ウミガメのスープ

覆面舞踏会

作者: シチテンバットー

あるところに、覆面をつけた男がいた。
すると、当然、別の男に覆面を引き剥がされた。
男は涙を流した。

状況を説明してください。

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

覆面をつけた男と別の男は知り合いですか?

YES! 知り合い以上の存在です。

いいえ

覆面をつけた男が涙を流したのは別の男に会えたからですか?

NO 別の男は登場しますが、涙とは無関係です。

いいえ

覆面の男は覆面がとれなかった状態ですか?

NO 取ろうと思えば取れましたが、取ろうとしませんでした。

はい

覆面をつけた男には、自分から覆面を外せない事情があったのですか?

YES! ありました!

覆面の男の顔には傷がついていましたか?

ついていたかもしれないですが、関係ないです。

はい

覆面をつける理由は正体を知られないためですか?

YES! ではなんで?

いいえ

覆面をつけた男は何か罪をおかしたのですか?

NO 罪は犯していません。

はい

覆面をつけた男は別の男に顔を見られたくはなかったのですか?

YES! なんででしょう?

いいえ

登場人物は覆面の男と別の男だけですか?

NO ほかにも出てきます。

いいえ

覆面の男は命を狙われていますか?

NO 狙われてません。

覆面の男は覆面を外すと呪がかかりますか?

の、呪・・・? いや、かかりません!

はい

覆面の男は有名人でしたか?

YES? 一部の人には、かなり名を知られていました。

はい

二人はプロレスをやっていますか?

YES!! よく分かりましたね!!!

いいえ

無茶…つまりお茶会なのにお茶が出ませんか?

NO モロ現実です。

はい

2人の男の関係は友達ですか?

YES? ハタから見たら友達ですが、本人にとっては、それ以上の関係です。

いいえ

元ネタはありますか?

NO 少なくとも、俺は意識してないです。

はい

男はプロレスではヒーロー的な存在ですか?

YES! ヒーローというか、人気があります。

いいえ

仮面を着けた男と別の男は親子ですか?

NO 血縁関係ないです。

いいえ

男は別の男に負けて泣きましたか?

NO むしろ、男は勝ちました。(ミスリード注意)

いいえ

仮面を取られた男は試合にまけましたか?

NO 19参照

いいえ

男は子供に人気があったので子供の夢を壊したくなかったのですか?

NO 子供関係ないです。

いいえ

仮面の男と別の男の関係はむしろ宿敵ですか?

NO とても仲いいです。

いいえ

問題文は、覆面の男の引退試合の場面ですか?

NO 違います。

いいえ

別の男はわざと負けましたか?

NO! あれ?どういうことだ?

いいえ

別の男は怪我をしていますか?

NO このときはケガをしていません。

はい

別の男は仮面の男の顔を見るために仮面を引き剥がしましたか?

YES! そのとおり!!

はい

娯楽を楽しむと処刑ですか?

YES! 一気に出てきた・・・

いいえ

女性は登場しますか?

NO? 登場しますが、全く関係しません。

二人の男は恋人同士ですか?

┏(┏^o^)┓ホモォ・・・ NO! NOですっ!!!

はい

2人は親友ですか?

YES! あるいはそれ以上・・・

二人は離ればなれになった親友で別の男は探していた?

うーん、回答に困る・・・離れ離れにはなっていたけど、会いたければ会えました。ただ、探していたのは事実ですね。

いいえ

離婚で離れ離れになった家族ですか?

NO 血縁関係はありません。

いいえ

二人は自分たちのことを兄弟だと思っていましたか?

NO さすがにそこまでは・・・

いいえ

別の男と覆面の男は以前にも戦ったことはありますか?

NO 二人が相対したことは無いです。

いいえ

ふたりは師弟関係にありますか?

NO 師弟関係ではないです。

いいえ

二人は昔犯罪しましたか?

NO 二人とも前科なしです。

はい

二人は昔からの知り合いですか?

YES! 少なくとも「現在」より前の時期でも、親友でした。

はい

二人は以前あったことはありますか?

YES! ええ、そりゃ何度も

いいえ

覆面を剥いだ別の男は覆面の男の正体に驚きましたか?

NO、剥いだ時には、すでに正体は知っていたみたいです。

2人は乳兄弟ですか?(血は繋がっていないが赤ん坊の時から、一緒に育てられていたほどの仲・・・幼馴染?)

うーん、仲はいいけど、そこまでではないと思います。

はい

別の男は覆面を剥ぐ前から覆面の男の正体に気づいていましたか?

YES! どうしてだかは知りませんが、気づいていたみたいです。

覆面をつけてた男は別の男に過去に怪我をさせてしまったことはありますか?

