ウミガメのスープ

小さなレストランのお話

作者: らび

とあるレストランで食材が盗まれる事件が起こった。
盗まれた食材と言うのは、その店の看板メニューであるウミガメのスープの材料の一部だった。
この事件を受けて店主は、翌日から店の奥の鍵付きの倉庫に食材を仕舞うようにした。
しかし、翌朝店主が倉庫を確認しに行くと再びウミガメのスープの材料の一部が消えていた。
この事件は一週間程続き、その後ピタリと止んだ。

事件が止まって一週間たった日、ある男があるモノを持ってレストランを訪ねた。
そして、全ての真実を知った店主は泣き崩れた。

彼の知った真実とは?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

盗んでいたのは実は店主でしたか?

no

いいえ

“スープの材料の一部”はウミガメの卵でしたか?

no

いいえ

オカルト・ファンタジー要素はありますか?

no

いいえ

“あるモノを持ってきた男”は事件の犯人ですか?

no

はい

鍵付きの倉庫の鍵は施錠されていましたか?

yes

いいえ

一週間は重要ですか?

no 区切りがいいといった理由で一週間です

いいえ

重要な登場人物は店主と男だけですか?

no あと一人最重要人物がいます

はい

という事は、施錠した倉庫から食材を盗んでいたのはもう一人の重要人物ですか?

yes

いいえ

材料の一部を特定する必要はありますか?

no

いいえ

店主は罪を犯していますか?

no

いいえ

男と店主の関係は重要ですか?

no 店主ともう一人の人物の関係が最重要

いいえ

店主ともう一人は夫婦ですか?

no

いいえ

もう一人の重要人物は店員ですか?

no

いいえ

もう一人の重要人物は女ですか?

no 男です。

はい

では、2人の関係は親子ですか?

yes

はい

店主が泣き崩れたのは、男の持ってきた物が原因ですか?

yes

いいえ

店主はもう一人重要人物の親ですか?

no

はい

という事は、店主はもう一人の重要人物の子供ですか?

yes

いいえ

小さなレストランというのは重要ですか?

no

はい

店主の父親が盗んだのは誰かの為ですか?

yes さらに言えば店主の為です

いいえ

店主は勘違いをしていますか?

no

はい

店主は父親の顔を知らない?

yes はっきりと覚えていないが正確です。

はい

父親は死にますか?

yes!

いいえ

ある物とは父親の遺影ですか?

no 男の持ってきたモノは2つあります。

ある物とは、盗んだ材料で作ったウミガメのスープとレシピですか?

半分yes レシピは正解ですが、実は本来のウミガメのスープには・・・

いいえ

まさかのグロ要素ありますか?

no

はい

もう一つも物は父親に関係ありますか?

yes ずっと離れていたからこそどうしても父親はこれを渡して欲しかったんです。

いいえ

父親は海亀ですか?

no

はい

父親が材料を盗み出した手段は解明すべきですか?

yes 

はい

父親は自ら倉庫に侵入しましたか?

yes

いいえ

父親は倉庫に住んでいた?

no さすがに飛躍しすぎです。

いいえ

父親は鍵開けなどの盗賊スキルを持っていますか?

no

はい

父親の侵入方法は店主の親であることを利用した方法ですか?

yes 店主の親だからと言うか

いいえ

父親は空から降ってきましたか?

no

はい

そもそもレストランは父親のレストランだった?

yes

いいえ

持ってきたのはレストランの権利書ですか?

no

はい

父親も鍵を持っていましたか?

yes!!

いいえ

男が持ってきたもう一つのものは,ウミガメのスープに関わるものですか?

no

いいえ

父親の持ってきた物は食材ですか?

no

いいえ

もう一つのモノとは、男に父親をはっきりと思い出させるようなものでしたか?

no 直接が無理なら

はい

核心父親の持ってきたものはなんらかの文書ですか?

yes!! それでは条件は満たされたので解答出します。

いいえ

写真ですか?

no

答え

かつてこのレストランは今とは比べ物にならないくらいに流行っていた。
それも全て、このレストランの元店主であり、現店主の父である男が作るウミガメのスープのお陰だった。
しかしある時、元店主は妻と離婚して一人で家を出ていってしまった。
店は妻が継いだが、あのウミガメのスープは元店主にしか作れず、客はみるみる減っていった。
やがて妻は過労とストレスで死んでしまった。
そして当時高校生だった現店主が店を継ぐことになったのである。

ここからが事件の真相。
現店主も父の頃のスープを作ろうと必死だった。
やはり、店に以前の活気を取り戻すならそれしかないと思ったからだ。
だが現店主にもあのウミガメのスープを作ることは出来なかった。
ある時、元店主が店を訪れた。
現店主が小学生の時にはもう別れてしまっていたので、現店主は実の父が来店しても気づくことはなかった。
さて、元店主が何故今頃になって店を訪れたか。
それには大きな理由があった。
彼が店に訪れた時、彼の体は病に冒されていてもう先は長くなかった。
つまり彼は死ぬ前にもう一度だけ息子の顔が見たくなったのだ。
そして、出来ることなら自分の作ったスープに息子が辿り着いて欲しかったのだ。
しかし、彼はかつて息子を捨てた身。息子の前に出て堂々とスープのヒントを与える事など出来なかった。
そこで彼は息子にヒントを出そうと考えた。
根本的に違う食材を使っていると気がつかせなくては。
だから彼は息子の作るスープに使われている間違った食材を何日も何日も倉庫から持ち出してきたのである。
食材がなければ別の作り方を考えると思ったのだ。
それが彼なりの「考え直せ」と言うメッセージだったのだ。
勿論倉庫の侵入方法は合鍵を使って扉を開けた、である。
これが食材を盗んだ犯人と動機、方法である。

続いて彼が食材を排除するのをやめた理由について。
前にも記したが彼は重病に冒されていた。
そう、最後に食材を倉庫から持ち出した後、彼は死んでしまったのだ。
彼の死後一週間後に現れた男は死んでしまった彼の友人である。
この男が持っていた箱の中にはスープのレシピと手紙が入っていた。
自分が死んでしまった時に、まだ息子がスープに至れなかったら渡そうとしたものである。
そして、手紙には息子に会えなかった何年もの思いが書かれていた。
父の思いに触れた息子は様々な思いがないまぜになって泣き崩れたのである。
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