ウミガメのスープ

【ラテクエ双2】  「すべてが夢ならば」

作者: yan

夢のような光景のあとには、恐怖が待っていた

恐怖を打ち破った後、それが幻と知った彼らは
大切なものを失った


どういうことだろう?

一応、制限時間 60分です!

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

オカルト、ファンタジーはありますか?

NOかな? 

「幻と知った」というのは 恐怖自体が幻でしたか?

YESNO 確かに、「恐怖」も幻ではありましたが、すべてが幻だったわけでもないのです!

いいえ

人間以外の登場キャラはいますか?

NO

失ったものは形のないもの(勇気、夢など)ですか?

YESNO 両方、あります!

いいえ

打ち出の小槌は出てきますか?

NO ちなみに日本の昔話ではなく…

いいえ

日常でありうる光景ですか?

NO 「日常」ではありえないでしょうね、現実でもギリギリあり、かな

はい

恐怖の対象は「殺人鬼・猛獣・・」などといったような、「いきもの」ですか?

YES!!! GJ!!

はい

失ったものは人間も含みますか?

YES 「形ある物」のほうは人間です!

いいえ

結婚式は関係ありますか?

NO

はい

元ネタ童話の特定は必要ですか?

YES 今回はかなり重要です

いいえ

恐怖を打ち破る為に、大切なものを使いましたか?

NO!! そもそも…!

はい

この問題文は、何らかの童話を基にして表現を変えたものですか?

YES さらに、結末も変えています

はい

ビスケットは重要ですか?

YES?!!! 気づいたか! でもそれだけじゃなくて…

はい

元ネタはヘンゼルとグレーテルですか?

YES!!!! そのとおり!

はい

失ったものは両親ですか?

YES

いいえ

ヘンゼルかグレーテルのどちらかが死にますか?

NO 兄妹は生き残ります むしろ…

父親が死んだことで母親が魔女になった?

YESNO 死ぬ順番は逆ですが、母親=魔女は当たっています!

いいえ

恐怖は原作通り 魔法使いの老婆 ですか?

NO! 恐怖=「魔女」 ですが、「魔法使いの老婆」ではないのです ただ、兄妹にとっては…

はい

兄弟は森の中でナニかを食べましたか?

YES! それは、どういうものだったでしょう(正確に充てる必要はありませんが)

はい

魔女=母親ですか?

YES!

いいえ

母親が死んだので悲しみの余り父親が自殺した?

NO もっとダークです

はい

魔女だと思って殺したものが母親でしたか?

YES!!! GJ!

いいえ

兄妹は人間を食べたとか・・・ですか?

NO 食べてまではいませんが、ある意味調理したといえるかも…

はい

幻覚を見せるきのこを食べ、魔女を倒したと思ったら両親を殺害していましたか?

YES! ただ、幻覚を見て殺したのは母親だけです!

はい

失った形のないものは良心ですか?

YES!! さすが! ビスケットといい、傾向が読まれてるな!

はい

森の中で食べたのは幻覚作用のあるキノコでしたか?

YES!

はい

父親は兄妹に殺されましたか?

YES! あとはまとめるだけです!

いいえ

母親を殺したあと、父親は無理心中をはかり、二人は両親と自分たちの命を失いましたか?

NO 父親は、ことなかれ主義者で、母親を殺した二人を、何事もなく迎えようとしました!

はい

兄妹が森を彷徨っていたのは両親に捨てられたからですか?

YES! 母親の指示で、父親が森の奥で置き去りにされました!

はい

核心親に捨てられ?森で幻覚作用のあるキノコを食べた兄妹は魔女と思って母親を殺す、幻覚が消え、母を殺したことに気づくが吹っ切れ、父親も殺す、とかです?

YES! 完璧です!!!

兄弟は森の中で幻覚を見るキノコを食べた。その結果母親が魔女に見えたので殺害してしまう。正気に戻ったとき魔女の正体が母親であることに気づき、その現場を目撃した父親に殺されそうになったので逆に殺した?

ほぼ正解! ただ父親は、自主性のない事なかれ主義で、何事もなく済ませようとした それが二人には許せなかったんです

ケーキ、ビスッケット、(あわ)おこし、パイ、アイス(クリーム)、ガトーショコラ、プリン、ドーナツ、食欲の秋ですね~

ほい、完璧! 解説に行きます! ちなみに、解説の中にも…(コメントのものとカブってるのもありますが)

いいえ

お菓子の家を見つけて食べ過ぎちゃったのでダイエットしたら実はお菓子の家は幻で、兄妹はガリガリのまま餓死しましたか?

