バーッと通ったトラックが・・
正直に言えば疲れから運転中に注意散漫になっていたのは自覚しいるところで、
自分に100%責任があり罪は償わなければならないとは思ってはいた。
が、警察からつきつけられた罪状は予想よりはるかに重いものであった。
どうやら父のことが原因でそうなったようだ。
弁護士などを頼ればもっと軽い罪とすることは充分可能であっただろうし
はじめは私も腹を立てたりしたが・・
結局のところ私は抗うことはせず、つきつけられた罪状を受け入れることにした。
なぜ?
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
父は、犯罪者ですか?
NoYes とだけ。
父は語り手が交通事故を起こした時、現場にいましたか?
No いません。
父が逮捕されるよりは自分が罪を受け入れる方が得策だと判断しましたか?
No です。
語り手は、自分で普通自動車を運転しているときに事故を起こしましたか?
Yes まあ トラックでも普通自動車でも
車の所有者は父ですか?
Noです。
語り手は免許を持っていますか?
Yes 持ってます。
父の職業を特定することは重要ですか?
Yes かな 足がかりになるかと思います。
事故は人身事故ですか?
Yesです。
父の人種は関係しますか?
Noかな
舞台は現代日本ですか?
YesNo 現代「日本」でも成り立たなくもないです。が・・ 外国の方がこのケースは多いかもしれません。
事故った相手は死にますか?
Yes 轢き殺しました。
刑務所に入ることがメリットになり得ますか?
Noです。
ひき殺した相手の関係者からの報復が考えられますか?
Noかな。 そこは重要ではないです。
「父」は父親ではなく、オヤジ(隠語)とかオジキ(隠語)のことですか?
No ヤクザは登場しません。
罪状は殺人罪になりましたか?
Yesです。
警察に突き付けられた罪状とは、危険運転致死傷罪ですか?
Noです。
父親は遺族に対して何か行いましたか?
No してません。
ひき殺した相手と血縁関係はありますか?
No ありません。
事故の被害者は、私とは全く無関係の赤の他人ですか?
赤の他人と言われれば赤の他人です。 ↑の通り。
事故は単なる事故ではなく、何らかの意図がある殺害目的と見なしえるということですか?
言葉の定義をご質問しているのであれば 事故は故意・意図 なし です。 殺人罪としてとられたということは「故意」があった という形で罪をつきつけられました。
問題文の交通事故(殺人)以外に、私は犯罪をしていますか?
No してません。
父は自分が逮捕されることで何か得をしましたか?
Noです。
17より。父親は、被害者に対して何かしましたか?
Noです。 着目点が違います。↓がより近い
ひき殺した相手は父親に不利益をもたらす人でしたか?
Yes 性格には・・「父親に不利益をもたらした」人 過去形です。
被害者ないし遺族に父は何かされていて、報復と見なされましたか?
YesNo それも含めて「はじめは私も腹を立てたり」しました。
父は政治家でしたか?
YesNo 政治家秘書でした。
24より、被害者は父親を失脚させましたか?
No です。
父の仇が取れたからまぁいいかと罪状を受け入れましたか?
Noです
26より、被害者は政治家でしたか?
Yes ただし・・父が秘書をしている政治家ではないです。
被害者が死んだことで何かが明るみに出ましたか?
No 出ていませんが・・・
29より、被害者は父の雇用主の政治家と敵対する相手でしたか?
Yes です。
抗うことが父の使える政治家の醜聞になると考え受け入れましたか?
YesNo 醜聞となる理由によります。まとめられますか?
核心自分が殺人罪で起訴された場合、父の雇用主は失脚しますか。
Yesです。なぜならば・・
31より、父の雇用主の失脚=父が失業するため抵抗することを諦めましたか?
Noです。
33より、ライバルの政治家が死んだことにより父の仕える政治家が当選しましたか?
Noです。
核心父の雇用主を失脚させるために受け入れましたか?
Yesです。 まあ、これ正解でいいかぁ 詳しくは解説へ そして これより早かったということで33を先着の正解とします。
父の雇用主は、政治家って言うか現在無職(落選中)ですか?
Noです。
被害者が死んだことで席が空いて補選が行われますか?
Noです。
答え
真面目な性格な父は、世間のために立派な仕事をする政治家の秘書として世の中に尽くしている。
そう考えていた。
が、あるときから世界が一変した。
仕えていた政治家が野党議員から収賄を追求され窮地に陥った時
父が自殺したのである。
結局、『秘書一人が勝手にやったこと』とされ事件は世間から忘れ去られていった。
子供の頃の話だ。周りから『汚職秘書の子』などといじめられもし、父を恨んだこともあったが・・
歳を重ね、世間の汚さを理解するようになってからはまたその見方も変わった。
何の事はない。当時の大人たちだってわかっていたことだ。
【父は身代わりになったのだ。】
おそらくは、残されることとなる母子の生活の面倒を見るという条件と引き換えに。
そうでなければ、そもそも急に母子家庭となった我が家のどこに息子達を大学にまで進学させる金があったというのだ。
大学を出た頃、そのまま父の跡をつぎ秘書を目指さないかという話もあったが
『要するに次のトカゲの尻尾がほしいのだろう』
そう考えた私はその誘いを断った。
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それから数年後
交通事故を起こしてしまった。
疲れから運転中に注意散漫になっていたのは自覚しいていたし、
自分に100%責任があり罪は償わなければならないとは思ってはいた。
轢いてしまった相手があの時、あの政治家を弾劾していた野党議員の一人であった
ということに驚きはしたが。
が、『過失致死罪』 そう考えていた自分につきつけられた罪状は『殺人罪』であった。
罪状を突きつけた検察官が私に語りかける。
「君はあの政治家から、大学に行けるだけの金銭的便宜を計ってもらっていた。
それに、あの野党議員はかの政治家の新たなる収賄疑惑の調査をしていたそうだ。」
「・・・」
「つまり君は・・君の父親と同じように『あの政治家に頼み込まれて』に行動を起こした。
今度は『相手を殺す』という方法で。なに、今回も出所後には充分に金銭的埋め合わせがもらえると考えたんだろう」
「・・ふざけるな!!!」
怒りがこみ上げてくる。『父を死に追いやった男のために自分が行動した』そう思われるのは屈辱だった。
「まあ、君だってあの政治家に思うことは色いろあるだろうが・・
あ、そうそう・・ここからはひとりごとだがね。
『という筋書きがあるならば、ヤツを殺人の主犯として追い詰めることができる。
捜査員を送り込むことができれば我々も汚職の証拠を得られるかもしれないし、そうでなくても殺人の容疑者ともなれば
少なくとも奴の政治家生命は・・』
おっと、ここからは本題だ。司法取引に応じ、殺人罪を素直に認め、共犯者・・いや主犯を告発してくれれば
君への求刑の軽減も可能なのだが・・君は応じる気はあるかね・・?」
私は取引に応じ、殺人罪を認めることにした。
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