【無茶振り三題噺22】T氏の怠惰
それこそ、かの伝説の名探偵。シャーロックホームズにも勝るとも劣らない頭脳の持ち主だ。
そんな彼はなんの因果か、たまに殺人事件に巻き込まれるようだ。それもトリックを用いた計画殺人に。
だが彼はいつも事件を解決させないで帰ってしまう。
なんでなのかと私が聞くと、彼は
「フェアなのはごめんなんでね」
と笑って答えた。
一体、どういうことなのだろうか。
※この問題は、三題噺第22回のお題「名探偵」「フェア」「あつい」をもとに作られた三題噺の問題です。
~無茶振り三題噺とは?~
「三つのキーワードから問題を作ろう」という企画です。
詳しくは、掲示板『ラテシンチャットルーム』の『無茶振り三題噺』
またはWIKIのhttp://sui-hei.net/app/webroot/pukiwiki/index.php?無茶振り三題噺
をご覧ください。
過去問一覧:http://sui-hei.net/mondai/tag/無茶振り三題噺
過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。
彼は頭は良いですか?
Yes!!
T氏が言うフェアとは、公明正大・公正、の意味のフェアですか?
Yes!!
T氏が解決させずに帰っても、T氏が巻き込まれた殺人事件は解決しますか?
YesNo!! 警察の頑張り次第ですね。ですが……
殺人事件以外は、解決しますか?
Noかな? でも解決させるのもあるかも
いちいち推理で解決しないで警察の最新分析技術を使えばいいじゃん。ですか?
No!!
T氏は自分が遭遇した殺人事件を、解決しようと思えば解決できますか?
Yes!!!
T氏は犯罪者ですか?
No!! ちょいグレーですがw
現在の日本と思って良いですか?
Yesかな? 現代日本でも成立するかも
T氏の職業は重要ですか?
Yes!!!
サッカーみたいからですか?
No!! なんじゃそらw
フェアなのはごめんとは自分が有利なほうがいいということですか?
Yes!!
迷宮入りしますか?
No!!! 迷宮入りはさせないでしょう!*ミスリード注意
事件を解決すると、T氏自身が困りますか?
Noでしょう 困るというほどではないです
4 解決させるかは、自分の意思ですか?
Yes!!
フェアの対象は自分と犯人ですか?
No!!! 違います!
T氏はこのあと殺人事件の容疑者を擁護する弁護士をする予定なので、事件を解決して容疑者に不利な状況をつくるわけにはいかないからですか?
No!!
T氏は警察ですか?
No!!
T氏は多重人格ですか?
No!!
フェアチャイルドはギターがベースを殴って解散しましたか?
知らんw
T氏は警察か検察か弁護士ですか?
No!!
T氏は作家ですか?
No!!! ただし惜しい!
T氏は探偵なので、巻き込まれた事件を偶然解決するようなタダ働きは好まず、誰かが依頼料を持って正式に依頼に来るのを待ちますか?
No!! T氏は探偵ではありません!
ドラマの「アンフェア」は重要ですか?
No!!
15 警察から依頼を待ちますか?
No!!
T氏は、他の同業者に対して有利になりたいという意味で、フェアはごめんだと言いましたか?
Yes!!! まとめてください!
T氏はその殺人事件を何らかの形で利用しますか?
Yes!!!
T氏は
Yes!!!
核心T氏は記者で解決に時間を掛けることで他の記者と対等な条件になることを嫌いますか?
Yes!!! 正解です!
T氏は殺人事件を扱う記者ですか?
Yes!!!
21,25 殺人事件の作品をつくるためですか?
No!!! ただし惜しいです!
T氏はテレビ関係の仕事をしていますか?
Yes!!! それでも成り立つでしょう!
核心T氏は報道記者。その場で事件を解決してしまうと他の記者にも情報が流れるけれど、真実を言わずに自社の記事だけで発表すれば、情報を独り占めできるからですか?
Yes!!! 正解です!
核心T氏は殺人事件について独自の調査をしますか?
Yes!!! 29とあわせて、正解です!
答え
それこそ、かの伝説の名探偵。シャーロックホームズにも勝るとも劣らない頭脳の持ち主だ。
そんな彼はなんの因果か、たまに殺人事件に巻き込まれるようだ。それもトリックを用いた計画殺人に。
だが彼はいつも事件を解決させないで帰ってしまう。
おそらくこれまで遭遇した計画犯罪とも思える事件の数々も彼は本当は解けるに違いない。
私はT氏に尋ねた。
「どうして謎を解こうとしないのだい?」
「ん?」
T氏はそれを聞いて、淡然と答えた。
「謎は解いてるよ」
私は少し驚いて聞いた
「ならばなぜ解決させないのだい!? それを警察に告げるなり、皆を集めて推理を披露させれば、事件は解決するではないか」
すると彼はニヤリと笑って、答えた。
「フェアなのはごめんなんでね」
私は最初、それがどういう意味か分からず、しばらく訝しむように彼を見たが、やがて彼の仕事を思い出し、納得がいった。
彼は新聞記者だったのだ。
彼が事件を解決して警察に犯人が捕まると、警察はその手口やどういう背景があったのかを会見で説明してしまう。
そうなると当然、どの新聞社もほぼ同じ情報からスタートするだろう。
しかしTさんが解決させなければ、Tさんは謎を解いているのだからどんなトリックなのかも、そして犯人も分かっているのだから犯人の身辺を調査して背景を知ることも容易であろう。
他の新聞社が推測でしか書けないことを、彼の新聞社は真実で書けるのだ。
スクープは彼の新聞社のものであろう。
絶対の真実の前には、あまたの推測なんてものは霞んでしまうのだから。
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