ウミガメのスープ

【ラテクエ弐拾八】ふたりのひみつ

作者: 兎

海亀第三中学校に通う洋子は、ホワイトデーに不思議な経験をした。
さして親しくもない男子生徒が次々とやって来ては、
「これ、バレンタインのお返し。」
と言って、お菓子や小物をくれるのだ。
洋子がバレンタインにチョコをあげたのは父だけだし、人の不興を買った記憶もない。

一体なぜ、彼らは洋子にプレゼントを渡すのだろうか?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

文中にあるバレンタインのお返し とは 2月14日であるバレンタインデーのお返しという意味ですか?

Yes!

はい

男子生徒は洋子に感謝してお返しをしていますか?

Yes! ミスリード注意です。

はい

2をふまえて、男子生徒は感謝はしていましたか?

Yes!感謝といって良いと思います。

いいえ

男子生徒は洋子と親しい人物、もしくは洋子の家族にお返しをしている?

NO!!

洋子にチョコを渡した男子生徒たちは、彼女が居ませんでしたか?

YESNO? 洋子にプレゼントをした男子生徒でしたら、彼女の有無は無関係です。いない場合が多いでしょうが。

いいえ

非現実要素がありますか?

NO! ありません。

はい

核心男子生徒は人を取り違えた?

Yes! 端的に言えばこれで正解でした。Orz

答え

洋子はあまり体が強くなく、欠席も同じクラスの他の生徒より多い部類であった。
しかし、昨年デビューしたアイドル歌手KAMEKOの存在により、妙な噂が飛び交うようになった。
洋子は実はKAMEKOで、学校を休んで芸能活動をしているというものであった。
実際、KAMEKOは14歳で誕生日も洋子と近く、何より顔立ちもよく似ていた。

そんなKAMEKOが2月14日に出したCDは、手作りのバレンタインチョコ付きと謳った限定版が爆発的な売り上げとなった。

そして、3月14日、ホワイトデーが来た。
「これ、バレンタインのお返しです。」洋子の知らぬ男子生徒が可愛い包装をした小箱を洋子に手渡した。
「これは・・・?」
「KAMEKOさんのチョコ、すごく美味しかったっす。応援してます。握手してください」
「いや、それ人違い・・・」
「わかってるっす。事務所に口止めされているんすね。誰にも言っていないすから、貴方がKAMEKOさんだってことは僕とKAMEKOさんの秘密っすよ。」
「いや、だから違・・・」
反論の間もなくまくしたてると、男子生徒は満足げに帰って行った。

同じやり取りをこの日10人とはしただろうか。

沢山のお返しを前に、どうやって誤解を解いたものか、途方に暮れる洋子であった。

— 失礼しました。練りが不足していました。

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