ウミガメのスープ

異邦の旅人

作者: 立派なうさぎ


(私は夢を見ているのだろうか?ここはまるで中世ファンタジー世界のようだ...)


放浪中で宿無しの私に一夜の宿を提供してくれたのは貧しい身なりの少年だった、15歳くらいだろうか?
質素ではあるが心のこもった食事を用意してくれたので、夕食は楽しいひと時となり、お互いの身の上話が弾んだ。
彼は幼い頃に両親を亡くし、ずっとこの村で細々と生活しているが、不満もなくこの地の神に感謝しているという。

翌朝気持ちの良い目覚めを迎え、私は旅立つ前にご両親のお墓に手を合わせたいと願い出た。彼は喜んでくれた。
お墓は石を積み重ねだだけの簡素なものであったが、この地の貧しい者達にとってはこれが普通なのだと言う。
とは言え、二つ並んでそれぞれに花と水が供えてあり、花は大きくなかなか見事なものだ、少年の優しさが感じられる。
失礼ながら生活の割には随分と立派な花だと思ったが、聞けばこの地は植物の育成に適しているらしい。
彼も生業の一部としており、街の市場に花を売りに行く事も有るのだと言う。

そして少年のご両親のお墓に手を合わる。しかし、そこで私は小さな疑問を感じた。
二つの墓それぞれに花と水が供えてあるのだが、一方の墓だけが花で隠れんばかりなのだ。


いったいどういう事だろう?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

カニバリますか?

NO

いいえ

一行目の「・」に意味はありますか?

NO (←これではじまるとタグが出てしまうので

いいえ

そんな不思議なことがあるのも夢の中ならでは。ですか?

NO 紛らわしくてすいません、ヒントを出しました

いいえ

夫婦は一方が花で溢れさせるのが村の風習ですか?

NO

いいえ

一方の墓には水、他方には花が供えられている状態ですか?

NO 両方に水も花もそれぞれ供えてあります

二つの墓の下にはそれぞれ少年の両親のどちらかだけが埋まっていますか?

? 片方に父親、片方に母親です

はい

二つの墓の大きさに違いはありますか?

YES!

いいえ

一方は共同墓地なので花を供える人が多いですか?

NO

いいえ

夫婦どちらかが元村の長だったりしますか?

NO この地の貧しき人です

はい

7 同じ大きさの花が供えられているが、片方の墓は非常に小さいので花に隠れかけていますか?

YES! では、なぜそうなっているのでしょう?

いいえ

花で隠れんばかりの墓の下には少年の両親以外の者が埋まっていますか?

NO

いいえ

7 大きいほうの墓は母親の墓ですか?

NOYES (解説ではNOです)

いいえ

花の大きさに違いはありますか?

NO 10参照です

いいえ

どちらかが神の生贄として捧げられましたか?

NO

いいえ

先に死んだのは母親で、力自慢の父親が大きな石で墓を運んだから墓の大きさに差異が出来たですか?

NO!!  両方少年が まとめられますか?

いいえ

10 二人の死んだ時期が離れており、片方の墓石は風化して小さくなりましたか?

NO

いいえ

お墓が崩れてしまっているのですか?

NO

いいえ

12 父の墓は母がまだ生きているときに作ったので、二人で大きい石を運べたが、母の墓は少年一人で小さい石で作るしかなったので、花に埋もれていますか?

NO! 父の墓を作った時に母は病気でした まとめられますか?

いいえ

非現実要素はありますか?

NOYES 夢の中という設定ですが、問題の肝に非現実要素はありません

はい

核心15 父親の小さな墓は少年が小さなときに作ったもの。母親の大きな墓は少年が成長してから作ったものですか?

YES 正解です!

はい

核心先に死んだ親の墓は少年が幼い頃に作ったので大きい石を運べず、後から死んだ親の墓は少年が大きくなっていたので大きい石を運ぶことができ、小さい方の墓は花で隠れましたか?

YES 正解です!

答え

私は尋ねた。
彼は少し照れ、少し悲しそうに、そして少し誇らしげに答える。

「左の小さなお墓は父さん、花でだいぶ隠れちゃってるけど。
 僕が4つの時に亡くなったんだけど、その時もう母さんは身体が弱っていて殆ど起きる事ができなくて。
 泣きながら僕一人で石を積んだんだ、他に身内もいなかったからね。
 右の大きなお墓は母さん、結局そのまま回復せず僕が8つの時に遂に逝ってしまって。

 今なら二人のお墓をもう少し立派にする事もできるけど・・・
 僕が4歳の時の最後の父さん、僕が8歳の時の最後の母さんを忘れたくないから。
 これでもあの時の僕が精一杯、僕なりに作る事の出来た最高のお墓なんだよ。
 手を合わせてくれてありがとう。」


(そんな彼の言葉を薄れる意識の中で朧気に聞きながら私は旅立った、元の世界へと...)






FA条件&要約
(①この地の貧しい者達は、身内の者が石を積んでお墓を作る。)
②花の大きさは同じで、お墓の大きさの大小が違う。
「一方の墓だけが花で隠れんばかりなのだ(花で隠れんばかりに小さいのだ)」
③亡くなった年齢当時に運べる石の重さの違いがお墓の大きさの差異に。

①については、②③回答時点で既に前提となっていれば特には不要
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