ウミガメのスープ

【要知識】レーサーの敗因

作者: フィーカス

俺は須隼木駿(すばやき しゅん)。数々のレースで華々しい戦績を誇るレーサーだ。
レースはいつもフルスロットル。華麗なテクニックで、ライバルたちを蹴散らしていくのさ。
中にはあくどいレーサーもいて、ズルする奴らもいるが、紳士でもある俺はきちんとルールは守る。ズルして勝ってもうれしくないもんな。

まあそんなこんなで、いつもライバルがいるときはレーサー魂が燃えるもの。今日も愛車を走らせていたら、いけ好かない奴が隣にいたから、心の中で勝負を挑んだんだ。シグナルが変わるのを、今か今かと待ちながらな。
そしてシグナルが青になった瞬間、俺はスタートダッシュを決めてやったぜ。やはり加速力では俺の方が上だったようだな。奴との距離は少しずつ離れていった。
ギリギリまでスピードを出した俺は快調に走ったんだが、大してスピードを出してなかった奴の車にぐんぐん差を詰められ、あっさりと抜かれちまった。やはり性能の差というのは、なかなかごまかせないものだな。


さて、俺があっさり奴に抜かれたのは、確かに性能差があったからだ。だが、それとは別に奴にあっさり抜かれた要因があるんだ。さて、それは何か分かるかな?

※この問題を解くためには、ちょっとした知識が必要だ。知らない人は、推理力と創造力を働かせて考えてみてくれ。
※回答にはこの俺、須隼木駿が答えるが、普通のウミガメのスープだぜ。

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

ライバルの方が、須隼木よりもドライビングテクニックが上だったからですか?

NO

いいえ

ライバルがズルをしたからですか?

NO そうは見えなかったがな。

いいえ

レースの異種混合のものでしたか?

NO! そうじゃないんだが……

いいえ

円形とか楕円形のコースでレースが行われ、須隼木駿が外側、”奴”が内側のコースを走っていたからですか?

NO そんな不平等なレースがあるんだろうか……?

いいえ

須隼木が、相手を風除けに利用するため、あえてライバルに先を抜かせたのですか?

NO そういえば俺もそんなテクニックを使ったことがあるな。

いいえ

速度違反でパトカーに止められましたか?

NO! それはないぜ。俺はルールを守る男だからな。おっと、これは重要だぜ

はい

レーサー=ライダーですか?

YES? まあ、そうとらえてもいいかもな。

いいえ

信号が変わったあと発信したが渋滞で自転車に抜かれましたか?

NO! 相手は自転車ではないぜ。

いいえ

須隼木は自転車のレーサーですか?

NO! 自転車ではないんだが……

いいえ

相手はバイクですか?

NO! 相手は普通の車だったんだ。これは重要なことだぜ。

いいえ

相手は歩道を歩く歩行者で、歩行者と車の信号が分離されており、車で信号待ちしている間、歩行者用信号が青になっていて、歩行者に抜かれましたか?

NO 俺はスタートして一度も止まってないぜ。

いいえ

原付の二段階右折VS普通車の右折ですか?

NO ストレートな道だと考えてくれ。

いいえ

原付に乗った須隼木は法定速度を守り、400ccに乗った相手は法定速度を守らずぶっ飛ばしたからですか?

NO! とても惜しいが、相手もきちんとルールは守っていたぜ。

いいえ

レース場の話ですか?

NO! 今までの話から分かるだろう? 公道での話だ。これは重要なことだぜ。

いいえ

須隼木も普通車にのっていましたか?

NO! 普通車じゃないんだ。さて、何に乗っていたと思う?

はい

性能の差がある事は重要ですか?

YES? まあ、普通は性能に差はあるだろうよ。

いいえ

流石に一輪車では歩車分離式の信号でくらうストップは巻き返せませんでしたか?

NO 愛車が一輪車なのは小学生までだと思うぜ。

追い越し車線で抜かれましたか?

YESNO! 別に追い越し車線とは限らないんだ。これは重要なことだぜ。

いいえ

高速道路の料金所から勝手に勝負し始めたが、相手が乗用自動車なのに対して、自分は特殊自動車(大型貨物自動車等)だったため、規則上出せる最高速度に差があり抜かれてしまいましたか?

NO! そもそも俺は高速道路には入れなかったんだぜ。これは重要なことだぜ。

いいえ

須隼木はレース用の車を運ぶトラックにのっていましたか?

NO 違うぜ。

いいえ

自分が自転車乗ってたので そりゃ車には抜かれるわな ますか?

NO! だとするとそれは性能差だけの問題になってしまうよな。

いいえ

あっさり抜かさないと 法律に触れますか?

NO! でも普通はあっさり抜いて行くと思うぜ。

はい

核心相手は自動車、自分は原付なので出せる最高速度が違いましたか?

YES! その通りだ。素晴らしいぜ!

いいえ

ひょっとして!レース用耕運機ですか…?

NO 畑を耕す速度でも競う気なのだろうか……?

はい

「ギリギリまでスピードを出した俺は」の「ギリギリ」とは「法定速度の上限ギリギリ」という意味ですか?

YES! その通りだ。これは重要だぜ!

いいえ

須隼木は戦車にのっていたのですか?

NO たしかにカタピラ車専用の免許はあるが……

答え

まあ、これだけ性能差があれば仕方ないよな。なにせ、俺の愛車はスクーター、奴は普通車だからな。そりゃ、最初から勝負になるわけがないわけだ。機体の性能差のせいにはしたくないが、こればかりはしかたない。
だが、性能差以上に、大きな問題があった。何せここは公道。レース場とは違うのさ。知ってるか? 普通車は一般道路の法定最高制限速度が最大60km/hだが、スクーターはどこでも法定最高制限速度が30km/hと決まっているのさ。だから俺がいくら制限速度ギリギリまでスピードを出したとしても、奴が40km/hも出せばあっさり抜かれたってわけだ。

いくらレーサーといえど、公道に出れば一般の運転手と立場は同じ。みんなも、交通ルールは守ってくれよな!

要約:自分はスクーター、相手は普通車。公道では最高制限速度が普通車の方が速いのでスクーターで制限速度ギリギリまでスピードを上げてもあっさり抜かれてしまうから
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