ウミガメのスープ

文才のない男

作者: みったん

男には日課があった。
それは手紙を書くこと。

彼は手紙を書き終えると封筒に入れポストに投函する・・・のではなく、一人の女の前に持っていく。
そして自ら封を切り、その内容を読んで聞かせるのだ。
この行為を毎日欠かさず行っている。


一体何故こんなことをしているのだろうか?

*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*.....*


元ネタがあります

出題者が、解き手の進み具合に応じて上から順に出すためのヒントです。

ヒントはまだありません。

過去の実際のやりとりです。質問されたら参考に答えてください。

はい

女は盲目ですか?

YES!!!

いいえ

オカルト、ファンタジー、比喩はありますか?

NO

いいえ

登場人物は二人ですか?

NOでいいでしょう

はい

手紙の内容は重要ですか?

YES!!!

いいえ

2人は夫婦ですか?

NO

いいえ

女は男の家族ですか?

NO

いいえ

(*'-'*)と(゚ω゚)のラブロマンス物語ですか?

NOですが・・・・NOですが・・・・w

はい

男は女のために手紙を書いているのですか?

YES

手紙は恋文ですか?

うあー微妙ですがYESでいいでしょう

はい

男は女の好きな別の人からの手紙だと偽って手紙を読み聞かせていますか?

YES!!

はい

男は、その手紙を自分が書いたとは思わせないように、女の前であえて封を切るのですか?

YES!!

核心女の恋人はもう死んでる。その事を知られない為に自分で手紙を書いて、読んでますか?

ええええええええΣ(´∀`;) 恋人じゃないけど90%正解なので解説行きますww

はい

男の職業は重要ですか?

YES

届いた手紙のふりをしていますね?

つまりそういうことです(o・×・o)ノ

いいえ

男は郵便配達員ですか?

NO

しかし結局女は全て見抜いていた?

さあどうなんでしょう?それは解説にて(o・×・o)

はい

女の人は常に家にいますか?

YESですねー

アイゼンさんナイススナイプ(・∀・)

速攻でやられた(o´・×・o)簡単すぎたかなー

うん、答えが分かったと思ったら先にかかれてたぜ!(´。。)

どんまい(o・×・o)ノw

いいえ

手紙はトイレで書いてますか?

NOwもっと見つからない場所あるだろww

泣きたい。アイゼンさんさすがですね。

泣きたいのはこっちだ(o´;×;o)ww

こういううるっとくる話好きだなぁ♡(*´∀`*)

元ネタはもっと話が複雑で色々省いたらこうなったw

元ネタにわくわく。実体験かな~

元ネタ書くの忘れたw

そうか、フワスチャンがきのこ娘の為にこんな事を…

そうそう、そうなんです(o´・×o)

「返事書かないと」という女に、男はいたたまれない気持ちになりましたか?

届くはずのない手紙を書いてる姿を見るのは悲しいでしょうね(o´・×・o)

みっちゃんの問題にはトイレはつきものですか?

トイレに行く際は私のことを思い出してね(o・×・o)+。*゚

答え

まだ電話もメールもなかった時代の話。
私の主人は自分の妻をとても愛していた。仕事の都合で遠く離れて暮らし始めてからは、妻宛てに毎日手紙を寄越した。


『奥様、今日も旦那様から手紙が届いております。』
この家の執事である私は封筒から手紙を取り出すと奥様に読んで聞かせた。これが日課だった。
『また同じような文面ね。あの人ったら、本当に文才がないんだから。』
そう言いながら微笑む彼女。
彼女は目が見えなかった。


ある日いつものように手紙が届く。
しかし、それは旦那様からのものではなかった。
私は封を開けその内容に愕然とした。
それは旦那様が乗っていた船が難破したことを伝える内容であった。
『・・・どうかしたの?』
彼女の声でふと、我に返る。
『・・・何でもございません。それでは読ませていただきます。』
私は手紙を読んだ。
口から出てきたのは目の前の手紙の内容ではなく、何度も読んだ旦那様からの手紙の文面だった。
いつものように微笑みながら耳を傾ける彼女。
私は彼女の悲しむ姿なんて見たくなかったんだ。


*.....*.....*.....*.....*


それから私は毎日手紙を書いた。
旦那様からの手紙の内容を真似て、偽って、彼女に聞かせた。
目が見えない分耳がいい彼女に悟られないよう、わざわざ封筒に入れ封を切って見せた。
彼女を騙している罪悪感で一杯だった。


それでも私はやめなかった。
彼女を悲しませたくなかった。
微笑む姿が見たかった。



今日も私は偽りの手紙を書き、読み続ける。
微笑みながら聞き入る彼女の姿と時の流れに、いつしか罪悪感は消えてなくなっていた。
無理もない。
あれから五十年もの時が経過していたのだから。
電話もメールも普及したのに、旦那様は電話の一本も寄越さない。
彼女だってとっくに真実に行き着いているはずだった。

それでも私は読み続ける。
これが私たちの“日常”だからだ。
彼女も手紙の内容に耳を傾ける。
きっとそれが彼女の“すべて”なのだろう。
手紙を読み終えると、彼女は微笑みながらこう言うに違いない。





『また同じような文面ね。あの人ったら、本当に文才がないんだから。』

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