NOw しかし、問題文の「夢のような光景」=お菓子の家というのはあたりです!

孤児である兄妹は義理の両親と幸せに暮らしていましたがある日両親が帰ってこなくなり、捨てられたと思いながらも必死で生きていましたが、実は両親は帰り道で野党に襲われて殺されていた事が分かり涙しましたか?

どこかで聞いたような なんでしたっけー!?

答え

ボクたち兄妹は、親に捨てられた。
魔女が住むといわれる暗い、暗い森の奥に、置き去りにされて…

もう3日も歩き続けている。同じところをグルグル回っているみたいだ。
今はどこを歩いているかもわからない…ゆうべ食べたキノコがいけなかった。

最初は食べても何ともなかったのに、後から目まいと吐き気が襲ってきた。
だが、愛する妹のためにも、歩みを止めるわけにはいかない。

妹を背負いながら道なき道を進む。…それがかえって良かったのだろうか、
吹きすさぶ冷風と共に、急に開けた場所に出た…!

安堵と疲れで膝をつくと、背中で妹が顔をあげた。
「あ… お兄ちゃん… 見て…? えへへ、お菓子の家だぁ…♪」

お菓子の家…? 妹を降ろして、霞む目をこすって良く見てみる。
ボンヤリ見えるのは、お菓子やクッキーで型取られた、お菓子の家だった。

「えへ…ウエハースに、ビスケット。花壇にはタルトも…お菓子、いっぱい♪」
妹は、呆けた顔をしながら、家に近づいていく。

家の中から肉を焼くようないい香りがしてきた。「うわぁ…お菓子も良いけど…
ごちそう、食べたいな…」  妹は、無防備に家の中に入って行こうとする。

「待て…!ここがお菓子の家なら、魔女が…!」 慌てて、妹を追いかける。
そして、家の中に入ると、そこには…     魔女が、いた…!

「お前達、どうやって…?まぁいい。弱っているなら、釜戸にくべてしまえ!」

忍び寄る魔女の魔手!まろび転びつ逃げようとするが、すぐに捕まってしまう。
ボクは、魔女に引きずられるまま、かまどへと近づいて行った。

その時!妹が魔女へ体当たりをした。 「お兄ちゃんに手をだすなぁあぁあ!」
不意を打たれたのだろう。 魔女はよろけながら、かまどへと転がり込んだ。

「ぎゃああああああ!」  魔女は必死にかまどからはい出そうとする。
ボクと妹は力を合わせ、魔女を火かき棒で押し込み、かまどの蓋を閉めた。

…魔女の断末魔が聞こえる。 ボク達はそこで力尽き、意識を失った…。


「…あれ?ここは…」  見慣れた、天井。ここは…。

「起きたか、ヘンゼル。 ずいぶんうなされてたぞ」
「…グレーテルは!? 魔女は、魔女はどうなったの?」

「…魔女? 何を言ってるんだ。 お前たちは森の外れに倒れていたんだよ。
私もずいぶん、探したんだぞ? でも無事でよかった…」

…どうなってるんだ…? あれは、夢だったんだろうか?

「グレーテルも無事だ。今はぐっすり寝てるよ。スープがあるから、食べなさい。
昨日の内に七面鳥も焼いたから、胃が落ち着いたら食べるといい」

「…お父さん。」   「…なんだい?」   「…お母さんは?」
「…ああ。あいつは出て行ったよ。こんな生活いやだ。街へ行くって言ってな。」

「…そう。」   …くっ、聞いていれば、いい加減な話を…!

信用に 足ると 思っていた父親に裏切られ、彼 が当初堪 えていた怒りが
沸々と湧き上がってきた。

おまえも、ボク達を捨てようとしたんだ。 母のいいなりになって…。
ある意味、一番性根が腐っている。 許せるもんか…

…数日後… 

「おや、今日はグレーテルが料理してくれてるのかい?」
「うん! シチューたくさん作ったから、いっぱい食べてね!」

ボクが覗き込むと、妹はイタズラっぽい笑みを浮かべた。
父親のシチューにだけ、例のキノコをたっぷりと入れて…

…ボクたちは、両親だけでなく、良心も失ってしまったのかもしれないな。
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