息子の行方【相談済み問題】
父である私の息子がこの家の中で突然いなくなってしまった。
家族総出で家じゅうを探したが一向に見つからない。
玄関には息子の靴もあり、外へ出た様子もない。
窓はすべてカギがかかってて、まだ小さな息子の手が届く高さにはない。
また、家族以外に誰かが出入りした形跡もないのだ。
現在、息子はどこにいるのか、そして何があったのか、みなさんで明らかにしていただきたい。
そして私もそのためになら協力したいので、どんなことでも聞いてほしい。
ディダムズさんにSPしていただきました。
この場で改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
変なことを訊くようですが、「父」であるあなたと「息子」さんは人間ですか?
もちろん私も息子も人間だよ
あなたの家にはどんな部屋がありますか?
家の間取りを書こうか、そちらのほうがわかりやすいだろう。少し待ってくれ
最後に息子を見たのは誰で、どこですか?
私だろうか。一階で遊んでいたんだ
息子は何歳?
5歳だよ。今年から小学校に入るんだ
「息子」さんは何歳ですか?
私、妻、息子、祖母だ
どうして息子から目を離してしまったのですか?
私は家の掃除をしていたんだ。息子に気を取られている時間はなくてね
最後に息子を見つけたのはどこですか?
一階にずっといたはずなんだ
なぜ窓にカギがかかっているのですか?
特に理由はないよ。偶然閉めていただけさ
息子は健康でしたか?
ああ、遊び盛りのやんちゃ坊主だ
あなたの職業を教えてください。
一般企業のサラリーマンだよ
解決には全く関係ないんですけど、息子さんの名前を教えてください。
カメヤだよ
息子がいなくなった時、他に家の中にいたのはあなただけでしたか?
いや、私、妻、祖母が家にいた
あなたの家に「家じゅう」って部屋はありますか?
部屋に名前はつけてないよ
その時あなたと息子以外の人は家にいましたか?
そんなことはないよ。みんな家にいたんだ
1回から2階への行き来は階段以外からはできませんか?
実は、家には階段はないんだが…
6で家の掃除と仰っていましたが、それはかなり大掛かりなものですか?
そうだね、家の中をすべてするつもりだったからね
息子は一人で階段を登れますか?
階段は登れるよ。でも家には階段はないんだ
祖母はあなた[父]の母?
そうだよ。私の母だ
息子さんがいなくなったとき、「妻」と「祖母」のお二人はどこにいましたか?
二人とも一階にいたな
出入りしたのは誰ですか?
誰も出入りはしてないよ
灯台下暗しでしたっけ?息子をおぶったまんまではありませんか?
まさか……それに気づかないほど間抜けではありません
妻と祖母は何をしていましたか?
普段は私たちの家の寝室だよ
掃除の際、大きなタンスなどを運び出したりしませんでしたか?
そういうことはしてませんね
7より、息子は何故1階にずっといたはずと言えるのですか?
すまない、それは言いきれないんだ。一階で遊んでいたという印象があっただけだ
妻と祖母は今も家にいますか?
ああ、いるよ
エレベーターで移動してるんですか?
そうだ。一階と二階を移動するのはエレベーターだ
2階の押し入れの下の何も書かれていない空間には何があるのですか?すごい不自然なのですが。
廊下だよ。特に何もない
どの部屋がお気に入りなの?
特に気に入っている部屋はないが…エレベーターなんかは設置してよかったと思うよ
12より、息子がいなくなった時、あなた、妻、祖母の3人がどこにいたのかを教えてもらえますか?
三人とも一階にいたな、ただ祖母は少し前まではニ階にいたよ
とりあえず間取り図の「2Fへ」「1Fへ」とあるところには何があるのですか?
エレベーターがあるよ
カメヤ君は疲れてどこかで眠っているのかもしれませんね。
そうだったらいいのだが…見当たらないのが心配なんだ
2階もしっかり探しましたか?
すべての部屋を念入りに調べたさ
さっきの質問繰り返しですが、1階から2階への行き来はエレベーター以外からはできませんか?
できないね。
あなたの家族に車椅子の方はいますか?
車椅子は使っていないが母が足を悪くしているよ
26より、カメヤくんは一人でエレベーターを操作できますか?
どうだろう…一緒にニ階に上がったことはあるからそのときに見ていて操作もできるかもしれない
クローゼットや収納、押入れに隠れてるんじゃないかな?
そういうところはすべて調べたが…いないんだ
エレベータの上の屋根部分に乗ったりとかはできないのかな?
いや、そういうことはできないようになっている
あなたを含め、あなたの家族の中に何らかの障害を抱えている方はいますか?
母がね、少し前から足を悪くしているんだ
妻と祖母に息子がいなくなった頃の話を聞くことはできませんか?
ああ、聞いてくれてかまわないよ
1階にベランダがありますが、そこだったらカメヤ君でも開けられるのでは?
ベランダの窓も鍵をかけていたんだ。息子には手が届かない
奥さんおばあちゃんへ、最後に息子を見たのはいつ?
妻「私も夫と同じよ。一階で遊んでいたのを見たわ」祖母「私はニ階にいたからね…あまりあの子のことは見てなかったねえ」
核心2階にエレベーターがあるときに、1階のエレベーターが開いちゃってそこにカメヤ君が入っちゃったんじゃないかな?
え、そんなことできないはずなんだが…
息子がなついていた人間はいる?
誰にでもなつく子だよ
あなたから見て家庭は円満ですか?
もちろん、みんな仲よしさ
カメヤ君以外の人の靴も全てありますか?
