【ラテクエ24 リサイクル】 「母のスープに見出したもの」
彼の家庭は貧しかったのだが、今日は母親が、張り切って温かいスープを作ってくれるというのだ。
彼は、胸を躍らせながら帰宅したが、すぐに家を飛び出し、そのまま帰ることはなかったという。
なぜ、このようなことになったのだろうか?
【ラテクエ24 キャベツさんの選考問題のリサイクルです】
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
残酷な要素はありますか?
NO? ある 意味では残酷ですが、少なくとも「残酷な描写」はありません
彼はスープを見てから家を飛び出しましたか?
YES! それどころか
スープの具は重要ですか?
YES!!!! とっても!重要です!
夫をスープにしましたか?
NO! 問題分の時点で、母と子の二人家族でした
彼は死にますか?
YES! 最終的には!
彼は意図的に殺されますか?
YES? ちょっと意味合いが違うかもですが
具は彼自身?
NO!!! 宅配されません
スープの具は、一般の家庭のスープでも入れられることはありますか?
YESNO 具も複数あるので ただ、「一番重要な具」については、ふつうスープには入れません
貧乏なのにスープが凄く豪華だった?
YES ある意味、豪華です しかしそれだけではなく
登場人物は、彼と母の2人だけですか?
YESNO 「重要人物」はその二人でOKですが、二人だけでも成り立たない部分はありません
その家族は畜産をしていましたか?
YES? ということにしておきましょう。 (スープの材料に関係ありそうなので)
彼はスープを食べて、スープの中の「ある具」お驚いて家を飛び出しましたか?
YESNO 驚いたのはあるかもですが、びっくりして飛び出したわけではありません
すいません…11編集しました。
了解 しかし回答はそのままでOKです
yan要素(言葉遊び)はありますか?
YEEEES!!!!!!!!!!!!!!
スープの中身を見て彼は無理心中を想起しましたか?
NO どちらかというとポジティブな方向です
スープは完成していましたか?
YES ちょっと変わった工夫?がしてありました
針、切ってあった貝は、具の中に含まれていますか?
Noおおおお 確かに「貝+一」で「具」だけどね!
先生、シチューはスープに含まれますか?
YES シチューはスープに含まれますよ?
フカヒレスープで“冷めきって(サメ・切って)”しまっていましたか?
NO! ちなみに彼にとって死は 不可避 ではありませんでしたしかし彼はあえて…
彼は勘違いをしましたか?
NO 勘違いはしてません
彼が食べていたのはシチューですか?
YES! シチューを食べました
そして彼は市中引き回しの刑に処せられましたか?
NO! しかしその方向性です! (ちなみに、解説にはそれもいれてます!)
トリコ的な要素はありますか?(超特殊調理素材とか)
NO ごく普通の、ありふれた食材です ただ組み合わせ的にはあまりないというか
霜が降りるほど寒いというのは関係ありますか?
NO? でも、寒いときのシチューはうれしいですよね!
野菜ですか?
NO 重要な「具」は野菜ではありません (それ以外に野菜は入ってますが、重要ではない)
彼はそもそも人間ですか?
YES
彼の行動はシチューではなくカレーでも成立しますか?
NO!!!! シチューでなければ成立しません!!!
サバカレーのサバが生っぽくて当たりましたか?
NO! ちなみに 裁かれ ません!
具は海鮮ですか?
NO まぁ、海戦でも構わないのかな?
核心シチューにはカツが入っていましたか?
YES!!! 正解です!
彼は命を狙われていましたか?
前半YESですね!
シチュー好きですか!?
YES! ビーフシチューが好きです! タンシチューならもっと!
答え
彼ら親子は、紆余曲折を経てこの地に流れ着いた日系人だった。父親は、過去に決闘を申し込まれ、
嬲り殺された。逃げてもほぼ確実に捉えられ、家族全員が見せしめに市中引き回しの刑に処される。
そして彼も明日、決闘を行う予定だった。相手は、この地域一帯を牛耳っている男だ。
驚異的な早撃ちのガンマン、かつ残忍な男で、必ず急所をはずしながらも決して助からない場所を
確実に打ち抜くという、悪趣味な性格の持ち主だった。
彼にとっても、にっくき相手を屠るチャンスではあったが、実際、何人もの優秀なガンマンが奴に
返り討ちにされているのだ。腕に覚えのない彼が負けるのは確実だった。
今夜、母親がごちそうを作ってくれるという連絡があった。最後の晩餐、というわけだろう。
彼が久しぶりの我が家に帰りつくと、母親が神妙な顔つきで、一杯のシチューを差し出した。
ヤギの乳を使った、ジャガイモとニンジンだけの、素朴なシチュー。
子供の頃、よく作ってくれたな… 懐かしく思いながら、スプーンを入れると、底のほうに何か
塊があることに気づいた。 「?」 母親は「よく見るのよ。シチューの中に何があるか」と言う。
彼がスプーンで掬い上げると… それは大きなカツレツだった。 なぜこんなものをシチューの具に…?
しかし彼は、すぐに母親の意を理解した。 「そうか…シチューにカツ。死中に活を見出せってことか」
「そうよ。どんな時でも、諦めちゃ駄目。どうせ逃げられないなら、最後まであがいて、勝つのよ!」
「…そうだね。ありがとう母さん。落ち込んでるボクに、カツを入れてくれたんだね?」
「…あたしは、もしお前が逃げられるなら、それでも構わなかったのだけど…」
「ううん、それが無理なのは、ボクにもわかってるよ。…よし! いただきます!」
そうと決まれば、決闘の前にできることをやらなければ。彼はシチューをかき込むと、
仲間の元へ向かうために、またすぐに出かける準備を始めた。
「…行くんだね。本当は今夜くらい、一緒に居たかったけど…何か、やるつもりなんだね」
「うん。連中に、一泡吹かせてやるんだ。そして、出来れば…また、ここに帰ってくるよ」
そして翌朝。 朝もやの煙る中、二人の男が対峙していた。
不敵な笑みを浮かべる相手に対し、しかし彼は落ち着いた表情だった。
勝負は、一瞬で着いた。 男の撃った銃は、彼の肺を貫いた。 致命傷だが、すぐには死ねない箇所だ
いつもどおりの結末に、男は油断し、銃をホルスターに仕舞う。 しかし、予想に反し、彼はまだ倒れない
(一思いに殺さない、お前のやり方が、命取りだ) 彼はゆっくりと狙いをつけると、驚いた表情の男の脳天を撃ちぬいた。
部下たちが、ボスの死に浮き足立っているのを見計らって、仲間たちが一斉に攻撃に出る。 凄腕のボスさえいなければ、あとはみな烏合の衆だ。
血を吐いて崩れ落ちる彼を、仲間たちが受け止める。
彼の命の火は消えようとしていたが、しかし彼は満足そうな笑みを浮かべていた…
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