ウミガメのスープ

概ねどちらかに転ぶ

作者: 蒼井門

新しく越してきた女は困った人がいれば手伝い、泣いている人がいれば親切にしてやるような人だった。
彼女はアオイもんと呼ばれるほどに親しまれたが、ある日殺された。

どうして?


出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

小さな親切大きなお世話でしたか?

NO …でも大きなお世話になるのかな?(ミスリ注意?)

いいえ

彼女が殺された以外の犯罪要素はありますか?

NO! まあそもそも…

彼女は死刑囚ですか?

YESNO 近い感じではあるかもしれません

彼女のお腹に四次元ポケットがある、などの非現実要素ありますか?

YESNO! 微妙に非現実っぽい要素があります。四次元ポケットはありませんが…(ミスリ注意?)

いいえ

彼女は自殺ですか?

NO!

はい

越してきた=引っ越してきましたか?

YES

はい

彼女は、困った人が困らなくなるように手つだい、泣いている人が泣かないで済むように親切にしていましたか?

YES ((≡□♀□≡))「困っている人には困らなくなるように手伝いましたよ」

はい

2より犯罪要素は全くないですか?

YES…かな(かなりミスリ注意かも)

彼女はネズミ小僧のような義賊で、捕まって処刑されましたか?

義賊NO ですが処刑YES!

はい

彼女がどんなところに引っ越してきたかの特定は必要ですか?

YES(ざっくりとでかまいません)

はい

強きをくじき弱きを助けますか?

YES? そういうこともあるかもしれません

いいえ

舞台は現代日本で成立しますか?

NO! まあ現代日本なら成立しないでしょう

いいえ

魔女狩りにあいましたか?

NO ですが考え方的には近いかも

いいえ

9より 誰かに代わって処刑されましたか?

NO 代わりではないです

いいえ

彼女が引っ越してきたのは処刑されるためですか?

NO そんなこと思ってもないです

いいえ

元ネタはイエス・キリストですか?

NO ですがまあ関係ないともいえない?(ミスリ注意かも)

いいえ

彼女は親切だったがゆえに、他の人が殺される代わりに殺されましたか?

NO!

はい

彼女は人間ですか?

YES

人間ではないキャラは登場しますか?

うーん、直接的にはNO

はい

彼女が殺された時、人々は悲しみましたか?

YES? まあ喜んだ人もいたでしょう

新しい土地に引っ越した彼女は地元の宗教から異端扱いされて処刑されてしまいましたか?

惜しい! そういう感じですがもうちょっと詳しく!

はい

核心先進的な技術を持ちこんだせいで異端と思われて処刑されましたか?

YESYES!

はい

彼女が処刑されたのは、無実の罪でしたか?

YES…というかなんというか

転校してきた彼女は持ち前の明るさからすぐに人気者になったが、それを疎ましく思った者が彼女を騙し殺されるよう仕向けましたか?

いきなりのサツバツ! 誰かの策略ません

いいえ

越したのはジャングルの中ですか?

NO ですがまあ成り立たないことはない?です

いいえ

鎖国時代の日本ですか?

NO ですが成り立ちますね

ピタゴラスを無理数は関係ありますか?

うーん、そもそもその国と概念が違いすぎるのです

はい

某ドラえ〇んのように未来から過去にやってきましたか?

YES…かもしれません

現実のモデルはいますか?

ガリレオの神話……ぽいものです

その地域では、困りごとは神の試練とされ、修行の一環であった。しかし彼女はそれを知らず、親切にも修行の邪魔をしたので処刑された。というのを思いついたですがどーでしょーか?

そういう問題をつくってくれればいいですのに~と思います!

頭の良かった彼女は当時の宗教観世界観を破壊するような科学的な話をしたので、権力者から異端扱いされて処刑されましたか?

まあ話どころか…なんですが、「宗教世界会感を破壊で権力者から異端扱い」がかなりYES!

答え

魔法の(神の奇蹟を信じる)国に魔法以上の科学を持ち込み、国に
混乱を持ちこんだと判定されたため。
(自分たち以上の技術のため、異端であると判断されたため)
(今まであった技術以上のものをもちこみ、今まであった概念を否定したのだと考えられたため)
(自分たちの威信を守るため)

――――――

その国は魔法の国だった。
魔法を使い、人々は暮らしていた。魔法なくしては人々は暮らせなかった。
魔法は神の御業。
神に祝福されているからこそ、この国の民は――いや、この国の民だけが奇跡をあやつることができるのだ……。

そんな国に人がやってきた。
そして小さな町に住み始めた。
国民たちは馬鹿にした。
魔法も使えぬ辺境の民だと。
神の加護なき悲しき民だと。
奇跡をおこせない人間が何ができるというのか、と。

しかし、しばらくしてその評価は変わった。

「えっ、火をおこすのにわざわざ呪文唱えちゃったりするんですか。マッチなら一振りなのに」
「ああ、畑仕事ですか。大丈夫です。パワーがいるな。そんな時にはこれを手にはめるだけ。簡単なんです。そう、この『超人手袋』を含む手袋シリーズならね」
「空を飛ぶ!ならばこの『竹回転翼装置』を頭につけるだけ!」
「荷物が重い?『どこにでも扉』があればちょっと押すだけですよ」

魔法以上に魔法のような道具で、彼女は国民よりもいい暮らしをし始めた。
神の御業と信じてきた魔法など目にないといった様子だった。

いつのまにかその人物の不思議な道具は知れ渡ることとなり、アオイもんと呼んで親しそうにするものまで現れる始末。

王は案じた。
このままでは我が国の優位性がうばわれてしまう。
このままでは我らが神のチカラが疑われてしまう。

実際、アオイもんの道具を使い始めるものが現れた。
彼女はそれが犯罪に使われそうにない限りは心良く貸しだした。
老人だって手袋一つで畑仕事に参加でき、遠くの場所へ何日もかけて行商にいかなくてもよくなった。

そして、とうとう王の予感はあたった。
「神の御業」とはなんだったのだろう。
「神の御業」に人が及ぶのならば、今まで信じてきたものはなんだったのだろう。
その絶対的に強者であった「神」に選ばれたという王は本当に偉いのか……?
今まで「神に選ばれた」というから従っていたのに……?

その考えが広まった時、王は決断した。
これ以上自分と神の威信が失墜する前に、と。

アオイもんは国を乱した悪としてひっとらえられた。
王ははりつけにした彼女を前に言う。

「このものは大事な国を乱し、国民によからぬものを吹き込む悪だ。悪魔の手先だ」
「その道具は堕落の道具だ。そうして民を騙し、取り入り、この国をほろぼそうとしているのだ」

そうして、彼女の足元に火がつけられた。




((≡□♀□≡))「あー、『物真似人形』と『路傍石如帽子』と『どこにでも扉』がなければガチで死ぬところでした。危なかった危なかった」
((≡□♀□≡))「……次はもうちょっとこの科学が評価される国にたどり着きたいものですね」


((≡□♀□≡))「おおむね、異邦人が持ち込んだ技術は取り入れられ発展するか、異邦人ごと排除されるかなんですよねえ」

— 思った以上にあっさりスープ

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