ああ、すべて揃っているよ
息子さんはどちらかの連れ
二人の子だよ
28の「エレベーターなんかは設置してよかった」というのはどういう意味ですか?
足を悪くした母のために設置したんだ。役に立っているようだ
あなたの父親はもう死んだの?
数年前に他界したよ。それ以来母は一人さ
母が足を悪くした原因はなんですか?
外で転んで怪我したんだ
エレベーターは祖母が足を悪くする前から設置されているのですが?
いいや、足を悪くしてからなんだ
奥さん、おばあちゃんへ、息子さんがいなくなったとき、どこで何をしていましたか?
妻「一階で掃除や料理をしていたわ」祖母「ニ階であまり動けないもんで休んでいたね。一階に降りてきたころ、あの子がいないという騒ぎになったんだ」
母親は足の悪い中、どうやって移動しているのですか?
一階ニ階の行き来はエレベーターで。めったに外には出ないね
ちなみに、こちらの家に住み始めてどれくらいになりますか?
ここは実家なんでね、25過ぎて結婚してから新居に移ったんだ。だから今は違うところに住んでいる
おばあさんの足の不自由さを解消するために使っている道具はある?
いつも杖を使っているな
エレベーターの1階出入口付近に、掃除道具などは見当たりませんか?
いいや、ないよ
42より、つまりエレベーターはシンドラー社の物だったんだよ!
これは、そうかもしれない…
エレベーターの扉は手でも開けられますか?
そんなことできないはずなんだが…じゃあ、開けてみようか…ん?開いた!
今エレベーターは通常通り動きますか?
ああ、ボタンを押せば変わらず動くね
おばあちゃんへ、ニ階から下りてくるとき、普段と違うことがありませんでしたか?
何か足下に振動があったような気がするが…もうよくわからないのう
とりあえずエレベータを2階にあげた状態で一階のエレベータの前で待機してくれないかな
よし、わかった。お前ニ階に行ってくれないか(妻に指示する)
ご、59のおばあちゃんの発言……その、お父さん、カメヤくんはご無事で……?
いや、どこにいるのかわからないんで…無事であることを祈りたいね…
実はカメヤ君は俺がさらったんだ、そして謎の奴隷商人に売ったんだ、自首するぜ
な、なんだって!って、そんな冗談通じないよハッハッハ
核心エレベーターの箱(?)の下を見ることは出来ますか?
それをするには…扉を開けるしかないが…しかし開いたからね、やってみようか…カメヤ!!
核心ちなみにカメヤ君と一緒に挟まれてます。助けてください!
なんだってー!うわあ、カメヤ!!
核心辛い現実になるかは神のみぞ知るということで、と、とりあえず行動を完遂させましょうか……。二階の奥さん、エレベーターを上に上げて、一階のドアを手動で開いてみてください……。
開けてみよう…カメヤ!!
じゃあ私も挟まれてます! ヘルプミー!
どうしてこんなことに!!
核心嫌な予感しかない。エレベーターはもう2階にあげましたか?あげたなら早く1階のエレベーターのドアをこじ開けてください。
できないはずなんだがね、そんなこと…開けてみるよ…え、カメヤ!!
そして挟まれてください。
息子の代わりになれるならいくらでも挟まろう!
あの、
応援ありがとう…みんな助けるよ!
はい、挟まれました。へるぷみー(-。-;
頑張って上がって来てくれ、ファイトー!
んー、私も挟まれます!これでカメヤ君が助かりますように!!!
君が犠牲になる必要はないんだ!!
そ、それは俺がエレベーターの下に仕掛けておいたただのホムンクルスの死体だぜ
な、なんだって…カメヤそっくりのホムンクルス…?
いや、こういうエレベーターには1階の下に少しスペースがあってそこに隠れてるはず!というかそうであってくれ!
そうだな…わずかなスペースはあったんだ…とてもわずかな…
謝礼を振り込んでください。
あなたは鬼だ!
やっぱりシンドラー、100人挟まっても大丈夫♪
こんなことになるなんて…じっくりと考えてエレベーターを選べばよかった…うう…
エレベーターの下には何人挟まっていましたか?
105人挟まっていました
答え
数年前に夫を亡くして以来、ずっと一人だ。
そんなカメコも数ヶ月前足を悪くした。
誰の助けもない家の中では不便が多く、特に階段の上り下りは危険だった。
さて、それを危惧した息子夫婦が、家にエレベーターを設置することにした。
カメコも自分のことを思ってくれているのだと知り、とても喜んだ。
エレベーター設置後は危険な生活もかなり改善された。
さらには週に一回、息子夫婦は孫を連れてカメコの家へ訪れる。
身体の具合や、家のことなどを心配して、なるべく助けになろうと考えていた。
カメコにとって、これ以上なくうれしいことだった。
夫婦の息子はまだまだ小さくて遊び盛り。
カメコの家でも好き勝手にしていた。
彼の興味はエレベーターへと向いた。
触っているうちに、扉が開いてしまったのだ。
さっきカメコが昇っていったため、エレベーターの箱は二階にある。
当然、本当は開いてはいけないはずだった。
だが開いてしまったのは、誰も気づかなかったエレベーターの欠陥だった。
彼は親を驚かすため、中へ閉じこもって隠れてしまった。
そのころ二階にいたカメコは一階へ降りるためにエレベーターに乗り込んだ。
むろん真下に孫がいることも知らず、エレベーターは一階へ降下した。
そして、エレベーターの下敷きになった変わり果てた彼が発見されたのだった――。
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