ウミガメのスープ

たゆたう夜

作者: じっくん

 ある夜。男はマンションの自室に、付き合って三年になる恋人を招いた。男は今日こそ恋人と肌を重ねようと、ひそかに企てていた。

 しかし、恋人は部屋に招き入れられた時から様子がおかしくなり、ついには絶叫して部屋の窓からガラスを突き破り、転落死してしまった。

 一体なぜ?




(初投稿です。まだ問題難易度の加減が分からないので、かなり難しいかもしれません)

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

部屋の中に何かがあり、恋人はそれを見て様子がおかしくなったのですか?

YES

いいえ

グロテスクな描写は出てきますか?

NO。グロデスクの度合いがわかりませんが、たぶんNOです。

△

女はドアから男の部屋を出ていくことはできなかったのですか?

YESNO。出ることはできましたが、女には窓から飛び降りることしか考えられませんでした。よってYESNO。

いいえ

部屋の中にあったものは生き物ですか?

NO。部屋には男と女以外生き物はいませんでした。

△

つきあって3年間もたっていて、深い関係になれていなかったことは関係しますか?

YESNO。転落死した理由にはなりませんが、間接的になら関係します。

はい

女は自ら転落死しましたか?

YES。女は死のうと思ってはいませんでしたが、落ちたのは自分の意思です。

はい

恋人は恐怖を感じたのですか?

YES。気が狂うほどの恐怖に苛まれました。

いいえ

男は犯罪を犯そうとしましたか?

NO。男は一切犯罪はおかしていません。

△

恋人は幻覚を見ていましたか?

YESNO。私のなかでは幻覚ではなく錯覚を起こしたことになっていますが、幻覚をみたとしても辻褄はあいます。

いいえ

男が恋人を自室に招いたのは初めてですか?

NO。今までも何度かありました。しかし、深い関係にはなれずにいました。

いいえ

部屋には、「女」の写真がビッシリ貼られてましたか?

NO。

いいえ

しかも、付き合う前にコッソリ撮ったものや、部屋を盗撮したものもありましたか?

NO。男は犯罪を一切おかしていません。

はい

恋人は男と待ち合わせずに、直接部屋に行きましたか?

YES。待ち合わせはしておらず、女が家来ることになっていました。そして、男は部屋で待機していました。

△

女性が飛び降りたのは、男が用意した道具を見て勘違いをしたから?

YESNO。正確には勘違いではなく、錯覚を起こしたからです。

はい

その女性はとっさに逃げようとして飛び降りたのですか?

YES。しかし、そこはマンションの十階でした。

いいえ

男は異常な行動をとろうとしていましたか?

NO。男はいたって平常。何の非もありませんでした。

はい

恋人は女ですか?

YES。同一です。

はい

男が用意した物は、誰でも手に入るものでしたか?

YES。男は雰囲気作りをしました。

△

錯覚とは視覚的な見間違いですか?

YESNO。視覚的という定義がわかりませんが、女には男の部屋が過去の光景とかぶって見えました。

いいえ

男の部屋を見て、女性は自分が殺されると思った?

NO。「殺される」ではありません。錯覚的な意味で、自分の身に危険は感じました。

いいえ

女は以前犯罪にあったことがありましたか?

NO。ありません。

はい

ろうそくは関係しますか?

YES!! 男はリラックス効果を期待し、アロマキャンドルを部屋に大量に置きました。

はい

火事だと錯覚しましたか?

YES! 女には悲惨な過去がありました。

はい

その女性は過去に火事に遭遇したことがありましたか?

YES! それも、女が火元確認を怠ったための火事でした。

はい

火のついた大量のろうそくを見て、火事だと錯覚して飛び降りた?

YES! 女には、炎への恐怖が心に根付いていました。

いいえ

男は普段、煙草を吸っていますか?

NO。タバコは吸っていません。

はい

火事により、女性の子どもが亡くなりましたか?

YES! 解説では弟ですが、大切な人を自分のせいで死なせてしまいました。それが、炎への恐怖を深く根付かせています。

はい

女性は過去の火事により、体に火傷を負ってましたか?

YES!! 身体に火傷痕を残してしまいました。

いいえ

男と距離を置いているのは、炎への恐怖が原因ですか?

NO。炎は間接的に関係します。

はい

男を拒んでいたのは、やけどの跡を見られたくなかったから?

YES! その通りです!

はい

核心過去に火事に遭ったとき、女は窓から逃げて助かった?

YES! 過去起きた火災は、二階からだったので、助かりました! 解説行きます!

★

答え


 女には、誰にも知られてはいけない過去があった。
 それは、数年前に自宅で起こした火災。原因は女が火元確認を怠ったからだった。自宅で昼寝をしていた弟は、燃え盛る炎に包まれて焼死し、姉である女は大きな火傷を負いつつ二階の窓から飛び降り一命を取り留めた。
 しかし、女に残ったのは、弟を自分の過ちによって殺してしまったという罪悪感、そして、炎への恐怖だった。
 それから四年が経ち、女には恋人ができた。女はその男を心から愛し、全てを捧げようとも思っていた。しかし、身体に残る火傷後を見られるのが嫌で、夜を共にすることが叶わなかった日々。
 そんな矢先、男の部屋に呼ばれた。何となしに部屋へ踏み込むと、そこには大量のアロマキャンドル。男はリラックスさせるために配慮したが、結果として女は過去の惨劇を思い出してしまった。
 目前に迫る炎、炎、炎。炎への恐怖。女はついに耐えられなくなり叫び出した。助けて助けてと絶叫し、部屋をのたうち回る。そして、視界に窓が目に入る。
 窓から飛び降りれば、私は助かる――。
 過去と照らし合わせた女は、窓ガラスを突き破り外へ。しかし、そこはマンションの十階……。
 女は転落死してしまった。
 
 
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