オウムの嘆き
鳥かごに入った一匹のオウム。
そのオウムが鳴く台詞は決まってこうだ。
「タスケテ、タスケテ」
僕はその言葉に今日も涙する。
状況を補足せよ。
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
僕はオウムが言葉を覚えたことに感動していますか?
No。感動はしていないでしょう。
悲しくて涙声するのですか?
Yes/No。悲しみもあったでしょう。
僕は人間ですか?
Yes。僕は人間です。
オウムは、「僕」のペットですか?
Yes。ミスリード注意。
僕は閉じ込められていますか?
No。ここは自分の部屋です。
4より、オウムは昔他の人に飼われていましたか?
Yes。まさしく。
オウムは「タスケテ」以外の台詞は喋れますか?
Yes/No。タスケテ以外言えるかもですけど、この問題では関係ありません。
前の飼い主は生きていますか?
No。前の飼い主は死んでいます。
前の飼い主は何かの災害で亡くなりましたか?
No。
前の飼い主が自宅で残酷な殺され方をして、その時ずっと言っていた「タスケテ」を喋っていますか?
Yes/No。残酷な殺され方No。前の飼い主が「タスケテ」
前の飼い主は知り合いでしたか?
Yes。
前の飼い主が死んだ現場に僕はいましたか?
No。
前の飼い主の死因は重要ですか?
Yes。特定すると何か見えてくるかも。
僕は前の飼い主を殺しましたか?
No。
前の飼い主の死因は自殺ですか?
Yes。
前の飼い主の死因は事故ですか?
No。
友人が死んだのは「僕」のせいですか?
No。
友人を助けられなかったことに対する公開の涙ですか?
Yes。僕は後悔しています。後は自殺の理由。
友人がしんだのは借金とかのせいですか?
No。
核心友人はいじめられていてそれを見て見ぬふりしましたか?
Yes。回答いきます。
答え
僕には一人の親友がいた。名はタケシ。
やつとはとても仲良しで、小学校、中学校と毎日のように遊んでいた。
タケシ「俺とおまえは、ずっと親友だからな」
ユウ「ああ、ずっとな」
だが、タケシが高校に入学したのと同時にいじめにあった。
そのいじめは始めは軽いものだったが、日に日に凄惨を増していった。
そのため、いじめが僕に及ばぬようタケシと口をきかなくなった。
そして1年後、二年生に進級すると同時にタケシは自殺してしまった。
僕はタケシのお母さんに呼ばれ家を訪ねた。
タケシは一匹のペットを飼っていた。
タケシ母「このオウム、ユウ君に預かってほしいのよ」
そうして預かった、タケシのペットのオウム。
そのオウムが預かったその日の夜から毎日鳴き続けるのだ。
「タスケテ、タスケテ、ユウ」
、と
僕は後悔で涙が止まらなくなった。
— 初登校よろ~
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