ウミガメのスープ

『5 ロックオン the city 5 』

作者: yan

!?ロックがかかっている?

いつも通り目的の場所へ向かった彼は、予期せぬ足止めを食らった。
もちろん、彼に心当たることはない。

仕方なく第2の場所へと向かったが、しかし…
「ここもロックが…?」こんなことは初めてだ。しかも、2個所ともだなんて。

よく見れば、警察官が数人で近くを巡回している。
一般人の数もいつもより多い。しかも、普通とは違う雰囲気を纏った連中が紛れ込んでいることに彼は気づいた。
…人目をさけつつ、目的の場所にたどりつくのは難しそうだ。

それならば、と、彼は人気の多い場所へと向かった。
人に見られる可能性は高いが、逆にそこまで目立つこともないだろう。

だがその時、彼の向かう先から爆音が鳴り響いた。おそらく同じような事態が起きているのだろう、と彼は予想した。
その一方で、こんな交通量の多い道路でそのようなことが起きていることに、彼は驚きを隠せなかった。

事態を正確に把握した彼は、当初の目的を捨て、各地で五月雨的に起こっている事態のそれぞれの場所に向かい始めた。

結果的に、いつもやってるのと変わり映えのしないことを彼は行っていた。
しかし彼は、いつも以上の充実感と達成感を覚えていた。

どういうことだろう?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

定番ですが『祭』ですか?

YES! そうだな、祭りのうちに入るだろう!GJ!

はい

ロックって音楽のロックですか(・▽・)?

YES! 作者の傾向は読まれているようだな…しかしどういう状況かわかるかな?

ゲリラライブですか?

YESNO 正確には意味が違うけど近い! 無許可・無告知じゃなくて、ちゃんと許可されたライブだったが、同時多発的に行われる様はまさにゲリラ的だったよ!

彼が向かっているのはスタジオですか?

ええっと…「スタジオ=写真・映像・音などのメディア作品の作成のために使われる施設」…たぶん意味合い的にはNoかな。 最初の目的地も、事態を知ってからの目的地もスタジオではないんだ。ロックのライブはスタジオ収録などではなく、本当に街中で行われてたんだ。

彼は飛び入り参加しましたか?

ミュージシャンとしてならNOw 観客としてはYESって感じかな。

いいえ

「人目をさけつつ」という事は、彼は有名人ですか?

NO! ごく普通の一般市民、まさに庶民さ。ただ、庶民なりの楽しみを求める時に、人目をはばかることもあってね…

その「お祭り」は日本でよく行われますか?

うーん?どっちかというと珍しいほうかな?とりあえず3で答えたように、あちこちで同時多発的にロックライブが行われていたんだ。だから「祭り=ロックフェスティバル」と理解してもらっていいよ。

いいえ

彼の趣味は重要ですか?

NOかな。 まぁ「当初の目的」は「趣味」というより「嗜好」のほうだし、後のほうは…まぁ、「ロックに目覚めた」ってことで関係なくも無いけど、話の上では重要ではないと思うな。

はい

「あちこちで行われるロックライブ」は、ロックフェスの様に一つの祭りの中で行われているものですか?

YES! というより、ロックフェスそのものだったんだよ! ただ、開催されている場所がちょっと…あと、同時に数箇所で行われているのもポイントだね。そのせいで、私は「当初の目的」と同じようなことをするハメになったんだ。(タイトルの数字がヒントだよ。なぞなぞだけどね)

いいえ

5はファイブと読むべきですか?

NO! 「ご」と読むべきさ!いいところに目をつけたね。位置にも意味があるよ。それは私の当初の目的であり、ロックフェスの開催を理解したあとに私が取った行動でもある。

はい

彼の「当初の目的」は、あまり人に見られたくないことだったのですか?

YES! そもそも、目的の場所が、その、ゴニョゴニョ…。だからまさかそんなところでロックフェスが行われてるなんて思ってもみなくてね。

はい

重要な登場人物は彼一人ですか?

YES! あとは警察の人とかエキストラ的存在だね。

はい

当初の目的がえっちぃんですね(・∀・)?

