ウミガメのスープ

ステイガーの日本食歩記2

作者: 長串望

元ユダヤ教徒のステイガー。
美味しいもの食べたさに国を捨てて日本へ来た食道楽の不信心もの。

今日は友人と食事である。
お気に入りの店で料理を注文したのだが、
友人はそれを見て眉をひそめてこう言った。

「うーむ、よくそんなものが食べられるね」

しかし違う食材を使ったものを注文すると、
友人も大層喜んでそれを食べた。


一体彼らが食べているのはなんだろう?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

友人はユダヤ教ですか?

YES ユダヤ人の彼はステイガーに会いにはるばる国からやってきてくれました。

いいえ

その料理は食材が変わると名前も変わりますか?

NO その食材の○○というような言い方になります。

いいえ

↑するめではないのですね~。それはスシですか?

NO 寿司ではありませんでした。

はい

その料理は日本食ですか?

YES その料理は日本食でした。

いいえ

"汁"的なものは料理に入っていますか?

NO 汁的なもの、は、ないです。

はい

彼がその料理を敬遠したのは日本人じゃないからですか? (ユダヤ教は関係ありませんよね?)

YES 彼が料理を敬遠したのは、日本人ではなかったからでした。というよりはなじみがない人種だったからでした。

いいえ

料理は天麩羅ですか?

NO 料理は天ぷらではありませんでした。

はい

核心料理は刺身でしたか?

YES 料理は刺身でした。解説に参りましょう。

★
いいえ

発酵させる料理ですか?

NO 発酵させる料理ではありませんでした。

答え

元ユダヤ教徒のステイガー。
美味しいもの食べたさに親に勘当されて日本へ来た不孝者。

今日は国からはるばるやってきた食道楽の友人と食事である。
そこで最近お気に入りの店に入って日本の食べ物をご馳走しようと考えた。

まず最初に頼んだのは刺身だったのだが、友人は眉をひそめた。

「うーむ。よくそんなものが食べられるね」

彼もなかなかの食道楽だったのだが、生魚を食べるのは苦手らしい。
自分が初めて日本に来た時も似たような反応だった気がするが、
今では平気でぺろりと食べてしまえる。

そこで注文したのはこんにゃくと湯葉の刺身。
友人も最初は訝しげに見ていたが、食べてみるとこれが好評。
こうやって刺身に慣れていけばいずれは食べられるようになるだろう。

今度はヤシの実で刺身でも作ってあげようか。
いまはなきレストランの、アミルスタン羊に思いをはせて。

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お疲れ様でした。
ステイガーの日本食歩記2~サシミ編~、如何でしたでしょうか?

問題をほとんどそのままお出ししました。ミスリードは細工包丁程度。

友人が日本人でないことを当てさえすれば、大分絞られてまいります。
ユダヤ教徒であるとまで言い当てたあなたは、宗教的戒律に頭を取られるかもしれません。

ミスリードと言えるミスリードはその程度。
普段当たり前のように食べている生魚が、
受け入れられつつあるとはいえまだまだ狭い世界のものであることに気が付けば簡単です。

ところでどうして材料を変えると友人は食べられたのか、おわかりでしたか?
サシミと言えば生魚というイメージですが、意外とそうでないものもあるのです。
その点で言えば、寿司という答えはあながち間違いでもありませんでした。

シンプルなお料理ですから、深くお考えにならない方が逆に解けるかもしれませんね。

それではまたお会いいたしましょう。

— 奇妙な食べ物。難易度は下~中。

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