ウミガメのスープ

よくないはなし

作者: てんぐも

家の片付けを頼まれたカメオは

母の言っていた引き出しがとうとう見つからなかったために

欲しがっていた車を買えるようになり涙した


どういうことだろう?

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

いいえ

母が死にかけている時に『薬が引き出しの中にある』と言われたけれどどこにあるか分からずに、その結果母が死んでしまったので保険金で車が買えたけれど涙しましたか?

NO ですが重要な要素が含まれています

はい

車を買えるようになったのは、何かの理由で大金が手に入ったからですか?

YES

いいえ

1 保険金は重要な要素ですか?

NO

いいえ

母が言っていた引き出しは、家の中にありましたか?

NOになるでしょうが… ミスリード注意です

はい

カメオは母に感謝しましたか?

YES 感謝もしたでしょう

はい

重要キャラは、母とカメオのみですか?

YES

はい

家の片づけは身内に頼まれましたか?

YES

言葉遊びはありますか?

簡単なものですがYES

はい

母のおかげで大金を得ることができたので、感謝の涙を流したのですか?

YES

はい

母が死んで、死んだ後の家を片付けてくれと、遺族であるカメオに頼み、大金は母の財産を相続したお金ですか?

YES 大筋はこの通りですが、二行目についても明らかにして頂ければ正解とします

いいえ

母は口座にお金を残していてそれを引き出してくれと伝えるつもりが引き出しだけが伝わってしまいましたか?

NO

いいえ

引き出しとは机やタンスなどの引き出しですか?

NO

はい

車を欲しがっていたのはカメオですか?

YES

はい

死んでいる登場人物はいますか?

YES 10の通り母が亡くなっています

はい

核心母はカメオのためにお金を溜め込んでおりお金を引き出すこともせず、預金通帳を見てそれを知ったカメオは、母の親心に感謝して泣きましたか?

YES!! 正解です

はい

タイトルの「よくないはなし」とは、「欲無い話」ですか?

YES こちらも正解でした

いいえ

母の言っていた引き出しは実在しますか?

NO 「引き出し」という物体は存在しません

引きだしを見つけていた場合、遺産は相続できませんでしたか?

YESNO 関係ありません

答え

カメオがまだ幼い頃に父に先立たれ、以来女手一つでカメオを育ててくれた母カメコ。

苦労もあったけれど、成人して、なんとか仕事にも就くことが出来て。
今はまだ少しずつ仕送りを送る程度しか出来ないが、いつかはもっともっと、母の喜ぶことをしてこれまでの恩返しをするのがカメオの目標だった。


けれど、知ってもいた。母がこれまで、カメオのためにどんなに無理に無理を重ねていたのかを。


突然倒れた母が、きっともう家に戻れる日は来ないのだと、カメオも、母自身も気が付いていた。
申し訳ないけれど、私がいなくなったら家の片付けをお願いね。最後まで面倒かけてごめんなさい。
お母さん、あなたがいてくれてずっと幸せだった。
それが母の最後の言葉になった。


通夜や葬儀を終えて、一週間。
しばらくは動く気にもなれなかったが、明日からは流石に仕事に戻らなければいけない。
カメオが重い腰を上げ母に頼まれた遺品の整理を始めると、出てきたのは大切にしまわれた預金通帳。
就職してからは寮暮らしでそう頻繁に会うことも出来なかったけれど、母の暮らし向きは至って質素で。
何度も何度も仕送りのお金で好きなことをしてくれと頼んだが、ちゃんと引き出している、使っているからと笑うばかりだったことを思い出す。
そう大きな額は入っていないだろうけれど、これも相続財産として整理しなければな、と中を見てみれば、
そこに並ぶのは毎月二回ずつの預金の記録と、少しずつ増えて行く残高。
この片方は、カメオの送っていた仕送りだ。じゃあ、もう一方は…?

捲れども捲れども、並ぶのは預け入れの記録ばかり。お支払い額の欄に数字が並ぶことは無く。
そうして一番最後には、見慣れた優しい字のメモが挟まっていた。


カメオへ

きっと、入院や、そのあとのこと、あなたにはたくさん負担をかけたと思います

あなたから預かっていた仕送りと、お母さんの働いたお給料から少しだけ

お母さんからあなたに遺せるものは、これだけしかないけれど

これで昔から欲しがっていた大きな車を買って

自分で稼いだお金を自分の好きなこと、自分の夢のために使ってください

カメオが幸せに生きてくれることが、私のいちばんの幸せです

母より



ちがう。

カメオは泣いていた。

引き出しなんて、結局一度も無かった。母の優しい、酷い、嘘だった。
車は、母と、出来ればいつか出来る家族みんなを乗せて、行きたい所、見たいもの、ずっと働き詰めで生きてきた母の希望を全部叶えてやりたかった。
こうして残されるより、少しでも、どんなものでも、あなたが喜ぶものに、あなたの好きなもののために使って欲しかった。


母さん。

母さん、俺の夢はただ、



あなたに生きていてほしかった。
それだけだったんだ。


— よくあるような話です。よろしくお願い致します。

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