ウミガメのスープ

とかげのスープW

作者: とかげ

ある女が、知る人ぞ知るレストランで「とかげのスープ」を注文しました。
彼女はその「とかげのスープ」を美味しそうに飲み、シェフに聞きました。

「これは本当にとかげのスープですか?」

「はい……とかげのスープに間違いございません」

それを見ていた男は、絶対に美味しいと思っていた「とかげのスープ」を飲むことを諦めました。

何故でしょう?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

なぜ彼女がとかげのスープであるかどうか確認したかは重要ですか?

YESNO 一応意味はありますが、掘り下げなくて大丈夫です

いいえ

とかげのスープの色は重要ですか?

NO 黄金色でした。

いいえ

助詞の「と」は重要ですか?

NOw 「ひかりとかげのスープ」=「光と影のスープ」系ではないです

はい

男が絶対においしいと思っていた「とかげのスープ」と彼女が飲んだ「とかげのスープ」は同一のものですか?

YES! 同じメニューです!

いいえ

このレストランの「とかげのスープ」は男が飲みたかった「とかげのスープ」とは全然別物でしたか?

NO! 同じメニューです!

いいえ

レストランが有名でも成り立ちますか?

NO! 成り立ちにくいです(でもこの部分を考えなくても正解は導けます)

いいえ

男は女と同じレストランにいますか?

NO! 同じ空間にはいません!

はい

男は注文しようと思えばとかげのスープを注文できますか?

YES! 注文が不可能という意味ではありません!

いいえ

男は二度ととかげのスープは飲めないだろうと思いましたか?

NO! 飲むことが不可能なわけではありません!

いいえ

彼女が全部飲んじゃうからですか?

NO 彼女のスープを分けてもらう予定ではありません

いいえ

男はシェフの応対を見て、とかげのスープを飲むのを諦めましたか?

NO! シェフが出てこなくても、それが「とかげのスープ」であることがわかれば諦めました

いいえ

とかげのスープは賞品でしたか?

NO お店のメニューです

女と男は知り合いですか?

YESNO! 関係しません!(解説では特に知り合いではありません)

はい

男は人間ですか?

YES 爬虫類ません!

男は猫舌ですか?

YESNO ふーふーしません!

はい

男は映像をみていますか?

YES! 男は映像を見ています!

いいえ

ロシアンルーレットみたいに当たりと外れがありますか?

NO 味の当たり外れがあるわけではありません

6,7 男が通っていた隠れ家的なお店がテレビで大々的に取り上げたので、これからは多くの客が並び混みまくるので男がとかげのスープを頼むことが出来ないと思いましたか?

テレビに取り上げられたYES! お店が混むこと自体は重要ではありません!

いいえ

とかげのスープの原材料はすでに絶滅していますか?

NO! とかげのスープは量産可能です

TVのグルメ番組で紹介された事により隠れた名店に人が押し寄せ入れなくなると男は考えましたか?

グルメ番組YES! ですが混むことは関係ないのです!

とかげをJKと置き換えても問題として成立しますか?

JKのスープ……ごくり。い、いえNO! カニバリません!

いいえ

18 とかげのスープは数量限定なので人気が出たら数が足りず飲むことが出来ませんか?

NO 店の人気は関係しません!

かにばらないのですか?

かにばりませぬ (゜Д゜)要素はないです!

トカゲの腹の中にスープが詰まっていますか?

YESNO むしろそのくらい思いきった料理の方がイメージが湧きやすいかも!

いいえ

諦めた後も、男はとかげのスープが絶対に美味しいと思っていますか?

NO もう美味しくありません ※ミスリード注意

男は番組を見て、とかげのスープが不味いのではないかと思いましたか

その質問だとYESともNOとも答えられます! ※ミスリード注意

ところでとかげさんのスープが美味しいって本当ですか?

え? 自分の手づくりのスープってことですか? そりゃあもう……食べる物を足し算すれば食べられる物になるはずだと思っている派ですので、味はご想像にお任せします

とかげのスープはまずくなることが予想されますか?

その質問だとYESともNOとも答えられます! ※ミスリード注意

男はトカゲのスープを飲んだことがありますか?

YESNO! 解説では飲んだことがありません

男は、その女が食レポをしているのを、この他にも見たことがありますか?

YESNO 初めて見る女性でも成り立ちます

いいえ

グルメ番組にも関わらず、味音痴で有名な女が出演していましたか?

NO! 女性が美味しそうに食べていることを疑ったわけではありません!

はい

登場キャラは男女とシェフととかげだけですか?

YES! 特に重要なのはとかげの存在ですよね!

いいえ

調理の様子を見てしまったからですか?

NO 自分も見たくありませんねそれは……

いいえ

女が食レポで美味しくない時に言う決まり文句をいったので、とかげのスープが美味しくないのだと思った男は、とかげのスープを飲むのを諦めましたか?

