ウミガメのスープ

運命の正体

作者: からす山

運命の正体を見抜いた彼は、それを大々的に世間に明らかにしたため、生かさず殺さずの目に遭わされたが、決して後悔することはなかった。
状況を補完してください。

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

「彼」は人間ですか?

YES 人間です

はい

「運命」の正体は何らかの物質でしたか?

YES? 物質といえば物質です

いいえ

宝くじですか

NO

はい

現代日本で成り立ちますか?

YES

いいえ

彼はパッシングを受けましたか?

NO

はい

彼は運命を明らかにしたために誰かに命を狙われましたか?

YES まあそういうところですが

はい

決して後悔しなかった理由はその物質の正体を知ることができたからですか?

YES? それもありますが

はい

彼の職業は重要ですか?

YES 重要でしょう

いいえ

彼は拷問されましたか?

NO

はい

世間に明らかにする際の方法(どのような媒体を使ったか)は重要ですか?

YES 出来れば特定していただきたいです

いいえ

8 彼は物理研究者ですか?

NOですが、科学にも大いに関心があります

はい

「生かさず殺さずの目に遭わされた」とは誰かが能動的に彼をその状況に追い込んでいるのですか?

YES 能動的に追い込んでいます

はい

11 関心があるとは、彼は科学と接点のある職業についているということですか?

YES 科学にもある程度関わる職業といえるとは思います

いいえ

10 媒体とは新聞ですか?

NO 近いですが

いいえ

彼が正体を明らかにした運命とは、何かの法則ですか?

NO 法則ではないのです。ある存在です

「運命」とは宗教と関係しますか?

うーん、YESNO? 少し宗教色もあるかも

いいえ

「媒体」とはテレビですか?

NO

はい

媒体とは本,書籍ですか?

YES! 小説でした! 彼は小説家です!

いいえ

運命とは特定の物を指しますか?

NO 特定の一つではないですね

いいえ

雑誌に論文を発表しましたか?

NO かなり近いですしそれでもいいぐらいですが、18のように小説ということにしてください

はい

SF関係ありますか?

YES!! 彼はSF小説家です!

状況はガリレオガリレイに似てますか?

……YES? 言われてみれば、少し似てるかも。でもあまりこだわないほうがいいです

いいえ

ガチガチのSF作家が突然オカルト色全開になったので世間から叩かれましたか

NO

運命と呼ばれる存在は、私たちも知っているものですか?

YESNO? 知っていると言えば知っているし、知っていないともいえます

いいえ

タイムマシン関係ありますか?

NO

いいえ

あ、カニバりますね?

NOw 何でw(ネタ良質)

いいえ

23 叩いたのは文芸評論家ですか?

NO

いいえ

生かさず殺さずとは原稿料が少ないことを意味しますか?

NO 文字通り、生死に関わりかねない目にあわされています

陰謀論を唱えたせいで政治家に狙われますか?

YESNO 前半、陰謀論は少し近い!後半、政治家よりももっと凄い、とんでもない存在に狙われます

はい

現実を元にしたフィクションを書きましたか?

YESかな 現実というか、自分の直感を元にしたフィクションです

はい

宇宙人は関係ありますか?

YES!! 大いに関係あり!! まとめられますか?

モルダー、あなた疲れてるのよ

いいえ

宇宙人が地球を侵略しようとしているのでは、という内容を本にしましたか?

NO 宇宙人はそんな大それたことはしようとしていません。しかし宇宙人の恨みを買ったのはその通り!

核心宇宙人のせいなのね、そーなのねーみたいな内容を書籍化したところ、責任転嫁された宇宙人たちが宇宙人差別だと物理で抵抗してきて、小説家である彼はあながち間違ってなかった事が証明されて満更でもないですか?

うーん、まあ、大体その通り! 正解とします!! よくそこまでまとめていただけました!

答え

科学と哲学、両方に興味があった駆け出しの小説家である彼は、運命の正体について考えていた。
一体、人の世界を支配する、しているように思われる、何か得体のしれない力、人の力では抗うことの出来ない巨大な、目に見えない力、運命――その正体は一体、何なのだろうか?
そうして、あるとき、ふいにその正体を見出した。

その正体は、「宇宙人」なのではないか?

宇宙のはるかかなたにいるかもしれない、地球よりはるかに文明の発達したまだ見ぬ知的宇宙人たちが、地球では想像も出来ない科学力でもって、地球上の事象をコントロールしているのではないだろうか。
もしそうであれば、宇宙人たちは、何らかの目的をもって、あるいは単なる戯れに、彼らからしてみれば未発達の、我らが地球の者たちの身の回りをさりげなく操って、たとえば、何か大きな事故を起こしたり、もっと小さいところでは落とした財布を見つからなくしたり。そういった大小様々な「悪戯ーいたずら」をしている、ということなのだろうか。

単なる戯れで、地球人の運命を好き勝手操り、運命だの神だの何だのと恐れられている悪戯宇宙人たち。
もし本当にそんな連中がいるのだとしたら、許せない、と彼は思った。
そして、小説家である彼は、その空想を基にして、一片のSF小説を書き上げた。未知なる宇宙人、運命を操る卑怯者を、大々的に発表しなければいけないと思ったのだ。

あくまでそれは彼個人の空想であり、読者が皆その考えに賛同したわけではなかったが、小説そのものの娯楽性は受け入れられ、そこそこ売れた。それによって、「悪戯宇宙人」の考えが、わずかながらも世に広まることになる。

その直後から、彼は様々な悩みに悩まされた。
信号が毎回赤だったり、所持金をすぐなくしたり、きわめて些細なことだが、小説発表前に比べて、明らかに損をすることが多くなったのだ。

彼は、明らかに感じ取っていた。悪戯宇宙人の存在を。
人に話しても、馬鹿馬鹿しいと笑われるかもしれない。けど、この細かい不幸は、あまり大それたことを起こす度胸のない小物の悪戯宇宙人たちが、その存在を世に広めた自分に対して、細かく細かく嫌がらせをしてきているのだ。運命の正体共が、自分の運命を操りにかかっているのだ。

彼は様々な目にあわされた。ほとんどは軽いものだったが、時として、生かさず殺さずといったほどの、危うく命を落としかねない目にあわされたこともたまにあった。
しかし、彼は、つらくなかった。たとえほかの誰も理解してくれなくても、自分だけは理解している、運命の正体を、はっきりと。今自分が、生かさず殺さずの目、あるいは立て続けにもっと軽い目にあわされているのが、その証拠。自分の身をもって、証明している。
これからも、悪戯宇宙人を題材にした小説を、少しずつ発表していこう。そしていつの日か、人類が宇宙に進出して、悪戯宇宙人どもと直接相まみえるときが来たら、今度は、地球人に様々な運命を押し付けてきた悪戯宇宙人たちに直接復讐することもあるいは出来るだろう。その未来のために、自分の小説で少しでも後押し出来るのなら、それでいい。

彼は描く。運命の正体を。喜びとともに、それが実を結ぶ未来を胸に抱きながら。

— いろいろ不完全な気がするけど、何とか今日出したかった問題。

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