YEEES!!! だいたい出てしまいましたねwww

はい

別の男は覆面の男を自分の親友と分かって覆面を剥がしましたか?

YES! 確信犯ですね。

いいえ

涙を流したのは覆面を破かれた男ではない方の男ですか

NO 間違いなく、その男でした。

いいえ

覆面をかぶっていたのは死んだと思われていた師匠でしたか?

NO 師弟関係はないです。

はい

覆面をぬいだ素顔を知ってる人は多いですか?

YES しかし、その人が覆面をつけていると知っている人はほとんどいません。

はい

42より、別の男は試合はできるが、例えば右目が見えにくくなるなどの後遺症がありますか?

YES? 下手すれば後遺症、というレベルまでには・・・

核心42より、覆面の男は怪我をさせてしまったことに負い目を感じて覆面つけましたか?

YEEEEES!!! ほぼ正解です!!!

核心別の男「もうバレバレだぜ、何故覆面つけているのも。だって親友だろ。なあ、カメオ(覆面男の仮名)。お前のゴメンはもう聞き飽きたからいいかげん、覆面なんかやめちまえ」(これでも別の男は覆面の男のためを思ってやっています)と別の男は覆面を剥がしましたか?

YEEEEES!!! ほぼ正解です!!!

いいえ

覆面男は覆面なし別名義でプロレスすることはありますか?

NO! ただ、昔は・・・

核心覆面の男は別の男に怪我をさせてしまったので、覆面をつけて別の男になりきり試合に出ていましたか?

YEEEEEES!!! ほぼ正解です!!!

はい

別の男はリングの上で仮面を引き剥がしましたか?

YES リングの上です。

いいえ

別の男は覆面の男を恨んでいますか?

NO! 恨んでなんかいません。

はい

別の男も覆面していましたか?

YES! 覆面してました。

核心元々別の男が人気のある選手で、ある時覆面の男が怪我をさせてしまい長期入院となった。覆面の男が、償いとして

YEEEEEES!!! でも逆!!!

答え

俺は売れっ子レスラーだ。
いや、「だった」のほうが適切かもしれない。
俺は一回は引退したからだ。

俺には唯一無二の友がいた。
有名ではなかったが、そいつもレスラーだった。
俺が無名なころから、一緒に練習や特訓を重ねてきた。
どんなにキツイときだって・・・

俺らには夢があった。

「二人でタッグを組んで、最強のコンビになろうぜ」

俺たちは、最強を目指し続けた。

俺は、目立ったり、派手な技を使うタチだった。
そのため、だんだん名前が広がり、いつの間にか有名になった。
対して、アイツは地味に攻めるのが好きだったな。
だから、さほど有名にならず、一部のファンの間で「天才」と呼ばれる程度だった。

しかし、一歩ずつ、一歩ずつ、夢に近づいていった・・・

そんなあるときだった・・・

ある試合があった。
対戦相手は、姑息な手を使うことで有名なコンビだった。
だから、もう少し警戒するべきだったのに・・・

試合は圧倒的に有利に進んでいった。まあ、実力勝負じゃ勝てないから、卑怯な手を使うんだな。タブン。

そのときだった・・・

相手が後ろから、パイプ椅子で俺を殴ろうとしていた!
警戒してなかった俺は、何もできなかった。
それを見たアイツが、とっさに・・・

アイツは病院送りになった。
頚椎を傷めたらしく、下手すると下半身不随・・・
アイツや、ファンのみんなは「気にするな」と言ってくれたが、
おそらく現役復帰は絶望的
下手すると一生寝たきり
気にしないほうが無理だ。

俺がウッカリしてたせいで・・・
俺は俺を攻めた。

あとで聞いた話だが、仕事ができなくなったから、妻や子に逃げられたらしい。
アイツの親も金を出してくれてはいるが、もう還暦を迎えていて、そこまで支援はできないらしい。

その話を聞いたとき、ますます自分を責めた・・・

考えて、考えて、考えた末に・・・

俺は引退を決意した。

発表したとき?そりゃ、驚かれたさ。
アイツがダメになったのは、アンタのせいじゃないのに・・・
世間中がそう思ってたからな。

だが違った。どう考えても、俺が注意を怠ったからだ。
あのとき、どうして油断したのか、今でも分からない。あまりにも圧勝ペースだったからか?