NO! 女の様子からスープの味がマズイと思ったわけではありません!

いいえ

材料のあまりの可愛らしさにもう食べられませんか?

NO! 可愛いですよね、自分にとっては可愛いですけれども……

いいえ

男は、女が美味しいと言った物を食べておいしいと思ったことがないので、この女が美味しいというなら自分の口には合わないな、と思いましたか?

NO! 味覚は関係しないのです!

はい

男と女とシェフ以外に重要な登場人物はいますか?

YES! ただし8、9の通り注文が不可能なわけではないのです

はい

問題文のとかげのスープとは、トカゲを材料に作ったスープという意味ですか?

YES!! 重要です!!

いいえ

とかげのスープが春雨のスープでも成り立ちますか?

NO!! 成り立ちません! 重要です!!

いいえ

女は材料のトカゲを持ち込んでいましたか?

NOw 「これそこで取ってきたとかげなの、調理してくださる?」ません!

いいえ

男がとかげのスープだと思っていたものと実際にレポーターが食べていたものはあまりにもかけ離れていたので、男が想像していた「とかげのスープ」を食べることは叶いませんか?

NO!! とかげのスープ自体に誤解はなかったのですが……

いいえ

テレビを見ていたので、その時作っていたとかげのスープの調理を失敗してしまい、そのスープを飲むのを諦めましたか?

NO! 出てくる「とかげのスープ」はそのレストランで出てくる料理の名前で、同一のものです

はい

男が見ていたテレビ番組は、ドラマなどのフィクションではなく、実際に存在するレストランで実在するメニューを食べた映像を流す番組でしたか?

YES! 実在しないと成り立ちません!

いいえ

38より。男がとかげのスープを絶対に美味しいと思っていたのは、男が、とかげの味が好きだからですか?

NO!! 味は関係ありません!

いいえ

男は、とかげのスープについて勘違いをしていた事をテレビを見て気づき、スープを飲むのを諦めたのですか?

NO! 勘違いしていたわけではないのですが……

いいえ

とかげのスープは、見た目が男の許容範囲を超えていて、とても飲めそうにありませんでしたか?

NO!! むしろ飲めそうにない見た目の方が男は良かったかも!

いいえ

男は何か勘違いしていましたか?

NO! 勘違いしていたわけではありません

いいえ

美味しいとかげのスープを売ればウハウハだと思っていたけど、先を越されましたか?

NO! ですが「先を越された」重要ワードです!

とかげがまだ生きたままで、スープの中でぴくぴく動いており、可哀想で食べられなくなりましたか?

Oh NO……それは泣いちゃう……

男はテレビ番組を見る前に、そのレストランに行ったこと自体はありましたか?

YESNO 解説では行ったことはありません

いいえ

男はゲテモノ趣味で、一般の人が美味しそうだと思うものには食欲を感じませんか?

NOですが、「ゲテモノ」重要ワードです!!

いいえ

ゲテモノが食べたかった男は、その食レポを見て、案外一般受けしそうなスープである事にがっかりして、とかげのスープを飲む気がなくなっちゃいましたか?

NO!! ゲテモノを食べたかったわけではなく……!

いいえ

「とかげのスープを作らないか?」という申し出を飲むのを諦めましたか?

NO! 「飲む」の方は「飲食物を口から体内へ送る」という意味です、がその着眼点は重要です!

はい

FAを導くために、男のプロフィールについてで、まだ質問によって明らかになっていない重要な情報はありますか?

YES! 男について、重要な要素がまだ残っています!

男は誰も食べた事のないような物が食べたかったが、テレビで取材されたとなれば広く知られてしまうので、とかげのスープを飲むのを諦めましたか?

YESNO! 「食べたことがない物」は確かにそうですが、ただ食べたことがないだけではなくて……

男もグルメリポーターでこのとかげのスープを飲めば視聴率も取れて美味しいな、と考えていたが女性リポーターに先を越されたのでもういいやとなりましたか?

「美味しい」の意味YES!! ですがただ先を越されただけでなくて……

いいえ

男はとかげを材料にしてスープを自作する気でいましたか?

NO レストランで食べる気でした

いいえ

(55+56)/2で完全解凍ですか?

NO! まだ足りません!

はい

男もテレビに出る側の人間ですか?

YES!! 男もテレビに出る側です!

はい

核心男は芸人で、ゲテモノであるとかげのスープをテレビで飲む仕事はおいしいと思っていたが、先に取材されてしまったので、男が食べる時のインパクトが減るため、ゲテモノを食べる時にとかげのスープを飲む事を諦めましたか?

YES! 正解です!

いいえ

男用だった一番おいしい熟成されたとかげスープをTV用に出されてしまいましたか?

