いとは言えない待遇で日々こき使っていた。

そんなある日のこと、
主人に野暮用を遣わされたお市が夜道を歩いていると、
前から歩いてきた男にすれ違いざまに声をかけられた。
「おめえ……、もしかしてお市じゃねえか!?オラだ!!覚えてねえか?」

「もしかして……あんた…、盗右衛門かい!?」

声をかけてきた男はお市の幼馴染で、かつてお市が想いを寄せていた盗右衛門という名の青年だった。

「やっぱりそうだ!いやあ、懐かしいべなー!!今何してるんだ?丁度いいや、オラの家ここから近けえんだ、寄ってけ!なっ?」
お市は久しぶりに会った盗右衛門に戸惑っている間に有無を言わさずに連れて行かれてしまった。
盗右衛門の家に着くと、お市は盗右衛門に言われるままに近況を話した。
お市が武家屋敷でこき使われている事を聞いた盗右衛門は小声で話しだした。
「実はな、訳あって今オラは盗賊やってんだ。おめえも知ってると思うが、オラには妹がいる。その妹が流行病にかかっちまったんだ。治らねえわけじゃねえんだけんど、薬がべらぼうに高くてな。けんど、次の盗みでやっと金が貯まるんだ。その盗みが終わったらこの町から出て行ってやっと新しい生活ができる。その次の盗みってのが実はおめえのいる武家屋敷なんだ。あそこには1枚100両はくだんねえ皿が10枚もあると聞いたからな。そんでよ、お市。おめえオラと組んでこの町から出て行く気はねえか?おめえが居れば侵入も楽になるし、オラならおめえをちゃんと養ってやれる。ここで会ったのも何かの縁だしよ?」

お市は驚いて目を丸くしたが、少し考えて盗右衛門についていくことに決めた。好きだった男と穏やかに暮らす方が、屋敷でこき使われるよりもずっと良かった。

そして数日後の夜……

盗右衛門は予めお市と決めておいた場所で合流し、
屋敷に忍び込み、皿のある居間にたどり着く事が出来た。
しかし、盗右衛門が1枚目の皿を風呂敷に乗せたところで2人は見回り番に見つかってしまった。
風呂敷を掴み2人は急いで逃げたが、出口近くで見回り番に回り込まれてしまった。
このまま盗右衛門が捕まってしまったら、妹が助からないかもしれない、そう思ったお市は
「いいかい、盗右衛門!とにかく全力で逃げるんだ!あたしのことは気にしないでいいから!あとで……、必ず行くから…。」
と言って見回り番に掴みかかった。
盗右衛門は一瞬戸惑い、お市を助けようとしたが、妹の顔がよぎり

「お市……、すまんッ…!!」
と言って涙ながらに逃げた。
全力で逃げた。

お市は自分が助からないことを分かっていた。
女であるお市が見回り番に勝てるはずもなく、
捕らえられ、お市は朝日を見ることなく屋敷の主人に斬り殺された。

しかし、死してなお盗右衛門が無事に逃げられたか心配なお市は幽霊となり成仏できずに武家屋敷の居間にいた。
そして、皿の枚数を数え1枚足りないことを確認すると、
盗右衛門が無事に逃げられた事に安心し成仏したのだった。

「6…7…8…9……、1枚…足りない…。良かった…。」
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