姉の愚行
昔は賢くて、優しかった、姉。
それが、いつからか、僕に虐待してくるようになった。
それでも、僕は姉のことが大好きだった。
たった一人の、大切な姉だから。
だけどある日、僕は刺された。
姉に、ナイフで───。
姉はすぐに警察に捕まった。
どうしてこんなことをするの?
僕はそう思いながら連れて行かれる姉を見つめると、姉は何かをつぶやいたような気がした。
後日、僕は姉の日記を見つけ、読んだ。
全てを理解して、泣き出した。
僕はこのとき初めて、姉を憎んだ。
姉が弟を虐待していた理由を答えてください。
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
姉は助けてとっ
No
憎んだのは、なぜ自分に相談してくれなかったんだみたいな感じからですか?
Yes そういう思いもあったと思います。
重要な人物は「姉」と「弟(僕)」だけですか?
Yes
母親と父親はいないのですか?
Yes! そうなんです!
「姉」は1人だけでしたか?
Yes
僕と姉は血がつながっていますか?
Yes
姉は僕のために虐待しましたか?
Yes!
姉は、警察に捕まることを望んでいましたか?
No でも、覚悟はしてたかもしれません。
姉は精神的に病んでいましたか?
No これはもしかしたら、読む人によって解釈が分かれると思います。ただ、私の主観からいくとNo。
姉は警察に捕まることを想定して僕を虐待していましたか?
Yes 想定はしていたと思います
母親と父親は死んでますか?
YesNo 姉と僕は二人の生死を知りません。また、生死自体は関係無いのでこうしました。
姉が実は母でしたか?
No
姉が虐待しなければ僕は死んでましたか?
Yes!
日記には生活の中で苦しかったことが書いてありましたか?
Yes
僕は孤児院にいますか?
No そもそも・・・
二人は路頭に迷っていますか?
No
金銭的に問題がありましたか?
No 確かに余裕はありませんでしたが、それは理由には関係しません
刺さなければ弟を殺してしまうと思ったからですか?
No
二人に保護者はいますか?
No 二人の保護者は両親でした。
両親がいなくなった理由は重要ですか?
Yes!
姉は両親がいなくなる前から虐待してましたか?
No!
両親は死んだ?
YesNo 理由は質問11を参照してください。
虐待は、誰かに見せていましたか?
Yes! その通り!
両親は何らかの事故に巻き込まれて行方不明ですか?
No
この問題に、記憶を失っている人物はいますか?
No
両親は自分たちの意思で失踪(?)しましたか?
No!
かつて両親も「僕」を虐待していましたか?
No
両親は、何者かに命を狙われて逃亡中ですか?
No
姉は僕を殺すつもりで刺しましたか?
No!
僕のせいで両親はいなくなったのですか?
No!
虐待の様子はビデオに撮られていましたか?
No
姉と僕は、親戚の家に住ませてもらっていましたか?
No
参加します。
歓迎します^ ^
僕は本当にナイフで刺されたのですか?
Yes
13より、仮に姉が虐待しなかった場合、僕は他者に殺されましたか?
Yes! ある意味ではそうなっていたと思います。
虐待の内容は重要ですか?
No! 基本的には重要ではないですが一つだけ・・・
現代の日本で起こりえないのは、法律です
Yes! 法律というより・・・
舞台は自由な思想が持つことが許されていますか?
No!
この姉弟は誰かに軟禁されていますか?
No ですが実質はそうでした。
姉の行動は全てアピール行為でしたか?
Yes! その通りです。
姉弟の親は何者かにさらわれたのですか?
YesNo! さらわれたというより・・・
両親の思想が原因ですか?
Yes
Q42
No
42・43より 両親がいなくなった原因は思想犯で逮捕ですか?
Yes!
僕は姉に刺されたことによって大怪我をしましたか?
Yes! ですが、死ぬほどのものではありませんでした。
戦争関係ますか?
Yes!! 大いに関係あります!
核心両親が戦争に反対し逮捕されたことによって監視されていた姉弟の弟のほうに軍に入れとの命令が下り、それを阻止しようと姉は弟に怪我をさせた?
Yes!! 大正解です! 解説行きます。
答え
この戦争は弟が小学六年生のときに始まった。
学者であった私たちの父は、この戦争が長期化、泥沼化することを予見し、戦争に反対をしていた。
それは看護師であった母親も同じであった。
ところがあるとき、両親は警察に捕らえられ、そのまま連れて行かれてしまった。
───姉である私と、弟を残して。
両親の稼ぎは良く、その貯金と、私の稼ぎで何とか生活は出来ていた。
しかし、要注意人物の家として、ひそかに盗聴器までつけられてしまった。私は偶然そのことを聞いたが、どうすることも出来なかった。
私は考えた。
おそらく父の言ったことはあっている。
───戦争は、長期化するだろう。
それならば、いつか弟が徴兵されてしまうかもしれない。
今、弟は小学六年生。
今すぐということはないだろうが、このままでは近いうちに・・・
私は、たいした訓練もつんでいない付け焼刃の兵士が戦ったところで、すぐに戦死するだろうと考えていたし、日々届く訃報を聞いていると実際にそうであるのだろう。
弟を戦争に行かせたくない・・・
私の、たった一人の大切な弟なんだ・・・
だからと言って、弟を初め、誰にも相談することは出来ない。
どこで盗聴されているか分からないから・・・
そう思い、考えた私は、ある計画を実行することを決めた。
だがそれには、弟を虐待、いじめなければならなかった。
これは、計画を実行するときに、怪しまれないためだった。
私は弟を虐待し始めた。
時には殴り、時には蹴り飛ばし、時には罵声を浴びせた。
弟にはもちろん疎まれた。
いじめるたび、身が張り裂けるくらい辛かったが、それでも我慢した。
心の中では何回も謝った。
そして、弟は十五歳になった。
案の定、戦争は泥沼化していた。
このままでは、弟がいつ徴兵されてもおかしくない・・・
そう思って私は、ついに計画を実行することにした。
看護師の母親が残した医学書で、人体の仕組みを確認し、ナイフで弟の足を突き刺し、特定の部分を切断した。
弟の足が動かなくなるように・・・
弟の足が動かなくなれば、徴兵されることはなくなる。
しかし、いきなり足を刺しても、思惑がばれて、「愛国心がない」だとかの理不尽な理由で弟まで両親と同じように逮捕されるかもしれない。
すると、どこからか警察が飛び込んでいた。
さすがに見逃せなかったのだろう。
───私は逮捕された。
連れて行かれる瞬間、私は弟の顔を見た。
とても痛そうな顔をしている弟を。
「───ごめんなさい」
私は最後にそうつぶやいた。
私の日記は、君が処分して。
読む読まないは任せるから。
私はどうなってもいい。
だから、どうか貴方だけは生きていてください。
***
「お姉ちゃん、バカだよ・・・僕はそんなこと、ちっとも望んでいなかった・・・ただ、お姉ちゃんが幸せに暮らしていてくれれば、それでよかったのに・・・」
僕はそうつぶやいて、家で足を引きずりながら、泣いた。
そして、戦争が終わった。
僕が徴兵されることはなかった。
僕は両親と姉が帰ってくるのを、今でも待っている。
— 久々の作品です。楽しんでいただけたら幸いです。
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