NO 熟成されると濃厚になるのかしらん……

はい

核心男は芸人で、ある番組の企画でゲテモノのトカゲのスープを飲むという企画で売り出そうと思っていたが、実際にとかげのスープが存在し、しかも美味しいと知り、とかげのスープを飲むという企画にはうま味がないと判断しましたか?

YES! 正解です!

いいえ

男は見た目がいかにもゲテモノだけれど味は美味しい!という意外性のある料理を創作したいと思っていたのに、テレビを見てアイディアが先越されていたことにきがついたので、自分でとかげのスープを作るのはやめようと諦めましたか?

NO オリジナリティあふれません!

いいえ

男はフロンティア精神溢れる料理人ですか?

NOw 料理人ではないです!

いいえ

56 とかげのスープの見た目が思ったより普通だったのでこれじゃインパクトが無いしもういいや ですか?

NO! 見た目ではなくて……

答え

森の中のレストラン、というフレーズを聞いた瞬間、嫌な予感がした。
交通の便が悪く、近隣に他の建物もないせいか、知る人ぞ知るレストランと言われているその店は、メニューも変わっているのだとか。
ログハウス風のこじんまりした店の名は、「アルマジロトカゲ亭」。
注文する料理はもともと決まっていたらしく、女が席に着くとすぐにウエイターが湯気の立つ皿を運んできた。

「わー! これが例のスープですか!?」

女は甲高い声をあげる。ややオーバーリアクションではあるが、愛嬌のある笑顔に嘘はなさそうだ。運ばれてきた料理に目を輝かせ、ウエイターの説明を熱心に聞いている。
彼女は「例のスープ」と言っていた。この店で、そんな風に呼ばれるメニューはおそらく。

「見た目は普通のコンソメスープに見えますね……」
張り切った様子で、女は大げさにスプーンを構える。スープをすくいあげたスプーンを丁寧に目線の高さまで持ち上げ、そして、彼女は何の躊躇いもなくそれを口にした。
口に含んだ一口で、彼女の表情は更に和らぎ、美味しそうにほほ笑んだ。

これは、『不味い』かもしれない。

不安と焦りがあったが、女から目を離すことはできなかった。
彼女は傍に控えていたシェフに思わせぶりに視線を送り、シェフもそれに応えてすっと前に出る。

溜めに溜めてから、彼女は尋ねた。

「これは本当にとかげのスープですか?」

一拍置いて、シェフが頷く。

「はい……とかげのスープに間違いございません」

女はもう一度スープを掬い、黄金色の綺麗な液体を掲げた。

「『とかげのスープ』……これ、『美味しい』です! すごい、何これ、美味しい!」

相変わらず甲高い声のまま、優しい味がする、お肉は意外と柔らかい、など感想を呟きながら、スープを飲み続ける。

そこまで見て、男はがっかりして、ため息を吐いた。




「残念でしたねー……珍しいゲテモノ料理だと思ったんですが」

他にもあの女が『とかげのスープ』を飲むのを見た人間がいたらしく、ミーティングではすぐにその話になった。

「爬虫類は嫌いな人多いからなあ。ほんと良いネタだったんだけどなあ……」

悔しそうに嘆く声に、同調する声。

「まさか『とかげのスープ』がダブるとはね。他局のグルメ番組で先に使われちゃうとは……『アルマジロトカゲ亭』って聞いた瞬間凍りついたよ……」

「いや、むしろ撮影前にわかって良かったですよ。バラエティ番組の罰ゲームで芸人の僕が飲むスープを、グルメ番組で可愛い女性タレントに美味しそうに飲まれちゃったら、たまらないですからね……」

あの日から幾分立ち直った男がフォローする。

「確かに、放送しちゃってたらネットで叩かれるでしょうね」

「他の罰ゲーム考えなきゃなあ……」

「しかし、『とかげのスープ』を普通にグルメとして扱う番組があるとは……あのタレントも度胸があるというかなんというか……」

非常に珍しい、『とかげのスープ』を出すレストランを見つけたときは、番組スタッフ一同、これだと思った。
ゲテモノ料理は、バラエティ番組にとってありがたいネタである。タレントや芸人が、嫌がって叫び、泣き、顔をしかめながら無理に食べる映像は、よくある罰ゲームとして視聴者にウケるからだ。しかしながら、全く同じ料理を、可愛らしい女性タレントにグルメとして食べられてしまっては……どう考えても分が悪いのはこちらだろう。

『美味しい』ネタを諦めるしかなかった男は、『不味い』表情を浮かべて、ぼやく。

「そういえば、どんな味がするんだろうなあ、『とかげのスープ』……」

END

男はバラエティ番組の罰ゲームで「とかげのスープ」を飲むことになっていたが、先に女がグルメ番組でその「とかげのスープ」を美味しそうに飲んでいたため、罰ゲームに使えなくなってしまったから。

— スープおかわり!

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