引退した後、俺は塞ぎこんでいた。
頭の中には「後悔」という文字しかなかった。
なぜかって?
引退したことではない。
ファンを裏切ったことでもない。
俺のせいで、アイツが、とんでもない苦労を強いているからだ・・・

自業自得で始まった、プロレスから離れた生活。
しかし、長くは続かなかった。
引退して、ある程度吹っ切れた後は、貯金を削って暮らしていったが、もともと努力をするのが苦手な性分、貯金はとても少なかった。
これではイカン、と働き始めたが、これも長くは続かなかった。
ある程度、名前と顔が知られていたのが災いして、ファンの人に声をかけられるのだ。
「あ、お前、●●(←俺の名前)じゃないか?なんで辞めたんだ?お前のせいじゃないのに」
嬉しかった。こんな俺にまだ気遣いしてくれる人がいて。
でも、それ以上に辛かった。あの光景が思い出されるようで・・・

客にプロレスのことを聞かれるたび、バイトを辞めてった。客が「あのバイト、どこ行ったんだ?」と店員と話しているところも聞いたことがある。

働くことができない。しかし、働かないと生きていけない。切羽詰ったとき、ある考えが浮かんだ。

「バレないように、もう一度プロレスをすればいいのでは?」

初めは気乗りしなかった。しかし、ほかにどうしようもなかった。

だが、バレないようにするには?俺は顔が知られているしな・・・

顔?

そうだ!
顔を隠せばバレない!!
覆面レスラーとして活動すればいいんだ!!

ほら、神父が顔を隠して、レスラーとして活躍したって言う話があるし、アレ、なかったっけ?

とにかく、俺は「覆面レスラー」として、復帰した。
いや、表向きは「新人」として、リングに上がった。

俺の噂は、たちまち広まった。
何せ、彗星の如く現れて、数多のレスラーを倒していったからだ。
自分で言うのもなんだが、まあ実力はあるほうだった。
表向きは「新人」なので、初めは弱い相手ばかりで、ファイトマネーも少なかった。
しかし、勝ち続けていくと、次第に評判が広まり、強い相手と対戦できるようになり、ファイトマネーも増えていった。
今度はちゃんと貯金していった。いつ、バレルか分からないからな。

勝ち続け、評判が広まるにつれて、
「あの覆面の中身は誰だ?」
という議論が、当然ながらなされていた。
なかには、
「あの覆面レスラーの正体は、この前引退した●●だ!」
という、ピンポイントの意見もあったので、気が気でなかった。
幸いなことに少数意見だったらしいが。

ファイトマネーの一部は、アイツの口座に、匿名で振り込んだ。せめてもの罪の償いってやつだ。

そんなある日だ。
突然、俺が覆面を取る日が来た。
いや、「取られる」のほうがいいかな?

とある会場で試合があった。
なんと、久しぶりのタッグマッチということだった。

相手は、アイツを病院送りにし、俺を引退に追い込んだ、アノ憎い姑息ペア・・・
ペアは・・・覆面レスラーか?俺は聞いたことがないレスラーだった。
だが、期待の新人であることは確からしい。

こうして、始まりのコングが鳴った。

試合は圧倒的に有利で進んでいった。
なんか、イヤな予感がする・・・

予感は当たった。アイツは、またしてもパイプ椅子で俺を後ろから襲ってきた。
しかし、あの日とは違う。
今度は油断せずに避けて、パイプ椅子を取り上げ、リングから放り投げる。
―もう、繰り返さない―

その後もアイツらは反則行為を繰り返したが、俺らには一切通用せず、結局、優勢のまま勝利した。

決着がついた直後、俺はアイツの横顔を眺めた。
ひょっとすると、いいコンビになれるかも・・・

そう思った矢先だった。

アイツは突然、俺のほうに近づき・・・

なんと俺の覆面を引き剥がしたのだ!!

どよめく観客。ざわつく俺の心。

怒りやら、悔しさやらで、ソイツを殴り飛ばしてやろうと思ったそのとき・・・

「俺だよ」

ソイツは声をかけた。

ん?この声・・・ま、まさか・・・

ソイツは自分の覆面を取った。

そこから現れたのは、間違いなくアイツの顔だった。

―ど、どうして―
「リハビリして、直ったんだ。もう今までどおりに動けるぞ」
―そ、そうか―
「どうして引退したんだ?気にする必要なかったのに・・・」
―どうしてって・・・俺のせいでお前が―
「いや、そんなことはない。アイツらが・・・」
―ゴ、ゴメン・・・―
「それはコッチからのほうだ。わざわざ入院費を振り込んでくれて・・・」

これ以上言葉が続かなかった。

俺たちは、人目もはばからずに泣き出すと、どちらからとも言わず、抱き合った。

観客からは暖かい拍手が送られた。


P.S.
その後、二人はコンビを復活させて、活躍してるそうです。
また、ここまで解説を見てくれた方はありがとうございました。
あと、色々と誤解を与える言動をしてしまい、申し訳ございませんでした。

— いろいろとスイマセンでした。批評は、よろしければ「五臓六腑七転八倒」からルームに入ってください。

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