YES! (●´ω`●)いやまぁ、子猫ちゃんとだね…

はい

「交通量の多い道路」だしcityだから、場所は都会なんですよね?

YES! 田舎とかだと無いような楽しい場所なのだよ、ムフフ♪

はい

カブキチョーみたいなところですか?

YES! まさに歌舞伎町のような歓楽街でした!

キャバクラ的なところでしょうか? (それとももっと激しいトコロ……(((・∀・)))あわわわわ)

YE…い、いやNOだよ! 子猫ちゃんと戯れたりするだけだからね!猫カフェみたいなところさ、ふう… (…実はYESなんだけど、内緒だよ(^_-)-☆)

いいえ

何だろう・・・急に亀○人の顔が浮かんできた。関係ありますか?(ド○ゴン○ールをご存じない方には大変申し訳ないのですが・・・)

NO 「ちょっとだけ関係あるんじゃよ」と答えたいところだけどw まぁ、スケベなのは共通しておるぞい。こう、ぱふぱふとか…。しかし亀仙人様なら、人目を気にせずどんな店にも入って生きそうな気も…。

はい

核心あー!わかった!「はしご」だーー!

YES! 「端5」=はしご(飲み屋さんを連チャンで回ること)でした!上のヒントは「梯子」「端午(たんご→はし午)ね! 解説行きます!

答え

毎週土曜日、歓楽街の飲み屋をハシゴするのが彼の習慣だった。
彼が最初に向かったのは「ニャンニャン喫茶」。歓楽街でもちょっといかがわしい地域にあるお店だ。

しかし、目的地に近づくにつれ、彼は違和感を覚え始めた。
…いつもより人通りが多くないか?それに、なにやらロック音楽が聞こえる…?

なんと。まさに、そのお店の前にある公園で、ロックミュージックがかけられていた。
どうやら生演奏らしく、人だかりができていた。

…こんな大勢の人がいる前で「ニャンニャン喫茶」に入るのは恥ずかしい。
(え?どんなお店かって?子猫ちゃんとニャンニャンして遊ぶお店さ!)

仕方なく、彼は2番目にオキニのお店「竜宮城」に向かった。
だがこちらでも、お店の前の空き地でロックコンサートが行われていた。
警察官も多数巡回しており、ジャンバーを着たスタッフたちが忙しそうに走り回っている。

ここであの派手なお店の入り口に入る勇気はない。ワカメ酒飲みたかったのに…
(え?「ワカメ酒って何?」だって?そりゃもちろん、ワカメが漬かっているお酒さ!健康に良いんだぜ!)

仕方ない。いかがわしいお店は後回しにして、クラブかラウンジに行こう。
そう考え、彼は歓楽街の中心のほうへ向かった。

しかし、その歓楽街中心部、メイン通りのど真ん中で、さらに激しいドラムとギターの爆音が鳴り響いているではないか。
ええ!?なんだこれ?なんで歓楽街の真ん中でロックコンサートやってんだよ!

許可は…取ってんだよな。警察官はむしろコンサートの警備に回ってる感じだし。何かのイベントなのか?

スタッフの一人を捕まえて聞いてみると、ロックの振興と、地震等の被災地域へのチャリティを目的として、毎年この時期にロックフェスティバルが開かれているらしい。
パンフを見ると、同じ通りの100mおきに3箇所、計5箇所で同時多発的にコンサートが行われている。

それにしても、こんな歓楽街の中で…
しかも、いかがわしい店の前やメイン通りで何箇所も同時に行われるだなんて。

…なかなか、粋なことをするじゃないか。
(今日は、酒を飲むのは後回しにするか)そう考え、彼は各地で五月雨的に開かれているコンサートの会場を歩いて回った。
当初の目的とは違ったが、彼はいつもどおり、歓楽街のあちこちをハシゴして回ることになったわけだ。

なんか、元気になるねぇ。
コンサートがすべて終わる頃には夜10時を過ぎていたが、歓楽街はまだまだ眠らない。

楽しいひと時を過ごした彼は、その体験を肴に、今度こそ本当の「習慣」に戻るのであった…

—  「ここもロックがかかっている…!」その日、シティを覆った出来事とは!? 

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