ウミガメのスープ

リーダーの脂質

作者: 牛削り

よい計画とは、ゴールから逆算して立てられるものである。

A社のプロジェクトチームのリーダー・松永は、
プロジェクトが成功に終わったところから逆算して考えた結果、

チームの人手不足が気になったので、
ダイエットを始めることにした。

いったいどういうことだろうか?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

とりあえずまずオシッコしてきます。

いってらー。

はい

問題文中のチームは全て同一プロジェクトのチームを指しますか?

yes

ダイエットを始めることにした時、時系列として、プロジェクトはもう開始していますか?

関係ありません。松永が成功をイメージできればどの時点でも。

はい

ダイエットをすると人手不足が解決しますか?

yes!

思ったほど出ませんでした(´・_・`)

諦めたらそこで放尿終了だよ!

いいえ

体重を落としてエレベーターに一度に乗れる人数を増やしますか?

no

はい

ダイエットの結果人手不足の原因が解消されますか?

yes!

この問題におけるダイエットとは「食べる量を減らして体重を減らす行為」のことですか?

手段は問いませんが、「体重を減らす」はyes!

いいえ

チームメンバーもダイエットの必要性がありますか?

no! むしろ太れって松永は思ってます。

朝バナナダイエットでいいですか?

なんでもいいです。

チームの人数になんらかの制限がありますか?

制限があるかどうかは関係ありません。松永がメンバーを増やすよりはダイエットする方にしようと思ったというだけです。

体重を減らすと部屋にスペースが出来ますか?

関係ありません。

いいえ

お昼時間を使うためにお昼を抜く根拠としてダイエットを挙げましたか?

no

はい

松中はそこそこのブーデーですか?

yes! 120キロある設定です。

いいえ

エレベーターの重量制限は重要ですか?

no

いいえ

4 人手不足の解決は、チームメンバーが増えたことによるものですか?

no!!

プロジェクトの一環で何か【重量制限のある乗り物】に乗る必要はありますか?

関係ありません。

はい

プロジェクトが成功したら打ち上げをしますか?

yes!!!!!!

いいえ

空調は関係しますか?

no

松永を持ち上げて運ぶチームなので、重い松永を運ぶために人手を増やすよりは松永が体重を減らして楽に運べるようにするべきだと判断しましたか?

なんだそのプロジェクト! でも惜しい!

いいえ

18より 酒は重要ですか?

no

9 全員が似通った体重であればダイエットはしませんか?

んー、体重というよりは……

いいえ

人手不足の解決は、業務量の減少によるものですか?

no

はい

胴上げしますか?

yes!!!!!

はい

20 胴上げはしますか?

yes!

胴上げは全く関係ありません。

関係あるよ!

はい

核心プロジェクトが成功するとみんなで松永を胴上げするので、胴上げされやすいように体重を減らそうとしますか?

yes! 正解です!

いいえ

打ち上げの場所は重要ですか?

no

はい

核心18 松永が今のままの体重で胴上げをすることを考えると、今の人数だと無理そうなので松永が痩せますか?

yes! 正解です!

核心ドラフト7位で指名されて胴上げは何かなーですか?

よくわからないけど正解で!

いいえ

22 体積が重要ですか?

no!

いいえ

28より、イケアですか? オシャレだし。

noだって言ってるでしょ。イケアなんかで打ち上げするかっ。

答え

プロジェクト発足から数ヵ月後、松永率いるチームはみごと、社命である全社売上前年三倍を達成することができた。
松永はチームのみんなに声をかけた。
「今日は仕事禁止だ。プロジェクトの成功を祝って、オフィスパーティにしよう」
メンバーの六人は沸いた。

パーティがお開きになる頃、テンションの上がったサブリーダーの吉岡が言った。
「よし、立役者の胴上げだ」
きた、と松永は思った。
数ヵ月前に思い描いたのはこの光景だったのだ。

プロジェクトが成功すれば、リーダーである自分が胴上げされる場面もあるだろう。しかしこのチームは頭脳派の痩せ型ばかりで、この人数では百二十キロもある自分を持ち上げることは難しいだろう。そう松永は考えた。
なら人を増やすか?
いや、プロジェクトの遂行にはこの少数精鋭で十分だ。だとしたら道はひとつ。
松永が体重を落とすしかない。

その日から松永の地獄の日々が始まった。
リーダーとしての仕事に精力を傾けながらも、合間にジョギング、ボルダリング、食事制限、痩せるためのことなら何でもやった。
努力は通じて、一人あたりの負担が十キロとなる六十キロまで減らすことに成功した。
プロジェクトもうまくいき、松永は意気揚々と今日この日を迎えたのであった。

「じゃあまずは、イロハ商事との大型契約を取り付けた鈴木だ。それあげろー」
皆が鈴木に群がった。

あれ、俺じゃないの?

鈴木は四十キロくらいしかないから、高々と舞い上がった。

「次はキーとなる画期的なシステム構築を成し遂げた今野だ。それあげろー」

あれ?

「次は山田」「次は大橋」「遠藤」「吉岡」

「よし、これで全員だな。みんな本当にお疲れ様」
吉岡が晴れやかな声でそう告げた。

あれ?




あれ?




【要約解説】
プロジェクトが成功すれば自分が胴上げされるだろうと予想したが、自分の体重を持ち上げるにはこのメンバーでは人手不足だと思った松永。
彼らが自分を持ち上げられるように、体重を落とすことにした。
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